1/32 P-39/P-400 エアコブラ「米軍・オーストラリア」 デカール
ベル社が1937年に開発を始めたP39は、液冷エンジンを機体中央に配置したミッドシップ形式で、操縦席の下に延長軸を通して機首のプロペラを回すという斬新なスタイルを選択した。ロッキード社のP38と同時期に高高度迎撃戦闘機として開発がスタートし、排気タービンを備えたV1710系列の液冷エンジンを搭載している点も同じだった。エンジンをミッドシップとすることで、機首を細く絞り込んだ空力的に優れたフォルムとしたほか、操縦席前の空いたスペースに25ミリ機関砲(後に37ミリ機関砲に換装)を納めた重武装も特長だった。
ただ、斬新さが災いして試作機の完成が遅れ、その間にP38の開発が進んでしまい、P39は排気タービンを外して中低高度用戦闘機に用途が変更されることになった。40年に完成した中低高度用の試作機は、高度4570メートルで時速603キロの最高速度を記録、上昇力も十分だった。ところが、量産型では防弾装甲と武装を追加したことから重量が増加し、運動性も低下してしまった。ミッドシップ型の機体特性が通常の戦闘機と異なることから、操縦に慣れるまで時間が掛かり、パイロットの評判も悪かった。太平洋戦争が始まると、軽快な日本軍戦闘機にカモにされ、まともな働きができないまま、第一線を退くことになった(米空軍提供) 【時事通信社】
ミリタリー雑誌 世界の傑作機 No.36 ベルP-39エアコブラ
FMSの 用交換スピナーです。
P-39エアコブラ イエロータイプは4枚ブレードプロペラですが、こちらのHells Bellsタイプは3枚ブレードプロペラなのでイエロータイプとの互換性はありません。
同様の問題によりイギリスからも返却される機体が続出(アメリカでは返却された機体を「P-400」と命名し、区別した)。結局のところ、高空で鈍重なP-39は旋回性能を重視して設計された零戦や隼の絶好のカモにされ、独特の恰好から「かつおぶし」などと呼ばれる有様になってしまった。
ベル(Bell) P-39 エアラコブラ(Airacobra)戦闘機:鳥飼行博研究室
軍用車両や軍用機、軍用艦などが実際に運用されている現場での貴重な記録写真などを集めて掲載するのが「イン・アクション」シリーズです。
メーカーや博物館などの所蔵写真ばかりでなく、個人が所有する記録写真などからもセレクト。
ライブ感あふれる写真の数々はモデラーの製作のヒントにもしていただけることでしょう。
この巻では第二次世界大戦末期に登場したアメリカ軍のミッドシップエンジンレイアウトを採用したユニークな戦闘機、ベルP-39エアコブラを取り上げて紹介しています。
ベル社によって開発されたP-39はコクピットの後ろ、機体の中央部にエンジンを搭載する独特のレイアウトを採用していたのが特徴でした。
本書では当時の貴重な記録写真を数多く収録、その開発過程から生産の様子はもちろん、実戦配備されて運用されている状況の写真など、各タイプごとにわかりやすく紹介しています。
また、モデラーにはカラーリングの参考にしていただけるカラープロファイルも収録。
アメリカでの評価はいまひとつでしたが、供与機を運用したソビエト軍パイロットには評価が高かったといわれるP-39のリアルな写真資料集です。
各写真には英語の解説が添えられています。
■サイズ:280mm x 210mm
■ページ数:8 0ページ
■英語版
■写真:170点
■カラープロファイル:12点以上
■ソフトカバー版
アメリカの第二次世界大戦戦闘機ベルP-39エアコブラ .3ds .c4d .fbx .ma .obj .max
1/48 ハセガワモノグラム ベルP-39エアコブラ HM8の落札情報詳細