タナカ コルト コブラ 2インチ Rモデル | WING&PADDY


コルトのダブルアクションリボルバーといえばパイソンを筆頭にキングコブラやアナコンダ、ヴァイパーなど蛇の名称を取り入れたモデルが多い。そんなコルトのスネークガンファミリーの第1弾として登場したのがコブラである。


タナカ コルト コブラ Rモデル モデルガン | レギュラー満タンで

当時としては先進的だったコブラを、タナカはディテクティブスペシャルやポリスポジティブスペシャルに引き続きリアルさを保ちつつ耐久性と作動性を向上させた“R-model”仕様のモデルガンでリリースする。数種類あるバリエーションの中から1951年製の初期モデルをチョイス。バレル左側に施された「COBRA」の刻印、短いエジェクターロッド、サイドプレート中央に施されたランパントホース、そしてベークライトグリップはABS樹脂で再現。プレス製とダイキャスト製の2ピース構造のリバウンドレバーを導入することでシリンダーロックアップ問題を解決している。

カートリッジを含まない本体重量が421gと実銃(425g)とほぼ同じ重量となっており、見た目だけではなく手応えでも楽しめる。コブラはトイガン化されたことがなかったので、この機会にぜひ手に入れておきたい1挺だ。

タナカ コルト コブラ Rモデル モデルガン · 右が旧ディティクティブ

パイソンやダイヤモンドバック、アナコンダなどコルトのリボルバーには蛇の名前を冠したものが多いが、コブラのその元祖だ。なぜ、蛇の名前を採用したかは残念ながら不明。コブラ以前のリボルバーは職業や使用用途などを組み合わせたものがスタンダードで、順当に行けば「ライトウェイト・ディテクティブ」とか「フェザーライト・スペシャル」といったような名前になるはずだが…。

ディテクティブ、ポリスポジティブに続き、DフレームのRモデルの第3弾としてコブラが新発売となった。まさかまさかのコブラである。メーカーの気合の入れようを見るに、これはダイヤモンドバックもあるんじゃないかと期待が膨らむ。

タナカ モデルガンコルト コブラ .38スペシャル 2インチ 1st issue(イシュー) R-モデル HW.

先述した通り、コブラはディテクティブのアルミ合金版で、モデルガンでこれを再現すると、ディテクティブの単なる刻印違いとなり、いささかインパクトに欠ける。そこで、タナカはコブラの中でも特徴的な1951年製をチョイスし、短いエジェクターロッドとベークライト風グリップを新規で作ることで、ディテクティブとの差別化を図った。そして、私はその戦略にまんまとハマって買ってしまったってわけ。

ベークライト風グリップが大変に気に入ったので、ほかのリボルバーにも取り付けてみる。まずはポリスポジティブに装着。重厚感のある渋い佇まいに。

タナカ コルト コブラ に2” 38スペシャル R-モデル モデルガン

コブラはディテクティブスペシャルのアルミ合金版だ。登場は1950年のこと。アルミ合金の最大のメリットは軽さで、ディテクティブの重量が21オンス(約595g)であったのに対し、コブラは15オンス(約425g)と大幅な軽量化を実現した。

最後は同時に新発売になったニッケルのスクエアチーフと。まさかコブラとバッティングするとは夢にも思わなかった。新作のモデルガンが2挺も出るというのは嬉しい限りなのだが、2挺で5万円以上。おまけに今月はMULEのHScも買ってしまったので、締めて10万円超え。こりゃマズいですな。来月は慎ましく生きねば。