火災対応力の強化を検討していたところ、消防機器メーカーから海外の消火資器材.
・圧縮空気発泡装置(CAFS)に関する基礎実験
・小屋裏への延焼防止効果に関する実験
・PPVに関する基礎実験
・壁体内部の延焼に関する実験
・静脈路確保用上肢固定器具の開発
・防火手袋の熱伝導性等に関する検証
・検証現場における灯油成分等の効果的な検出方法について(その2)
【情報提供】
・平成27年度における札幌市消防職員提案審査会の実施状況
消火用の放水ノズル「コブラ」 札幌市消防局、民間2社と共同開発
今回の訓練に使用されたのはスウェーデンにあるコールドカットシステムズ社製の「cobra」と呼ばれる装置で、ウォーターカッター機能とミスト消火機能を併せ持つ。日本においては平成19年に登場したウォーターカッター車に同装置が搭載されており、貫通高圧水霧冷却消火装置とも呼ばれる。同装置を活用した消火戦術(cobra戦術)はヨーロッパの消防士達によって確立され、世界約40ケ国で実践されている。
Scan:赤外線カメラによりどの区画が何度になっているかを把握。これにより外から内部を見る。
Cool:適応ありと判断すれば冷却放水を実施。この間も指揮者は温度変化に注視する。
Clear:温度低下を確認したらドアを開放し、加圧排煙を実施。火災ガスや蒸気等を除去する。
Attack:環境改善が図られたところで内部進入を図り火点を叩く。先の冷却放水で鎮火に至っている場合は残火処理を実施。
札幌市消防局が民間企業と共同で開発した札消式水力換気ノズルで、その名も「COBRA(コブラ)」。
ヨーロッパにおいて同戦術が積極的に取り入れられているのは、内部進入に伴うリスク回避と安全性を向上させるために他ならない。こうした安全管理の面から見ても、壁面貫通消火戦術は高い効果が期待できる。手技や活動要領と等しく重要なこうしたコンセプトについてもレクチャーが行われ、学生にとって得るものが多い授業となった。
・既存訓練施設を活用した泡放射訓練施設の開発及び消泡手法の検討
の吸気口からの消火が困難な場合等には、吸気口で空気の吸い込みを認識で
質疑応答の時間には、1つの疑問について学生からの質問が集中した。穿孔を行うその先に人がいないことをどう判断するのか、いると想定した場合はどのように対処するのかという疑問だ。これに対しては現場一巡とその際の熱画像カメラの活用がポイントとなる。経験豊富な指揮者であれば、五感やサーマルスキャン情報から内部の状況を読み取ることが可能で、現実的にその先に生存者がいるかどうかを判別できるという。あわせて、穿孔を行う際に高い位置を狙うことで、床付近に倒れた要救助者は避けることができる。こうした考え方によりヨーロッパでは積極的にcobraの活用が行われており、要救助者を傷つけてしまうといったケースもないとのことだった。
・クラスA泡消火剤使用時に発生する蒸気等の危険性に係る検証
スウェーデン製ハイテク消火器「コブラ」で、危険作業に革命 ..
同戦術ではまず、指揮者が赤外線カメラを活用した360度全周の状況確認(現場一巡)を実施し、サーマルスキャンにより得た情報から戦術の構築と意思決定を行う。cobraの効果が期待できる状況であれば、火災ガスの冷却や火勢の制圧を狙うべく穿孔と放水を実施する。サーマルスキャンにより温度低下が確認された段階でドアを開放し、同時に加圧排煙を実施。これにより火災室に残る火災ガスや燃焼生成物、熱気、そして蒸気を除去する。これらを経て一定の安全が確保されたら内部進入を実施。火点に対する直接放水により鎮圧を図る。外部からの注水に使用するツールにより手順や効果に変化は生じるが、これが壁面貫通消火戦術の基本的なスキームとなる。
これまで建物火災で効率的に排煙する為にPPV(陽圧排煙)が活用されていますが、より安全・迅速・容易に使用できる資機材の誕生です!
