[PDF] Ⅹ 皮膚に用いる薬 外皮用薬は、皮膚表面に生じた創傷や症状
加齢と生活環境・習慣に伴う皮脂欠乏が基本にある。皮脂欠乏により皮膚のバリア機能が低下し,外界からの刺激を受けやすくなることでかゆみが生じる。かゆみを伴うことで搔破を繰り返し,二次的に地割れ様の湿疹が生じる。
主なステロイド性抗炎症成分としては、デキサメタゾン、吉草酸酢酸プレドニゾ ..
ボアラをまぶたに使用すると、眼圧亢進や緑内障をまねくおそれがあります。また、大量あるいは長期にわたり広い範囲に使用したり密封法(ODT)を行ったりすると、緑内障や後嚢白内障などがあらわれることがあります。ボアラの使用中に、まぶしさや目のかすみ、頭痛、目の痛み、視力低下などを感じる場合は、これらの副作用の初期症状である可能性があるため、すみやかに診察を受けてください。
なお、ボアラに限らず、ステロイド外用薬を長期間使用中に上記に該当する疾患にかかったり症状があらわれたりした場合は、自己判断で薬の使用を中止しないで診察を受けてください。急に薬の使用を中断すると、ステロイドでおさえられていた症状が悪化するおそれがあります。
イトラコナゾールとデキサメタゾンの併用により、デキサメタゾンの血中濃度上昇が報告されてい.
中高齢者の下腿伸側に好発する。上肢外側,腰背部,腹部にも生じやすい。皮膚は粗糙化し,粃糠様の鱗屑・落屑に加えて,網目状の紅斑,地割れ様の亀裂,点状痂疲,丘疹,搔破痕がみられる。
ボアラには軟膏とクリームの2つの剤型があり、皮膚の状態や部位などに応じた使い分けが可能です。
適応疾患は、・皮膚炎群、、痒疹群、、などで、通常は1日1~数回、適量を患部に塗布します。
ただし、軟膏・クリームとも、皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には、原則として使用しません。やむを得ず使用する場合には、あらかじめ適切な抗菌剤や抗真菌剤による治療を行うか、これらとの併用を考慮します。
5-(ピリジン-4-イルオキシ)-ペンタン-1-オール(化合物No
爪白癬は病変部を爪切り、ニッパー、ドリルなどで除去して抗真菌剤を塗れば治る方も時々いらっしゃいますが、抗真菌剤の飲み薬の方が治療効果はより高いです。内服中は採血をして副作用がないこと確認することもありますが、たいていの方は問題なく内服可能です。また、既に内服薬が多数の方でも内服可能な抗真菌剤もあります。
かゆみが強い場合や紅斑などの炎症所見がみられる場合には,ステロイド外用薬を適宜使用する。湿疹の重症度に応じて適切なランクのステロイド外用薬を用いる。瘙痒が強い場合は,搔破抑制のために抗ヒスタミン内服薬を併用する。ステロイド外用によりかゆみや炎症所見が軽快した後は,保湿剤を十分に外用する。特に,入浴後に保湿剤を塗布することで高い効果が得られる。再燃しやすい疾患であるため,治療継続の必要性を患者に十分説明する。
ステロイド外用薬「ボアラ(デキサメタゾン吉草酸エステル)」ストロングクラス ..
治療法ですが、爪以外の水虫は抗真菌剤を塗るのが主体になります。ただし足の裏が分厚くなるものは抗真菌剤の飲み薬がより効果的です。
1)入浴時に患部を石鹸でよく洗うこと。
2)患部より広めに抗真菌剤を1日1回薄く塗ること。
3)再発予防のため見た目がきれいになっても最低3か月は塗り続けること。
4)患部が高温多湿にならないように乾燥させること。
以上の4つが重要です。
このようにお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、答えは全て「いいえ」です。足の爪や皮膚に変化があっても顕微鏡検査で白癬菌を見つけて初めて、水虫と正しく診断することができます。また、かゆくない水虫の方も多数いらっしゃいます。顕微鏡検査で白癬菌が見えない場合は他の疾患を考えなければならず、その治療方針は水虫とは異なります。皮膚科医でもちょっと見ただけで全ての患者さんを正確に診断するのは至難の業です。だからこそ皮膚科医は顕微鏡検査をします。
水虫なんて放っておいてもたいして困らない、とよく聞きます。しかし足の水虫を放置すると,症状が悪くなり治りにくくなる、足以外の部位へ拡大する,他の方へうつす、足白癬の患部から細菌が侵入し感染症を起こす(ごく稀に生命に関わる)ことがあります。また爪の水虫の放置は,白濁や変形、靴下やストッキングが破れる、爪を切れない、巻き爪の合併による痛み、歩行障害の原因になるという問題があります。
自己判断で市販の抗真菌剤を塗り始めて、それでも良くならないので皮膚科を受診するという方をしばしば見かけます。しかし受診数日前までそれを塗っていて、かつ顕微鏡検査で白癬菌が見つからなかったときは二つの場合が考えられます。湿疹などの水虫以外の疾患、あるいは市販の抗真菌薬で白癬菌が減っているがその薬でかぶれている、のいずれかです。このような場合は抗真菌薬を中止して、ステロイド剤を塗る治療を始めます。そして後日皮膚科を受診してもらい、再度顕微鏡検査をすることになります。このように既に市販の抗真菌剤を塗っていると治療に少し手間がかかります。そのため市販の抗真菌剤を塗る前に皮膚科を受診した方がより早く治療できることがあります。また、皮膚が割れているところに抗真菌剤を塗るとかぶれて悪くることがしばしばあるため、抗真菌剤以外の塗り薬が必要になります。さらに、市販の抗真菌剤には医師が処方する抗真菌剤にはない様々な成分が含まれており、それらの成分でかぶれることがあります。