宝塚版「HiGH&LOW」 HIROも魅了した真風涼帆の世界観
そして、もう一筋の物語が、原作の前日譚としての、コブラとカナの淡い恋である。先ごろ退団した宙組トップコンビの真風涼帆と潤花が、このカップルを演じる。病と健気に戦う天真爛漫なカナを、コブラがぶっきらぼうながらも優しく包み込む。
川村壱馬(花岡楓士雄役)&真風涼帆(コブラ役)、互いの作品の魅力を語る (C)宝塚歌劇団
最終的に「SWORD」と「苦邪組」との決戦に向かっていく過程で、「山王連合会」を率いるコブラ(真風涼帆)が、「達磨一家」の日向紀久(瑠風輝)、「RUDE BOYS」のスモーキー(桜木みなと)、「White Rascals」のROCKY(芹香斗亜)らと出会い、お互いを認め合っているところを見せる。タカラヅカらしい「男の美学」の表現だ。
「SWORD」の5チームに対峙する「苦邪組」のメンバーも、リーダーのリンを演じた留依蒔世を筆頭に、存在感は抜群。また、コブラたちの最大のピンチを救うのが、純子(天彩峰里)率いるレディースチーム「苺美瑠狂」だ。「タカラヅカの娘役ここにあり!」の強さとしなやかさを見せつけてくれる。
宙組公演 《主演》 真風涼帆、潤 花
TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE
『HiGH& LOW -THE PREQUEL-』
LDHコラボ第2弾の宙組公演が初日 5年トップ真風涼帆が岩田剛典演じたコブラ宝塚版を表現
殺人の罪で服役した元ボクサーが、平穏な生活を望みながらも再び黒社会に巻き込まれていく姿を描いた韓国ノワール。「新しき世界」のパク・ソンウンが主演を務める。 違法賭博場での試合中に相手を誤って殺害したことによる8年の刑を終えた元ボクシング選手のウチョル。釈放後は静かに暮らしたいと考えていた彼を待ち受けていたのは、古くからの友人で犯罪組織の首領ドシクからの仕事の誘いだった。ドシクの誘いを断るウチョルだったが、偶然出会ったコールガールのミョンジュを守るため、汚職刑事のジョンゴンに拳を振るってしまう。ドシクとジョンゴンの取引によりウチョルは逮捕を免れるが、脱北者によって構成された麻薬密売組織を仕切るガクスを消すことを命じられてしまう。 ウチョル役をパク・ソンウンが演じるほか、「ただ悪より救いたまえ」のオ・デファン、「殺人者の記憶法」のオ・ダルス、「KCIA 南山の部長たち」のチュ・ソクテらが顔をそろえる。監督は「ありふれた悪事」のキム・ボンハン。
広島に投下された原子爆弾を至近距離で被爆した父の凄絶な体験をつづった美甘章子のノンフィクション「8時15分 ヒロシマで生きぬいて許す心」を映画化。著者自らエグゼクティブプロデューサーを務め、地獄のような状況にあっても生きることを諦めなかった父の思いと、父から娘へ受け継がれた平和へのメッセージを描く。1945年8月6日、広島。父とともに建物疎開の準備をしていた19歳の美甘進示は、自宅の屋根に上り瓦を剥がしていた。その時、激しい光が進示を襲い、一瞬にして暗闇の中へと突き落とす。世界で初めて投下された原子爆弾は広島中を焼き尽くし、7万人以上もの命を奪った。焼けただれた体を引きずりながら助けを求めてさまよう進示は、激痛から解放されたい一心で死さえ願うが、父の力強い言葉に支えられ、懸命に前へ進むのだった。それから40年後、進示の平和への願いが形となってニューヨークの国連本部に届く。しかしその数年後、ニューヨークを訪れた進示の娘・章子は驚くべき事実を知る。
スポニチ宝塚歌劇特集号、“真風涼帆コブラ”の姿が1面飾る&月組「グレート・ギャツビー」特集も ..
