当院を受診した時は、外来に通院し始めたばかりの時であった。 内服薬


いつもお世話になっています。お伺いしたい事があるのですが、全般性不安障害を患っています。
長い間、抗うつ剤での治療は行わずジプレキサとソラナックスでの治療を行ってきました。ただ薬が合わなくなり改めて抗うつ剤での治療をしてみたところレクサプロ、ジェイゾロフト共に頭の中がカーッと熱くなってしまい、レクサプロの時は気絶して倒れてしまいました。その後、現在また
ジプレキサに戻しました。そこで、お伺いしたいのですが抗うつ剤はセロトニンを増やす薬で
ジプレキサなどはセロトニンをブロックする作用があるとネットなどを見ると書いてありますが
増やすのと遮断するのとでは対比しているような気がするのですが、どういう位置付けなのでしょうか?食品などやビタミンB群などのセロトニンを増やすといわれるものを食しても頭がカーッと熱くなる感じにおそわれます。ジプレキサを10年ぐらい飲んでいるため脳が遮断される事に慣れてしまい、セロトニンをとりいれると調子が悪くなるという事はないのでしょうか?自分にセロトニンを増やす作用が合わないのかと最近は思ってしまいます。ただやはりずっとジプレキサを飲むのは抵抗があるため減薬、断薬を考えてます。不安感を取るにはセロトニンを増やすのが一般的だと思うのでカーッとなった感じがしても続けていったほうがいいのでしょうか?まとまりのない文章ですみません。宜しくお願い致します。


レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

うつ病に対する抗うつ薬の有効性は、準至適(suboptimal)である。うつ病では一貫して血漿中ホモシステイン高値が認められ、ある種のビタミンBによる治療は明らかにその値を低下させることは知られていた。西オーストラリア大学のOsvaldo P. Almeida氏らは、大うつ病患者において、ビタミン剤が抗うつ薬の効果増強に有用であるか否かを検討した。その結果、ビタミンB、Bおよび葉酸をシタロプラムに併用することにより、1年間(52週間)にわたりシタロプラムの効果が増強、維持され、ビタミンB追加の有用性が示唆された。結果を踏まえて著者は、「今回の所見は、中高年の大うつ病に対して安全かつ安価な追加選択肢として、治療ガイドラインへの適用を促すものであった」とまとめている。British Journal of Psychiatry誌オンライン版2014年9月25日号の掲載報告。

本研究では、ビタミンB、Bおよび葉酸が、52週間の抗うつ薬治療の効果を増強するか否かを検討するため、無作為化二重盲検プラセボ対照試験を実施した。シタロプラム(20~40g)とビタミンB 0.5mg、葉酸2mgおよびビタミンB 25mgを52週間併用。対象は、50歳以上の地域住民で、DSM-IV-TRにて大うつ病と診断された患者とし、モンゴメリ・アスベルグうつ病評価尺度(MADRS)を用いて症状の重症度を評価した。主要アウトカムは、12、26、52週後のうつエピソードの寛解。副次アウトカムは、12週時のMADRSスコアの低下、回復後の大うつ病再発であった。

ビタミンB、Bおよび葉酸が抗うつ薬治療の効果を増強するか否かの主な結果は以下のとおり。

・合計153例をプラセボ群76例、ビタミン剤群77例に無作為化した。
・12週時の症状寛解率はプラセボ群78.1%、ビタミン剤併用群79.4%(p=0.840)であった。
・26週時はそれぞれ76.5%、85.3%、52週時は75.8%、85.5%であった(52週間介入の効果: オッズ比[OR]:2.49、95%信頼区間[CI]:1.12~5.51)。
・MADRSスコアにおいて、群間の有意差は認められなかった(p=0.739)。
・12週時に寛解を達成した患者の再発リスクは、プラセボ群に比べ、ビタミン剤併用群で低かった(OR:0.33、95%CI:0.12~0.94)。
・ビタミンBは、12週時においては抗うつ薬の効果を増加させなかったが、1年間にわたり抗うつ薬の効果を増強、維持した。

パロキセチンの添付文書では、重大な副作用として、SIADHがおもに高齢者において現れることがあるとの記載があり、原因は不明とされています。初期症状として、浮腫のない急な体重増加、全身倦怠感、頭痛、吐き気、眩暈、傾眠などがあげられていますが、多くの場合は自覚症状がなく、検査値の異常から発見されます。発症しやすい時期は2日目~1ヶ月です。この症例は高齢であるため、少量から投与されていましたが、副作用が起きています。異常が生じた場合には、血清ナトリウム値の検査が必要です。また、原因と考えられる薬剤を直ちに中止することも大切です。(民医連新聞2009年8月3日)

レクサプロ、ジェイゾロフト共に頭の中がカーッと熱くなってしまい ..

パロキセチンによる幻覚の報告は、パロキセチンの大量投与か他剤との併用で生じており、通常の場合、常用量での報告はないと考えられる。しかし、透析患者や腎機能障害のある患者の場合は、血中濃度やAUC(薬物血中濃度-時間曲線下面積)が上昇するため、常用量の50%に減量する必要があります。

最近用いられることが多い抗うつ薬はSSRIとSNRIです。SSRIはセロトニンの働きを強くする作用をもち、パロキセチン(パキシル)、フルボキサミン(デプロメール (R)、ルボックス (R))、セルトラリン(ジェイゾロフト (R))、エスシタロプラム(レクサプロ (R))が発売されています。三環系抗うつ薬に比べ顕在化する副作用が少なく、うつ病治療の主流になっています。うつ病以外にも強迫性障害や社会不安障害、パニック障害にも用いられています。もっとも、発売当初は副作用が少ないとされましたが、その後、嘔吐や食思不振、薬を増量した際などに下痢や多動、痙攣といったセロトニン症候群が現れる症例が増え、注意が呼びかけられています。とりわけ、薬を始めた当初に起こりやすいアクチベーション症候群は、不安や焦燥が強まって自殺行動が高まることもあるため注意が必要です。

パロキセチン塩酸塩(パキシル錠など)、エスシタロプラムシュウ酸塩(レクサプロ錠)、フルボキサミンマレイン酸塩(

ミルタザピンは、ノルアドレナリン神経活性化を介して、セロトニン遊離促進を図る薬剤であり、SSRI、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬:Serotonin & Norepinephrine Reuptake Inhibitors)とは異なる作用機序を持っています。薬物構造は、四環系のミアンセリン(テトラミド錠)に類似しています。効果発現の早さが期待された薬剤で、特に睡眠障害はプラセボ対照試験において1~2週目で有意な効果を現しています(うつ病中核症状は5~6週目に有意な効果がみられました)。単回投与時の半減期は32時間であり、特に初回服用翌日の眠気、ふらつきに注意が必要です。

レクサプロ | ウェルメッド ベスト バンコク クリニック 2025