そうか・・・こういう話だったのか・・・・ 後々になって色々と考えると突っ込みどころがありますが、ちゃんと勢いで流せるストーリーですね.
よろず屋の主人から、スタマックの出口を知るという黒竜王という独裁者の存在を聞く。
PCエンジン CDROM 2 コブラ 黒竜王の伝説 【ゆうパケット対応】
今作は、寺沢武一氏の漫画を原作としたアドベンチャーゲームです。
原作漫画の「黒竜王編」をベースにしています。
原作を読んでいたので、黒竜王の正体も知っている状態でプレイしていました。
しかし、一部変更もされていたので、原作との違いを楽しんでプレイすることができました。
さて、今作は要所要所でキャラクターがしゃべってくれます。
コブラの声優は山田康雄さんです。
「コブラ 黒竜王の伝説」は、1989年に「THE 功夫」や「邪聖剣ネクロマンサー」でお馴染みの「ハドソン」から発売されたPCエンジンCD-ROM2(ロムロム)専用コマンド選択式アドベンチャーゲームで、当時まだ主流ではなかったCD-ROMを使用したゲームであり、「No・Ri・Ko」「ファイティング・ストリート」に続くPCエンジンCD-ROM2の第3弾ソフトとして発売されていました。
PCE CD-ROM コブラ 黒竜王の伝説 + コブラII 伝説の男 帯アリ
今更言うまでも無いことですが、本作は「寺沢武一」氏の名作漫画「コブラ」をゲーム化したもので、原作内にある「黒竜王」編をベースにアレンジを加えたストーリーとなっており、グラフィックの方もCD-ROMの大容量を活かしてそれまでの家庭用ゲーム機では考えられないほど忠実な原作絵の再現に成功していました(しかも絵の量も豊富)。
本作はコマンド選択式のアドベンチャーゲームとなっており、コブラが遭遇した場面にて最初に「見る」や「調べる」「話す」などの動詞コマンドを選択し、その後にベッドやキャビネット、人物などの名詞を選択するというのが基本的なやり方になります。この辺のシステムについてはベーシックなものなので、遊びやすい作りになっていましたね。
PCE CD-ROM コブラ 黒竜王の伝説 + コブラII 伝説の男 帯アリ(家庭用ゲーム ..
ちなみにメインとなっている画面に映っている人物に話しかけたりすると、その人物のアップ画像がちゃんと表示され、その人との専用会話モードに移行するようになっています(割とモブっぽい人でも)。「だから何よw」って思うかもしれませんが、当時のゲームでは容量の関係上、よっぽどの主要人物でもない限り大抵最初の全体絵一枚だけで終わりってのが普通だったんですよ。モブっぽい人でも専用の1枚絵を用意できたのも、CD-ROMの大容量ならではだったということです。
そして本作の「移動」についてですが、序盤の「クイーン・ラブ号」の船内では場所と場所の間を実際に通路を歩いて移動します。通路は一本道で、コントローラーの上で奥に、下で手前に向かって歩き、左右にドアがあるところで入りたい方向を押すとその中に入るという仕様です。ちなみに歩いているときはコブラや廊下がアニメーションするんですが、このコブラの歩き方がアニメ版「スペースコブラ」のOPを髣髴とさせるものがあってニヤニヤしてしまいます。
コブラ 黒竜王の伝説(CD-ROM2専用)|PCエンジン (PCE)|ハドソン
ただこの移動はちょっと動きが「遅い」ので若干のかったるさはあるものの、船内ではいける箇所がそれほど多くないのでそれほどストレスにはなりません。またこの船を出てからの移動は、従来のAVGのように「北へ進む」とか「小屋に入る」などのコマンド選択による移動になります。
ゲームプレイ中、特定の場所に行ったり、何らかの目的を達成するとイベントシーンに移行します。
この際のグラフィックは画面いっぱいの一枚絵であったり、通常の大きさや画面半分を使ったものなど状況に合わせて多種用意されており、大きな一枚絵以外の場合はスクロールやアニメーションなどを使用して「動き」をメインに見せてくれます(画像左の巨大な人面シャチが、右から左に移動するシーンなどはなかなかの迫力)。
その他ならおまかせ! ふるいち、古本市場の公式通販サイト「ふるいちオンライン」のコブラ 黒竜王の伝説ページです。
言い忘れていましたが、本作は「フルボイス」ではないので普段キャラクターの台詞は文字で表示されるだけなんですが、こういったイベントシーンには声優さんによる「声」の演技がちゃんと入っていて、イベントシーンを盛り上げてくれていました。あ、声といえば…まあそれは後にしますか。
【中古】(未使用・未開封品)コブラ 黒龍王の伝説 【PCエンジン】
本作はAVGとしては非常に「簡単」というか「親切」につくられていて、この手の原作キャラクターありきのAVGによくある無駄に全部コマンドを実行しないとフラグが立たないとか、時間稼ぎでしかないミニゲームのようなものが一切無く、選択するコマンドも厳選されていて不要になったコマンドは表示されなかったり、やっても無駄なこと、行っても無駄な場所についてはやんわりとプレイヤーに教えてくれたりと親切につくられていました。
【PCエンジン】#3 コブラ~黒竜王の伝説~ ゲームというよりコミックです!【ゆっくり実況・レトロゲーム】 · Comments6.
ゲームの展開上、いくつか解かなければいけない謎もあるのですが、その辺もちゃんと文章を読んでいればわかるものだし、ちょくちょくヒントをくれるのでそこまで行き詰るものではないと思います。また即死コマンドや、進行できなくなる「ハマリ」もないので、AVG初心者でも気楽に遊べる難易度でした。
【中古】コブラ 黒龍王の伝説 【PCエンジン】 おもちゃ・ゲーム
では最後に、本作はイベントシーンなどで声優さんによる声の演技が入っています。なのでもちろん「コブラ」自身も頻繁に喋ってくれるのですが…さあみなさん、コブラの声優さんといえば?
(誰だ、松崎しげるさんっていったのはw
(「アラン・ドロン」や「ブルール・ウィリス」の吹き替えでお馴染みの方です)
[BGM] [PCECD] [CD-DA] [psg] コブラ 黒竜王の伝説 ..
山田康雄さんも、ルパンの軽いひょうきんな(表現が古い)役から、イーストウッドのド渋いハードボイルドな役まで完璧にこなせる役者さんですから、ひょうきんな面とハードボイルドな面両方を持つコブラ役には適任だと思いますし、案の定本作での山田康雄コブラは原作のイメージをまったく損なわないものでした。
【中古】コブラ 黒龍王の伝説 【PCエンジン】|Come to Store
私は山田康雄さんも野沢那智さんも大好きな役者さんでしたから、どちらの演じたコブラも「アリ!」だと言えます。それだけに、この両名がお亡くなりになってしまったのが、本当に悲しい。そう思います。
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PCエンジン版『コブラ』!
リアルタイムでプレイした時は、CD-ROMの大容量を活かしまくった演出に「未来のゲーム来た!」と興奮した記憶があります。
それから、このゲームの中でライターが物凄く印象的だったので。煙草も吸えないのに、父親が持っていたZIPPOのオイルライターをカッチンカッチンしていた事も、ソンゴスキーさんの記事を読んだことで思い出しましたw