メラトニンの効能は? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ


のうち、強い抗酸化作用を持つ催眠ホルモン「メラトニン」があります。



メラトニンは、夜周囲が暗くなると脳の松果体という部分から分泌され、眠気を催すホルモンです。
これはビタミンEの2倍もの抗酸化作用を有し、脳内にも移行することが出来る、ちょっと特殊なホルモンです。

わずかな明かりでもその分泌が低下するため、沢山のメラトニンを出すためには、22時頃から部屋の明かりを暗くする、特に液晶のテレビやPC、スマートフォン、は極度に明るいため、避けることをお勧めします。
そして就寝時には真っ暗にしましょう。


メラトニンについて | 不妊治療 高度生殖医療専門 仙台ARTクリニック

しかし、残念ながら思春期の頃から年齢とともにその分泌量は低下し、40歳代では高齢層とほとんど同じ分泌量となってしまいます。

メラトニンは、内服して補充することが出来ます。
日本国内では、サプリメントとしてではなく、医薬品の指定をされていますから、医師の処方が必要で、当院ではDHEAと同様、海外より輸入した製品を、同意書に署名して頂いた上で処方しています。

メラトニンの摂取により、において採卵の際に卵子が回収できる率の上昇、顕微授精での受精率の上昇などが報告されています。

松果体から分泌されるメラトニンは,神経内分泌ホルモンとしての受容体を介した作用に加えて,受容体を介さない直接的な強力な抗酸化作用をもつ.活性酸素は排卵過程などの生殖機能において重要な役割を担うが,一方で過剰な活性酸素は酸化ストレスとして卵子に悪影響を与え不妊症の原因にもなる.メラトニンは卵胞液中に高濃度に含まれており,卵子や顆粒膜細胞を活性酸素から保護している可能性がある.不妊症患者にメラトニンを併用して体外受精を行うと,受精率や胚発育が向上することから,卵子の質や妊娠率の向上を期待した臨床応用が試みられている.また,メラトニンと加齢現象や種々の疾患との関係が明らかとなり,アンチエイジングホルモンとしても注目され,卵巣加齢への関与の可能性も高い.この総説では,メラトニンの卵巣機能への関与,生殖補助医療の成績向上を目的とした臨床応用,卵巣加齢の予防効果を期待した試みについて概説したい.

メラトニンの副作用の生殖機能退化の回復はもちろん幅広くお悩み相談ができます

内服期間は長期にわたるほど効果が期待できそうです。また不妊治療だけでなく、一般の妊活でも効果が期待されます。

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ですから、「光」環境は生殖機能に密接に関連しているというわけで

※メラトニンはホルモン剤です。一部の生殖医療機関では併用を推奨していない場合があり、その場合、当院にお越しになっても処方をお断りしています。。

“Melatonin and the circadian system: contributions to successful female reproduction.” 卵子の質の低下の原因には、年齢や酸化ストレスなどがあります。この酸化ストレスは、肉体的・身体的ストレス、食べ物、過度な運動により発生した活性酸素の分解処理が追い付かずに、体内に蓄積することが原因とされています。 メラトニンには、酸化ストレスを軽減させる抗酸化作用があるといわれています。例えば、排卵の際にも卵子は酸化ストレスの影響を受けるといわれていますが、といわれています。 卵子の老化(質の低下)を抑制する方法として、酸化ストレスを低下させるというアンチエイジングの考え方があります。メラトニンはそのひとつの候補として使用されていますが、です。

メラトニンの抗酸化作用により生殖細胞が保護(活性化)され、またホルモン ..