メラトニンの抗酸化作用 | ブログ | 医療法人おざさクリニック
調査の結果、メラトニンの主な摂取源は野菜と穀類が過半数を占め、次いで卵とコーヒーであることが判明した。メラトニン摂取量に基づいて対象者を3つのグループに分けて比較すると、メラトニン摂取量が多いグループでは、女性が多く、糖尿病の既往歴があり、睡眠時間が短く、喫煙歴がない、1日に1杯以上のコーヒーを飲む傾向が見られた。反対に、メラトニン摂取量が少ないグループはアルコール摂取量が多いことが分かった。
院長ブログ | あかりクリニック 皮膚科・美容皮膚科・泌尿器科
二つ目のメラトニンは体に「夜」が来たことを伝えるホルモンです。深い眠りを促す働きがあり、免疫力を高める効果もあります。特に抗酸化作用は最強とされています。加齢によりメラトニンの分泌が減ると抗酸化作用が減り、がんなど病気のリスクが高まります。成長ホルモンの分泌を促す働きもあります。
灯りをつけて寝ると精子が劣化するって知ってました!?
人間は酸素を吸って生活をしています。
この際、使い切れなかった酸素の一部は活性酸素と呼ばれるものに変化します。
活性酸素は細菌などをやっつける優れものですが、増えすぎると自分の体を錆びさせて(酸化)しまう悪者です。
当然、活性酸素が多ければ精子も酸化され劣化してしまいます。
これに対し、活性酸素を抑えようとする働き(抗酸化作用)が体の中に起こります。
この抗酸化作用は質の良い睡眠によって得られることができます。
睡眠の質は健康や子孫を残すためにとても重要な役割があるんです。
睡眠の質を高めるには、睡眠を促すメラトニンというホルモンを分泌させる事が重要です。
画像はメラトニンの分泌量を示すグラフです。
メラトニンの分泌量は光が強い昼間には低く、暗くなるにつれて分泌量が増加します。
つまり、灯りはメラトニンの分泌量を抑制してしまいます。
目を閉じても、目の奥の網膜は光を感知するので、明かりをつけて寝ると、メラトニンの分泌量は抑えられてしまうのです。
がんや病気のほとんどが活性酸素によリ引き起こされると考えられています。
精子の劣化に限らず、健康のためにも暗い環境で寝ることをオススメします。
睡眠ホルモンメラトニンの原料にもなります。 さて、この重要なセロトニンを ..
平均追跡期間13.6年の間に、189人が肝がんを発症した。内訳は、メラトニン摂取量が多いグループが49人、中間のグループが50人、少ないグループが90人であった。COX比例ハザードモデルを用い、性別、年齢、BMI、教育年数、糖尿病歴、身体活動、喫煙状況、アルコール摂取量、総エネルギー摂取量、コーヒー摂取量、閉経の有無、睡眠時間などの背景を調整して解析を行った。
のうち、強い抗酸化作用を持つ催眠ホルモン「メラトニン」があります。
メラトニンは、夜周囲が暗くなると脳の松果体という部分から分泌され、眠気を催すホルモンです。
これはビタミンEの2倍もの抗酸化作用を有し、脳内にも移行することが出来る、ちょっと特殊なホルモンです。
わずかな明かりでもその分泌が低下するため、沢山のメラトニンを出すためには、22時頃から部屋の明かりを暗くする、特に液晶のテレビやPC、スマートフォン、は極度に明るいため、避けることをお勧めします。
そして就寝時には真っ暗にしましょう。
メラトニンが「がん」と結びついている証拠を示す研究結果を3つ紹介します。 1.メラトニンによるがんの抑制2.夜の明かりとがんとの関係3.
ただメラトニンは明るい光によって分泌が止まってしまいます。朝、しっかり太陽の光を浴びることでメラトニンがストップするのは目が覚めるからいいのですが、夜、スマホなどのブルーライトをずっと見ていると睡眠に悪影響を及ぼしてしまいます。
その結果、メラトニン摂取量が少ないグループと比較して、中間および多いグループでは肝がんリスクが有意に低下する傾向が確認された。具体的には、メラトニン摂取量が高いグループと中間のグループは、低いグループと比べて肝がんリスクがそれぞれ36%、35%低いことが示された(ハザード比=0.64と0.65、P値=0.02)。
メラトニンには、様々な働きが報告されています。 ・良質な睡眠・免疫の向上・がんの抑制・血圧調整・片頭痛の改善
しかし、残念ながら思春期の頃から年齢とともにその分泌量は低下し、40歳代では高齢層とほとんど同じ分泌量となってしまいます。
メラトニンは、内服して補充することが出来ます。
日本国内では、サプリメントとしてではなく、医薬品の指定をされていますから、医師の処方が必要で、当院ではDHEAと同様、海外より輸入した製品を、同意書に署名して頂いた上で処方しています。
メラトニンの摂取により、において採卵の際に卵子が回収できる率の上昇、顕微授精での受精率の上昇などが報告されています。
メラトニンは体外から摂取することも可能で、医療用途では主に睡眠の調整に利用されているが、肝がんなど他の疾患への臨床応用まで期待されている。さらに、メラトニンは野菜や植物の種子、卵などの食品にも含まれているが、これらの含有量は医薬品やサプリメントと比較すると非常に少ない。それでも、こうした食品を摂取することで血中メラトニン濃度が上昇することが報告されている【2,3】。過去の研究では、食事からのメラトニン摂取が多いほど死亡リスクが低下することが示されているが【4】、メラトニン摂取とがんの発症に関する研究はまだ十分ではなかった。
メラトニンとは? メラトニンとは?? 我々の睡眠はメラトニンというホルモンで調節されています。2020 ..
