2023年市民健向講座「気管支喘息とアレルギー疾患2023」前編
・アレグラ(フェキソナジン)、ザイザル(レボセチリジン)、抗ヒスタミン薬です。咳喘息の背景にアレルギー性の要因の関与が考えられる場合に使います。
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・メジコン(デキストロメトルファン)、鎮咳薬です。気管支の炎症自体を治す作用はありませんが、咳が収まるまで咳止めを併用します。
今回は、どうして花粉の季節に喘息が悪くなるのか、そしてどうしたら悪くならずに過ごせるのかを喘息と花粉の関係に詳しい下田先生に教えていただきました。
アレルギー科とは、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などアレルギー物質により目や鼻 ..
当院のアレルギー外来では、花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、蕁麻疹などの診療を行っています。
免疫は外部から入ってきた細菌やウイルスなどの異物に対する抗体を作り、その異物を撃退する役割を持っています。アレルギーは本来ならば無害な特定の物質「アレルゲン」に対して免疫反応が過剰に働いて症状を起こしています。
発症の原因には、アレルゲンに長くさらされて閾値を超える、環境変化、遺伝などがかかわっているとされていますが、はっきりとした原因はわかっていません。
アレルギー反応の主な症状は、かゆみや痛み、蕁麻疹などがあり、呼吸困難、血圧低下など危険な状態になることもあります。症状の強さは体調などに左右されて変化します。
主なアレルギー疾患には、花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、食物アレルギー、薬物アレルギーなどがあります。
黄砂による咳嗽に対しての特異的治療法は無く、気管支喘息や鼻炎の通常の治療に加えて、黄砂飛散時は不要不急の外出を控え、外出が必要な時はマスクを着用して防護するしかないと考えられています。
『 アレルギー性鼻炎(花粉症)の方は、咳喘息や気管支喘息を発症しやすいです。 』のお話。 ..
・禁煙、煙草の煙は気管支に対して異物であり、咳喘息の明らかな悪化要因です。喘息とCOPDの合併(ACOS:Asthma COPD Overlap Syndrome)という病態も近年注目されており、原因は喫煙で、禁煙で予防出来ます。いきなり禁煙とまではいかなくても少なくとも咳が収まるまでは煙草は控えましょう。
喘息発作が起きた時には、吸入薬による鎮静化を行います。薬物療法で気道の炎症を改善させて気管支を拡げ、完全に炎症が解消するまで地道に治療を続けます。アレルゲンやホコリなど喘息発作を誘発する環境因子をできるだけ排除して、適度な運動を続けることも重要です。
いのうえ小児科アレルギー科クリニック <小児気管支喘息について>小児気管支喘息について>
では、実際には黄砂はどのような呼吸器症状を生じるのでしょうか。成人気管支喘息では、黄砂飛散時に患者の10~20%で呼吸器症状が増悪し、小児では喘息増悪による入院のリスク上昇を生じました。一方で、黄砂飛散前後で成人や小児喘息患者の肺機能値に変化が無かったとする報告もあり、今後の研究結果が待たれるところです。
6) 岸川禮子,他:福岡市における黄砂現象の影響調査(第3報)-気管支喘息患者のPEF値の変動-. アレルギー589(8,9):1209,2009.
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このように黄砂そのものがアレルギーを引き起こすわけではないですが、黄砂に付着しているカビ等の成分がアレルゲン(抗原)となり、これに黄砂の中のSiO2のような成分が、そのアレルゲンの作用を強く助長する可能性はあります。
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全ての薬には副作用がありますが、主治医はデメリット、メリットを総合的に考えて一人ひとりに最適な薬を処方しています。心配なことがあれば何なりと主治医またはかかりつけ薬局の薬剤師さんまでご相談ください。
気管支喘息が最近アレルギー体質でなくても発症する方が増えてます。
・サルタノール(サルブタモール)、メプチン(プロカテロール)、β刺激薬、気管支拡張薬と言って、気管支を広げ、呼吸を楽にします。吸入ステロイド薬のことを長期管理薬(コントローラー)、β刺激薬のことを発作治療薬(レトリーバー)と言います。レトリーバーに気管支の炎症自体を治す作用はないので、必ずコントローラーをベースに治療することが大切です。β刺激は心臓に作用すると頻脈になりますので、ドキドキ動悸がした場合は使わないようにしてください。気管支拡張薬の貼り薬、ホクナリンテープ(ツロブテロール)もあります。
総称名:アレグラ; 一般名:フェキソフェナジン塩酸塩; 販売名:アレグラ錠30mg, アレグラ錠60mg; 製造 ..
花粉症の治療の第1選択は抗ヒスタミン薬の内服となります。フェキソフェナジン(アレグラ)やビラスチン(ビラノア)などが代表的な薬剤となります。鼻づまりや鼻水が強い場合は、点鼻ステロイド薬も追加します。モンテルカスト錠やプソフェキ配合錠の投薬を追加をすることもあります。
2023年市民健向講座「気管支喘息とアレルギー疾患2023」後編
年齢が進むと透明の鼻汁が先行した後に喘息発作が見られたり、副鼻腔炎を合併して喘息の原因になることもあります。
1). 気管支喘息。 2). アレルギー性鼻炎。 用法・用量(添付文書全文)
近年、黄砂飛散日に咳嗽や喘息症状が悪化すると訴える患者さんも珍しくないのではないでしょうか。市瀬によると、黄砂に含まれる有害成分として、ミネラル粒子中のSiO2(シリカ。アスベストの成分でもありますが、アスベストは針状になったものを言います)、微生物由来成分であるβ-glucan(カビの一成分)やリポポリサッカライドがあります。大気汚染物質と黄砂との反応生成物に、二酸化硫黄(SO2)と黄砂の混合物である硫酸イオンなどがあります。肺に炎症を起す成分はSiO2、β-glucan, リポポリサッカライド、硫酸イオンで、黄砂、SiO2等にはアレルギー増悪作用があるといわれています。黄砂のみをマウスの気管内に投与しても、アレルギー反応や喘息様の病態は起きませんが、黄砂にダニ抗原あるいは卵白抗原をミックスして投与すると、抗原を単独投与した場合よりも遥かにアレルギー炎症の悪化が見られたという報告があります。
その後慢性的に気管支が炎症を起こすと喘息へとつながる恐れもあります。 ..