クラスA火災用・泡消火薬剤による消火システムは、弊社によって1998年の国内 ..
日本においては切断ツールという認識が強いウォーターカッター装置も、壁面貫通消火戦術に活用される装備の一つ。JR西日本福知山線列車事故を教訓に、可燃性ガス等の充満した場所でも使用できる装置として、平成19年に総務省消防庁がウォーターカッター車を整備し、東京消防庁、札幌市消防局、名古屋市消防局、大阪市消防局、福岡市消防局の5本部に配備された。この装置は研磨剤を混入した高圧の水流で火花を出さずに対象物を穿孔・切断でき、水のみを使用すれば少量の水でのミスト消火も期待できる。しかし、導入経緯の通り切断ツールとしての認識が色濃いため、ウォーターカッター装置を用いた壁面貫通消火戦術について、国内で研究や訓練が行われる機会は皆無に等しかった。こうした現状を受け、同戦術について広い知見を持つ意味を込め、静岡県消防学校では平成30年11月16日に専科教育第13期警防科の教育訓練として、cobraを用いた壁面貫通消火戦術の基本と実践を学ぶ授業を実施した。
超硬・錘状ノズルヘッドで壁面や床を貫通させ、先端から消火用水や消火剤を注入します。
「水力換気ノズルCOBRA(コブラ)」は、屋外から火点室開口部に設置する事で濃煙・熱気の除去以外にも、屋内進入時の視界確保、抑制ノズルから天井付近の高温層への放水によるフラッシュオーバーの防止等、これまでの消火・救助活動をより安全に行える様サポートします!
※この商品は札幌市消防局様の協力により開発されました。
消火薬剤 ・ヨーロッパのコブラ戦術 6 煙をコントロールするPPV戦術 ―名古屋市消防局― PPV(加圧排煙)戦術とは
近年では高気密・高断熱の建築物が増加を続け、日本の消防は区画内火災への対応能力を向上させることが急務となっている。こうした中で、物理的に壁等に突き刺して微細な噴霧放水が行える専用ノズルが国内で採用され始めたことを受け、内部進入を図らずして火災室の環境改善や火勢鎮圧を実現するという「壁面貫通消火戦術」に注目が集まっている。
消火が行える。 特に、消防水利の乏しい高速道路等において効果的である ..
建物の中に入らない! 消防士の安全を確保して消火を可能に
「cobra」が目指す日本の新たな消火活動とは?
PPA(positive pressure attack )は正圧戦術と称され、陽圧の環境を作り排煙と消火 ..
・ダクト火災における圧縮空気泡消火装置泡(CAFS泡)及びウォーターカッターミストの消火効果の検証について
消火器を使って消し止めた。市消防局によると、ボート後方のエンジンが一 ..
長年の造船業で培った技術で、特殊機械や大型機械の設計・製造からメンテナンスまで、トータルで現場を支える、三井造船特機エンジニアリング株式会社。現在ジェムコ日本経営(以下、ジェムコ)がコンサルティングを行い、進行しているのが「新規事業開発コンサルティング」です。「同社シーズを活用できる新規事業テーマを探索し、事業化のための戦略策定を支援しています」と、ジェムコのコンサルタントの森岡琢は言います。その活動が行われている中で新規事業のテーマとして挙がってきているのが「Coldcut™️ cobra(以下、cobra)」を活用した事業。
同社はこれまで付加価値の高い海外製品を多く取り扱い、主に海上自衛隊向けに納入、取付からメンテナンスまで一貫したサービスを展開しています。 スウェーデン製のcobraは、日本における救助・消防市場において画期的な装置となりうる製品であり、同社が培ってきた技術・メンテナンス体制を展開することにより、海上自衛隊や消防署をはじめ多くのフィールドで社会に貢献できるものです。
cobraとはいったいどんな商品なのか、特機事業部長補佐の本田健一氏と、田邉史将氏にお話をお聞きしました。
【7月20日 AFP】炎と戦う消防士は最も危険な仕事のひとつだ。
・水力換気を応用した排煙及び燃焼抑制システムの検証について(その2)
今年のえとにちなんでキングコブラの剥製が展示されています。 萩 ..