以上の結果について著者らは、さらなる検証が必要であると述べつつも、「食事によるメラトニン摂取が肝がんリスクを低減させる可能性が示された」と結論付けている。本研究から、外因性メラトニンが肝臓の発癌予防に一役買っていることは、生物学的に確からしいことが確認された。がん予防に、メラトニンを含む食品を積極的に取り入れていくことは有効な予防手段かもしれない。
抗がん作用;成長ホルモンなどの内分泌物質やリンパ球細胞などの免疫機能を促進する.
メラトニンは、病気や服用薬によって、併用できない場合があります。以下の病気や服用薬ではメラトニンの処方はできません。
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さらに、メラトニンは老化や病気を招く活性酸素を除去する働きもあります。
メラトニンの効果で質のいい睡眠をとることで、美肌づくりにつながります。
2 良い睡眠をとることで、メラトニンが分泌され、身体の免疫力があがります。
食事からのメラトニン摂取と肝がん罹患との関連を評価する研究が、3万人以上の日本人を対象に行われた。その結果、メラトニンの摂取量が多いほど肝がんのリスクが低下することが明らかとなった。岐阜大学大学院医学系研究科疫学・予防医学分野の和田恵子氏らによる研究結果であり、「Cancer Science」に2月14日掲載された。
メラトニンは、概日リズムを調整し、睡眠を促す内因性ホルモンである。主に脳の松果体で生成されるが、体内組織に広く分布し、抗酸化、抗炎症、免疫調節などにも関与している。メラトニンは肝臓でも合成・代謝され、細胞保護や発がん予防などの作用があることも示されている。
一方、メラトニンは体外からも摂取される。医療上の用途は主に睡眠の調節に限られるが、肝がんなどの他疾患への臨床応用も期待されている。また、食品中にも含まれることが知られており、含有量が比較的多い食品として、野菜、植物の種子、卵が挙げられる。医薬品やサプリメントと比べると、食品中のメラトニン含有量はかなり少ないが、メラトニンが豊富な食品の摂取により血中メラトニン濃度が上昇することが報告されている。著者らは過去の研究で食事からのメラトニン摂取量が多いほど死亡リスクが低下することを示したが、メラトニン摂取量とがん罹患の関連についてはこれまでに研究されていない。
そこで著者らは、岐阜県高山市の住民対象コホート研究「高山スタディ」のデータを用いて、食事からのメラトニン摂取量と肝がん罹患との関連を検討した。研究対象は、1992年9月時点で35歳以上だった人のうち、がんの既往歴がある人を除いた3万824人(男性1万4,240人、女性1万6,584人)。食事に関する情報を食物摂取頻度調査票(FFQ)から入手し、食品中のメラトニン含有量の測定には液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析法を用いた。
その結果、対象者のメラトニンの主な摂取源は、野菜(49%)、穀類(34%)、卵(5%)、コーヒー(4%)だった。エネルギー調整済みのメラトニン摂取量の三分位で3群に分けて比較したところ、メラトニン摂取量の多い群は、女性が多い、糖尿病の既往歴がある、睡眠時間が短い、喫煙歴がない、コーヒーを1日1杯以上飲むなどの傾向が見られた。メラトニン摂取量の少ない群はアルコール摂取量が多かった。
平均13.6年の追跡期間中、189人が肝がんを罹患し、その内訳はメラトニン摂取量の多い群が49人、中間の群が50人、少ない群が90人だった。COX比例ハザードモデルを用いて、患者背景の差(性別、年齢、BMI、教育年数、糖尿病歴、身体活動、喫煙状況、アルコール摂取量、総エネルギー摂取量、コーヒー摂取量、閉経の有無、睡眠時間)を調整して解析した結果、メラトニンの摂取量が少ない群と比べて、中間の群と多い群では、肝がんのリスクが有意に低下する傾向が認められた(ハザード比はそれぞれ0.64と0.65、傾向性P=0.023)。性別による交互作用は見られなかった(交互作用P=0.54)。一方、メラトニンの前駆体であるトリプトファンの摂取量は、肝がんのリスクとは関連していなかった。
以上の結果について著者らは、さらなる研究で確認される必要があるものの、結論として「食事からのメラトニンの摂取により、肝がんのリスクが低下する可能性が示唆された」と述べている。
子宮癌の心配がある時に使うエストロゲンとプロラクチンを併用した ..