一方で同時上演の『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』は放浪の伊達男・カプリチョーザが、イタリア各地を巡る中で遭遇する様々な出来事を綴った大人の雰囲気漂うショー作品。トップスター・真風涼帆と宙組のさまざまな魅力を感じられる2作品といえるだろう。
宝塚歌劇宙組公演『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』と『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』の通し舞台稽古が8月26日、兵庫県宝塚市・宝塚大劇場でおこなわれた。それに先立ち、主演・真風涼帆、EXILE HIROと原作脚本・平沼紀久、宝塚歌劇団の演出家・野口幸作が囲み取材に出席。作品に対する感想や制作裏話についてなど、質問が飛び交った。
最強!真風涼帆さん率いる無敵の宙組公演 | キラキラ観劇!感激日記
宙組公演 《主演》 真風涼帆、潤 花
■原作・著作:HI-AX
■構想:平沼紀久(LDH JAPAN)渡辺啓(LDH JAPAN)
■脚本・演出:野口幸作
本作『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』では壮大なシリーズの作品群の隠された前日譚を新たに構想し、宝塚歌劇の世界観での舞台化に挑戦。時代はシリーズを通して物語の中心となる5つのグループ「SWORD」誕生前夜の物語となる。一方で同時上演の『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』は放浪の伊達男・カプリチョーザが、イタリア各地を巡る中で遭遇する様々な出来事を綴った大人の雰囲気漂うショー作品。トップスター・真風涼帆と宙組のさまざまな魅力を感じられる2作品となる。
情熱のギャング、真風涼帆が好演 宙組「HiGH&LOW」開幕
「グッと吸い込まれました。前のコブラを忘れるくらいの存在感はさすが」。人気グループ「EXILE」のHIROは、宝塚歌劇団宙(そら)組トップスター・真風涼帆(まかぜすずほ)の演技をこうたたえた。「HiGH&LOW」のプロジェクトを手がける「LDH JAPAN」とのコラボレーションで注目される新作。粗暴さも見せながら、宝塚の世界観で昇華させ、「本家」のトップをうならせた。
トップスター真風涼帆(まかぜ・すずほ)が若きギャングを品を保ち ..
究極の男役を体現するトップスター・真風涼帆と、潤花ら宙組が、守るべき女性・守るべき街との間で葛藤する男たちの愛と闘いの物語を体現。2022年8月~9月に宝塚大劇場、2022年10月〜11月に東京宝塚劇場にて公演予定となっている。構想を平沼紀久(LDH JAPAN)、渡辺啓(LDH JAPAN)、脚本・演出を野口幸作が担当する。3時間の公演のうちの前半1時間35分で上演され、後半に55分の宝塚オリジナルショー、ファッシーノ・モストラーレ『Capricciosa!!(カプリチョーザ)』が上演される。
トップスターの真風涼帆(まかぜ・すずほ)ら宙組メンバーの持ち味を ..
現世に残る死者の声を聞く能力者のリースとその相棒兼恋人のキャットは、霊障に悩む人々からの依頼を受け、心霊現象の調査と除霊を行っている。ある夜、ルースという女性から「キャンディ・ウィッチに苦しめられている」と連絡を受けたリースは、キャットと共にヘザーの家を訪れる。お菓子の杖で子供を襲うキャンディ・ウィッチの正体は、かつて町の子供たちを虐待し苦しめた邪悪な乳母の悪霊だという。しかし、調査を進めるにつれ、キャンディ・ウィッチの呪いに隠された町の暗部が明らかになっていく。果たしてリースは、この悪霊の殺戮を阻止し、町にはびこる邪悪な呪いを解くことができるのか?
話題の宝塚歌劇団宙組公演「HiGH&LOW」では真風涼帆 ..
今回のコラボレーション作品は2作で、1作品目は「SUZUHO MAKAZE SPECIAL RECITAL @TOKYO GARDEN THEATER『FLY WITH ME(フライ ウィズ ミー)』」。国内最大の劇場型ホール・東京ガーデンシアターで行われる宙組トップスター・真風涼帆の公演で、LDH JAPANのライブの企画・演出を手掛けるクリエイティブチーム「TEAM GENESIS」のプロデュースによって行われる。
話題の宝塚歌劇団宙組公演「HiGH&LOW」では真風涼帆(左)演じるコブラがバイクで疾走するシーンも。右はトップ娘役の潤花
19世紀イタリアで、カトリック教会が権力の強化のために7歳になる少年エドガルド・モルターラを両親のもとから連れ去り、世界で論争を巻き起こした史実をもとに描いたドラマ。 1858年、ボローニャのユダヤ人街に暮らすモルターラ家に、時の教皇ピウス9世の命を受けた兵士たちが押し入り、何者かにカトリックの洗礼を受けたとされるモルターラ家の7歳になる息子エドガルドを連れ去ってしまう。教会の法に則れば、洗礼を受けたエドガルドをキリスト教徒でない両親が育てることはできないからだ。息子を取り戻そうとする奮闘する両親は、世論や国際的なユダヤ人社会の支えも得るが、教会とローマ教皇は揺らぎつつある権力を強化するために、エドガルドの返還に決して応じようとはせず……。 監督・脚本は、「甘き人生」「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」「シチリアーノ 裏切りの美学」などで知られるイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ。教皇ピウス9世役はベロッキオ監督の「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」にも出演したパオロ・ピエロボン。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
真風涼帆、潤花、芹香斗亜 他。時はムゲン解散から数ヶ月後、「SWORD」誕生前夜の ..