喘息患者さんの70%はアレルギー性鼻炎を持っていると言われています。鼻から気管支まで、気道は一つの臓器とみなす考え方があり、これを”one airway, one disease”といいます。一般的に花粉症の季節は喘息のコントロールも悪化する傾向にあります。
アレグラはアレルギー性鼻炎及びアレルギー性皮膚疾患の分野で、1990 年代に ..
鼻の通りが悪くなると呼吸もしづらくなります。気管支が通常のときよりも負担がかかりますので、喘息症状も悪化しやすいです。
アレグラとは、アレルギーを引き起こすヒスタミンをブロックすることで効果 ..
・アドエア(フルチカゾン、サルメテロール)、シムビコート(ブデソニド、ホルモテロール)、レルベア(フルチカゾン、ビランテロール)、吸入ステロイド薬と呼ばれる咳喘息の基本薬です。気管支の炎症を鎮める作用で、咳喘息の原因に対する治療です。咳喘息の症状が出た時のために予備的に吸入薬を一個自宅に持っておくのがよいでしょう。吸入ステロイドとβ刺激薬の配合の吸入薬が効果が高いですが、フルタイド(フルチカゾン)などの吸入ステロイド薬単剤もあります。飲み薬のステロイドと違って全身への副作用は大きな心配ありません。
アレグラFX 鼻炎用内服薬 花粉、ハウスダスト(室内塵) ..
症状がなく安定しているときでも、喘息患者さんの気道は喘息ではない人に比べて過敏になっています。その根底にあるのは「」。治療によって炎症をしっかりおさえることができていれば、気道の過敏性もおさえられます。こういう状態になっていれば、花粉が飛んでも喘息の症状は起こりにくくなります。つまり、日頃の治療で炎症がおさえられているかどうかが、花粉の時期に喘息が悪くなるかどうかを左右するのです。
・抗ヒスタミン薬(アレグラ、アレロック、ポララミンなど) 花粉症の薬として使われる薬が咳にも効くことがあります。
内服薬や点鼻薬のいずれを用いても良いことになっていますが、まず使用されることが多い代表格が「抗ヒスタミン薬」です。商品名でアレグラ、アレジオン、アレロック・・・と何となく「アレ」という名前が付いているので混同しがちですが、実は薬剤により効果と副作用が異なるので注意が必要です。抗ヒスタミン薬は、効果・眠気・内服方法などにより様々な種類があります。また点鼻ステロイドも有効です。眠気が出にくいこと、鼻づまりを伴う場合にも効果があります。
気管支ぜんそく、アトピー性皮ふ炎等の他のアレルギー疾患の診断を受けたことがある人
咳喘息の治療は喘息の治療に準じて気管支の炎症を治す治療が中心です。直接気管支に届いて気管支の炎症を治す吸入薬が一番重要です。適宜気管支拡張薬や鎮咳薬を使います。
(3) 気管支ぜんそく、アトピー性皮ふ炎等の他のアレルギー疾患の診断を受けたことがある人
「喘息は気道の炎症」というお話をしましたが、喘息の炎症にはアレルギーが深く関係しています。アレルギー性の炎症に有効なのはステロイド薬です。ステロイドというと副作用を心配なさる方もおられるでしょう。でも、喘息の治療では「」という専用の器具を使って薬を吸い込み、気道に直接薬を届けるので、内服や注射に比べると、ごくわずかな量のステロイドしか必要としません。日本でが使われ始めてからすでに30年ほど経ちますが、これまでの経験からも、吸入ステロイド薬は全身性の副作用がほとんどないことがわかっています。
ぜん息治療(長期管理)が不十分になると気管支粘膜の炎症が続くことで組織の線維化が進み、気管支 ..
抗ヒスタミン薬には大きく分けて、眠気が出やすいものと出にくいものがあります。運転注意喚起がない薬剤はフェキソフェナジン(アレグラ)、ロラタジン(クラリチン)、デスロラタジン(デザレックス)、ビラスチン(ビラノア)があります。また食事の影響を受けやすい薬としてはフェキソフェナジン(アレグラ)、ビラスチン(ビラノア)があります。また効果や副作用が同程度の薬でも構造の違い(「アミノ基」と「カルボキシル基」)により、効果や副作用に違いが出ることもあります。抗ヒスタミンを選ぶ際のポイントですが、 抗ヒスタミン薬を今まで内服したことがない方や、ドライバー、精密機器取扱の仕事の方は眠気が出にくい薬を選びましょう。その他の選ぶポイントとしては内服回数(1回か2回)、食事の影響を受けるかどうかなどがあります。 抗ヒスタミン薬を選択する際のフローチャートを作成しましたのでよろしければ参考にしてください。