田邉氏:消火活動に使用する、いわゆるウォータージェットですが、cobraはそこに研磨剤を添加。300barの高圧力と研磨剤によって、壁などあらゆる建築用資材を貫通させることができます。建物内に入ることなく、中に向けて微細な水霧を打ち込むことができるので、安全で効率的な消火を可能に。スウェーデンで生まれた商品で、現在スウェーデン海軍や消防をはじめ、世界各国で消火活動に使用されています。
本田氏:建物外部の安全な位置から消火活動ができるということは、消防士の安全のためにも重要なことだと思っています。
AH-1 コブラ(英語: AH-1 Cobra)は、ベル・ヘリコプター・テキストロン(ベル ..
・水力換気を応用した排煙及び燃焼抑制システムの検証について(その1)
それでも石井の必殺技垂直落下式ブレーンバスターをコブラツイストで切り返すとパイルドライバーを発射。 ..
田邉氏:建物内火災は、室内に入って直接放水しないといけないことがほとんど。その際に、建物のドアの開閉などで室内に酸素が送り込まれ「火勢拡大」の危険があります。また、発生した煙などによる視界不良で消防士が「遭難」することも起こります。その他に「建物崩落」の危険、高温環境に入ることの「健康被害」などもあり、これらのリスクは燃えている建物の中に侵入するということで起こるわけですから、cobraを使用することは、リスクの回避につながります。
本田氏:cobraは消火だけではなく、火勢を弱めて人が入れる状態にすることができるということもポイントです。室内の温度を急激に下げる能力がとても高く、500度以上の室内を1分程度で100度以下に下げることが可能です。そしてもう一つ特徴的なのは「少ない水で効果がある」ということです。
そして「オリジナル版の続編ドラマシリーズ『コブラ会』にもハマってい ..
coldcut cobraは、Cold Cut Systems社が製造する全く新しい消火装置です。この装置によって、消火活動における消防士の安全性や消火効率の向上、さらに水損など環境被害の低減が可能となります。数多くの火災現場での実績により、その高い性能が評価されています。また、coldcut cobraの開発には、スウェーデンの公的機関による支援も受けています。coldcut cobraの操作方法は非常にシンプルで、世界中の消防・レスキューの業界において、戦術を含めた使用方法が広く伝わっています。このような消防士同士のつながりが、装置や戦術の改良・改善へとつながり、また、『 coldcut cobraを現状の装備や戦術にどう組み込むか』を検討しやすくしています。coldcut cobraは、モジュール単位での装備が可能であるため、既存車両へのバックフィットも含め、様々な車両への搭載を実現します。また、 coldcut cobraは火災現場へ簡単に移動することができるため、製鉄所・製油所・石油掘削現場・加工工場・発電所・炭鉱・空港・海運などを含む、陸上・海上・航空のあらゆる場面での火災において、効果を発揮します。
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本田氏:大量の水を使用し、長時間消火活動をすると水損が大きくなります。マンションでは、下の階に水が漏れることも多々あります。cobraは少量の水を水霧に変え効果的に消火活動するので、水で家や家具などを傷めるリスク、火災現場で発生した物質を含む水を地下水やほかの水系に流出させるリスクが少なくなります。環境への負担を減らすことにもつながるのです。
大量の水が不要ということは、消防車のタンクを小さくすることを可能にします。そうすると小さい車で狭い場所での消火活動もしやすくなる。実際にヨーロッパなどでは、小さい消防車にCobraが搭載され活躍していたりもします。
・水力換気ノズル(COBRA)に関する検証(その7)
・水力換気ノズル(COBRA)に関する検証(その3)-水力換気による煙損被害-