初出:令和2年5月8日
補筆修正:令和2年5月15日、16日、6月27日
補筆修正:令和3年3月31日、7月15日、9月7日、10月21日、メラトニンを希望されてお越しになった患者さんで、併用できない内服薬がありましたので、あらためて併用できない場合を掲示しました。
メラトニンには催眠作用があるため、欧米では睡眠薬としてドラッグストアなどで販売されている。メラトニン ..
先日、米国医師会の機関誌JAMAの姉妹誌であるJAMA Ophthalmologyの電子版に、白内障手術前後でのメラトニン分泌の変化に関する奈良県立医大眼科の論文が掲載されました。メラトニンはヒトを含めた動物の季節のリズムや日内リズムの調節作用を持つホルモンで、脳の松果体で作られます。眼の中の網膜に届いた光刺激の情報は、松果体に伝達されます。昼間の明るい光によってメラトニンの分泌は抑制され、夜間は分泌量が昼間の十数倍に増加します。このメラトニン分泌の日内変動が、身体の日内リズム形成に大切な働きをしています。夜間労働等で日内リズムに変調をきたすと、うつ病や不眠症、糖尿病、肥満、メタボリック症候群になりやすいことが報告されています。白内障の進行により網膜に届く光の量が少なくなり、メラトニン分泌量に影響が出る可能性が示唆されています。今回の研究では、夜間のメラトニン分泌量を反映する早朝尿のメラトニン濃度を測定しています。白内障手術前と術後3か月目の早朝尿メラトニン濃度の変化量と(75例)、手術を受けていない白内障患者(83例)の初回と3か月後に測定した早朝尿メラトニン濃度の変化量を比較しました。その結果、白内障手術を受けた患者の早朝尿メラトニン濃度変化量は、手術を受けていない白内障患者の変化量と比べ、明らかに増加していることが判明しました。白内障の治癒により、日中に網膜に届く光刺激が増加し、メラトニン分泌の日内変動が改善、夜間のメラトニン分泌増加につながったと推察しています。メラトニンは抗酸化作用や抗炎症作用を有しており、メラトニンの分泌増加は筋肉増強や動脈硬化予防につながることや、糖尿病・心筋梗塞の発症リスクを下げることなどが報告されています。白内障手術は、白内障が治ることで視力の改善や、近視や遠視を改善させる効果があります。さらに、メラトニン分泌の増加により、種々の全身疾患の予防にもつながる可能性がわかってきました。白内障手術はアンチエイジングにつながりそうです。
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先日、米国医師会の機関誌JAMAの姉妹誌であるJAMA Ophthalmologyの電子版に、白内障手術前後でのメラトニン分泌の変化に関する奈良県立医大眼科の論文が掲載されました。
(旧 筑紫郡那珂川町)のじんのうち耳鼻咽喉科の院長ブログ ..
メラトニン(Melatonin)は睡眠や覚醒のリズムを調節するホルモン。太陽光など環境から入る光刺激が弱まると、脳内の松果体で分泌されるメラトニンの量が増える。逆に環境光が多い日中はメラトニンの分泌量は低い。このような日内変動を概日リズム(サーカディアンリズム)とも呼ぶ。メラトニンには催眠作用があるため、欧米では睡眠薬としてドラッグストアなどで販売されている。メラトニンを含むサプリメントは日本国内でも個人輸入できるが、日本では食品ではなく医薬品としてのみ承認されている。
メラトニンは加齢黄斑変性の発症・進行を予防 | 北海道札幌駅徒歩3分
メラトニンは、睡眠を促し、概日リズムを整える内因性ホルモン、主に脳の松果体で生成される。このホルモンは体内の様々な組織に存在し、抗酸化や抗炎症、免疫調節といった機能も果たしている。また、メラトニンは肝臓で合成・代謝され、細胞保護やがん予防の効果があることも示唆されている。
iPS細胞 (17); IT眼症 (8); OCTアンギオ (6); アルツハイマー ..
メラトニンはヒトを含めた動物の季節のリズムや日内リズムの調節作用を持つホルモンで、脳の松果体で作られます。