また、ステロイド点眼は角膜疾患の有無や緑内障の有無、ステロイド ..
最近の抗ヒスタミン薬は効果発現も早く、飲み始めた日から、遅くても数日以内には効果が認められます。
[PDF] 抗コリン作用を有する薬剤における禁忌「緑内障」等に係る
アレジオンLX点眼液は緑内障の方でも使用できます。緑内障の目薬と併用する場合は、点眼間隔を5分以上あけてください。点眼間隔が短すぎると、最初に使用した目薬が次の目薬によって流されるなどして十分な効果が期待できなくなります。
なお、緑内障治療のために点眼後ゲル化する目薬(チモプトールXE点眼液やリズモンTG点眼液など)を使用している場合は、アレジオンLX点眼液を先に点眼して5分以上あけたあと、これらの目薬を使用してください。
チモプトールXE点眼液やリズモンTG点眼液などを先にさしてしまった場合は、10分以上あけてからアレジオンLX点眼液を使用してください。
抗ヒスタミン薬の代表的な副作用が眠気や集中力低下です。上述した脳内のヒスタミン受容体占有率が高いほうが眠気が出る傾向が強いです。また逆に効果も占有率が高いほうが強い傾向にあると思います。
2.4 閉塞隅角緑内障の患者[症状が悪化するおそれがある。][9.1.4参照]
第2世代のなかでも、ビラノア・アレグラ・デザレックスは特に脳内移行率が低く、自動車運転にも禁止・注意の記載がありません。
図1に主な抗ヒスタミン薬のを示します。第1世代が50%以上の脳内H1受容体を遮断するのに対して、20%未満で非鎮静性とされます。赤い四角で囲ったものは第2世代と呼ばれるもので、すべて非鎮静性です。アレグラやアレジオンなどはOTC薬(市販薬)にもなっていて、ドラッグストアでも簡単に手に入るのでなじみが深いのではないでしょうか。
緑内障をお持ちの方に急性発作を起こすリスクはあります(眼科医に ..
もちろん濃度が高いほど効果は発揮しやすいですが、前述の通り緑内障に注意して使用すべきで、でしょう。
点眼薬で多く使われるのは「第2世代抗ヒスタミン薬」でしょう。ステロイド点眼薬も使われますが、緑内障などの眼圧が上がる可能性があるからです。まずは抗ヒスタミン薬で使って、緩和しないようならステロイド点眼薬を使用するようにした方が望ましいです。
緑内障や前立腺肥大の方も使用可能です。 メキタジン…眠くなりにくく、口 ..
一方、ヒスタミンには脳内では覚醒、記憶、学習、自発運動などの働きもあります。抗ヒスタミン薬の成分が脳内に浸透し、ヒスタミンの働きが妨害されると、「眠気」やインペアードパフォーマンスと呼ばれる、眠気がなくとも「判断力が低下」したり、「学習能力が低下」する副作用が起こります。
(1)緑内障のほとんどは開放隅角で、抗コリン作用のある薬剤をのんでも危険はありません。
(2)狭隅角の人だけが危険ですが、眼科に受診していない場合、本人は緑内障の危険について無自覚・無症状なので、添付文書に記載があっても無意味です。
(3)狭隅角の人でも、眼科で予防的にレーザー虹彩切開術を受けていれば、緑内障急性発作の危険はありません。(この処置を受けていない場合は注意が必要です)
つまり、添付文書に緑内障禁忌と書いてあるのはあまり合理的ではなく、実際には不要な脅しになってしまっていることがほとんどです。
しかも、抗コリン作用がかなり弱くても、可能性だけですべて一律に緑内障禁忌になってしまっているのも問題だと思います。
もっとも、以上の議論はかなり単純化してしまっているのも事実。ものごとに例外はつきものです。たいていは大丈夫とはいえ、添付文書にある以上、一応眼科医にその薬をのんでよいかどうか尋ねていただくのが安全です。
青葉台 駅徒歩1分の眼科(緑内障・白内障・近視・小児眼科 など)
なぜ、これらの薬は緑内障の場合に使ってはいけないとされているのでしょうか?
これらの薬物は、副交感神経を抑制する(抗コリン作用という言い方をすることが多い)か、あるいは交感神経を刺激する作用を持っています。どちらも同じような効果を持ち、瞳孔を閉じる働きを持つ毛様体筋を弛緩させるため、隅角が狭くなってしまい、眼圧上昇がおこると考えられています。
もっとも、開放隅角ならそんなに眼圧は上昇しませんし、仮に一時的に少し眼圧が上昇してもすぐ元に戻ります。
ただ、もともと狭隅角の場合は、抗コリン作用をもつ薬物によりさらに隅角が狭くなると、緑内障発作をおこす心配があります。つまり、狭隅角の方に限って危険なのです。
※隅角は虹彩の根元にあって房水が流出するところ。
①緑内障治療薬:緑内障を治療するための点眼です。眼圧を下げることが ..
添付文書を読むと、「緑内障の人には禁忌」と書いてあることが結構あります。「狭隅角緑内障の人には禁忌」と書いてあることもあります。
緑内障禁忌のくすりのうち最も使うことが多いのは抗ヒスタミン剤でしょう。かゆみどめとしてよく使われ、花粉症の時にお世話になる方も多いでしょう。風邪薬にもよく入っています。
ということは、緑内障の人は、花粉症のくすりも風邪薬も使えないのでしょうか?
睡眠薬もほとんど緑内障禁忌と書いてあります。睡眠薬として現在最もよく使われているベンゾジアゼピン系の精神安定剤はすべて緑内障禁忌です。
つまり、添付文書に従うと、緑内障の人は睡眠薬ものめないということになります。不眠症の人はものすごく困りますよね。
ステロイドの点眼薬は緑内障などの副作用に注意して慎重に用いる必要があります。 ..
緑内障の診断方法が変わり、昔にくらべてたくさんの人が緑内障と診断されるようになりました。緑内障の疑いがあり、半年に1回くらい定期的に診察を受けている人もたくさんいます。
ところが、緑内障の場合は禁忌(使ってはいけない)と添付文書に記載してある薬がたくさんあります。
かぜぐすり、せき止め、抗ヒスタミン剤、睡眠薬、胃薬の一部など・・・ これら全部を本当に使ってはいけないのなら、ものすごく不自由なことになります。
さて、いったいどうしたらいいのでしょう?
ただし眠気が出やすく、抗コリン作用があり、緑内障や前立腺肥大などの人では禁忌です。 ..
交感神経・副交感神経に作用する薬は非常に多いので、緑内障禁忌の薬も多くなってしまいます。
しかし、ほとんどの緑内障は狭隅角ではなく、開放隅角なので、急性発作はおこしません。
最近診断されることの多い正常眼圧緑内障(NTGと呼ぶこともあります)も開放隅角ですから、急性発作はおこしません。
たとえ狭隅角でも、「レーザー虹彩切開術」という処置を受けておけば、緑内障発作をおこすことはなくなります。緑内障禁忌の薬でも安心して使えるのです。眼科にかかっていれば、緑内障発作の危険が高い人には、この処置をしていることが多いのです。
また、散瞳することは副交感神経を抑制して毛様体筋を弛緩させることそのものなので、以前に眼科で散瞳をして特に問題なかったなら、緑内障禁忌の薬を使っても、緑内障発作をおこす心配はきわめて少ないと言えます。(ゼロではない)
要するに、たいていの場合は大丈夫。緑内障でも、ほとんどの薬が使えるのです。