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
真風涼帆 四つ切り(HiGH&LOW 浴衣コブラ) · 宝塚 HIGH&LOW パンフレットの ..
「HiGH-」はLDHによる総合エンターテインメントプロジェクトが原作。SWORD地区で争う5つのチームを描く連ドラとして2015年にスタートした。宝塚ではその前日譚が描かれ、ドラマ版でEXILE・岩田剛典が演じたコブラ役を、トップスターの真風涼帆が熱演。通常の宝塚では演じられないようなバイオレンスの連続だが、男臭いドラマにトップ娘役・潤花が演じるカナとのラブロマンスを絡め、宝塚版として消化させた。またLDHの曲が全編を彩った。
宝塚歌劇 宙組 TCA 真風涼帆 芹香斗亜 桜木みなと 瑠風輝
香港のデレク・ツァン監督が手がけた「ソウルメイト 七月と安生」を、韓国・済州島に舞台を移して新たに映画化。幼い頃からの無二の親友だった2人の少女のすれ違いや絆を、切なくも温かく描いた友情の物語。 絵を勉強しながら世界中を旅したいという夢を抱く自由人のミソ。そんな彼女に憧れを抱きながらも堅実に生きることを願うハウン。性格も価値観も真逆な2人の幼なじみは、楽しい時もさみしい時もずっと一緒だった。そんな日々がずっと続くと思われたが、ある出会いをきっかけに2人の関係は急激に変化していく。互いのことを思い合いながらもすれ違い、やがて疎遠になって16年が過ぎたある日、ハウンはミソにある秘密を残し、こつ然と姿を消してしまう。 ミソ役は大ヒットドラマ「梨泰院クラス」や映画「The Witch 魔女」で知られるキム・ダミ、ハウン役はドラマ「ボーイフレンド」のチョン・ソニ。2人の関係に深く関わることになる青年ジヌを「力の強い女 カン・ナムスン」などのドラマで活躍するピョン・ウソクが演じた。
コブラを演じる真風涼帆― スポニチ Sponichi Annex 芸能
特別映像には、「」と「HiGH&LOW -THE PREQUEL-」の名シーンの数々が映し出されている。舞台を見た川村(花岡楓士雄役)は、「最初から最後までずっと引き込まれながら、圧倒されました。生で見ないとわからない迫力があって、テンポがすごくて、立体感がある。どんどん世界観に引き込まれていく。舞台で初めて見る3D感だったり、男女の物語に感動するシーンもあって泣きそうでした。圧巻でした、素晴らしかったです」と、観劇後の興奮冷めやらない様子で賛辞をおくる。一方、映画を見た真風(コブラ役)は、「アクションがド迫力で、本当に圧倒されました。仲間だったり、守るべきもの、すごく爽快で素敵だなと。テンションがとっても上がりました。圧巻で一気に世界観に引き込まれました」と語り、映画ならではの没入感を味わったようだ。
HiGH&LOW -THE PREQUEL-』 真風涼帆 ~LDH JAPAN ..
真風がふんしたコブラ率いる「山王連合会」と、芹香斗亜がリーダーROCKYの「White Rascals」、桜木みなとがスモーキーの「RUDE BOYS」、瑠風輝の「達磨一家」、鷹翔千空が番長の「鬼邪高校」と、宝塚版でも5グループのドラマが描かれた。
真風涼帆・潤花・芹香斗亜・桜木みなと・瑠風輝・寿つかさ・松風輝
後部座席に女性をのせ、ハーレーダビッドソンにまたがる。その一方で、抗争が続く中、幼なじみの女性の望みをかなえようと、コブラが寄り添う。開幕前の取材では、真風自身も「舞台化を聞いて、宝塚版として、どうなるのかワクワク、ドキドキしていた」と振り返っていた。
EXILE HIRO、宝塚宙組・真風涼帆を絶賛「エネルギーがすごかった」
宝塚歌劇がEXILEらを擁するLDHとコラボした第2弾「HiGH&LOW-THE PREQUEL-」と、ショー「Capricciosa(カプリチョーザ!!)」の宙組公演が27日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。トップ約5年、男役の体現者にも近づく宙組トップ真風涼帆が、芝居では、ドラマなどで岩田剛典が演じたコブラを宝塚版として表現した。