葛根エキス、ゲンチアナエキスが 硫酸転移酵素遺伝子の発現を増強
硫酸転移酵素は、生体外から取り込まれた異物の除去、体内の成分を血液に溶けやすくする働きなど、体内のさまざまな部位で多岐にわたる働きをしている酵素です。
【請求項1】 クラゲコラーゲンを有効成分として含有する、ミノキシジル硫酸転移酵素活性増強剤。 IPC (9件):
9種類の天然植物由来成分を用い、これらの硫酸転移酵素活性について、ヒト表皮ケラチノサイトを用いて、細胞培養し評価しました。9つの天然植物由来成分の中でも、葛根エキスとゲンチアナエキスにおいて硫酸転移酵素(SULT1A1)の発現が未処理(対照としてPBSを添加)のものと比較して1.5倍以上増加していました。
また、葛根エキスとゲンチアナエキスの濃度を変化させて同様の実験をしたところ、硫酸転移酵素(SULT1A1)の発現が用量依存的に増加していることもわかりました。
5%ミノキシジルと葛根エキスおよびゲンチアナエキス配合液を塗布した群、5%ミノキシジルを塗布した群、コントロール(未処理)群における、硫酸転移酵素(SULT1A1)の遺伝子発現量を測定しました。5%ミノキシジルと葛根エキスおよびゲンチアナエキス配合液を塗布した群では、コントロール群と比較して硫酸転移酵素(SULT1A1)の遺伝子の発現量が5.7倍(p=0.0036)、5%ミノキシジルを塗布した群と比較すると3倍(p=0.019)有意に増加しました。
この結果から、葛根エキスとゲンチアナエキス配合液を塗布することで、塗布しない場合と比較して、硫酸転移酵素(SULT1A1)の発現を増加させるということがわかりました。
日本で利用されている薄毛治療薬にミノキシジルがあります。 ミノキシジルは、体内に入ると硫酸転移酵素によって硫酸ミノキシジルに変換されます。
しかし、この硫酸転移酵素(SULT1A1)は人によって、もっている量に差があることがわかっており、硫酸転移酵素(SULT1A1)の活性が高い人はミノキシジルによる発毛効果が高く、活性が低い人は発毛効果が低いということもわかっています※1。
そこで我々は、硫酸転移酵素(SULT1A1)の活性を高めることで、ミノキシジルによる発毛効果を最大化できるのではないかと考え研究を進めてきました。
葛根エキスとゲンチアナエキス配合液が硫酸転移酵素(SULT1A1)の発現に効果があることがわかりました。この結果を治療に活かすために、葛根エキスとゲンチアナエキス配合液を主成分とした「Dクリニックオリジナル ミノキシジル補助剤 Dミノキブースター」の提供を各クリニックで開始いたしました。治療の効果を少しでもあげるべく、今後も研究に精進し、新しい治療を患者様にご提案できるように努めてまいります。
ミノキシジル硫酸転移酵素 (minoxidil sulfotransferase) としては、 SULT1
そもそも、ミノキシジルだけでは、発毛効果は見られません。
体内の硫酸転移酵素がミノキシジルに作用することで
髪の毛を生やす効果が得られます。
Dミノキブースターはミノキシジルの働きを助ける硫酸転移酵素を増やして発
毛効果をサポートすることを目的とした製剤です。
硫酸転移酵素の発現を高める作用が実証された
天然植物由来成分を配合しています。
ミノキシジルによる発毛効果は、毛包に存在する酵素の一つである硫酸転移酵素(SULT1A1)により、ミノキシジルが硫酸化されることで生成される硫酸ミノキシジルによって引き起こされます。
もう一つの特徴としては、頭皮の硫酸転移酵素の活性が強い点も挙げられます。 ..
ミノキシジルが硫酸転移酵素の働きで“硫酸ミノキシジル”に変換されます
ミノキシジルの発毛効果に個人差があるのは、硫酸転移酵素の量に個人差があることも1つの要因
A:AGA治療薬として認められているミノキシジル外用薬とフィナステリド内服薬またはデュタステリド内服薬を推奨しています。 ..
”Dミノキブースター”で硫酸転移酵素を増加させることでミノキシジルの発毛効果をサポートすることが期待できる
が肝硫酸化酵素によって硫酸基が結合する必要があるので,ミノキシジルはプロドラッ
”Dミノキブースター”で硫酸転移酵素を増加させることで、”硫酸ミノキシジル”への変換が増加し、発毛効果をサポートすることが期待できる
女性の薄毛治療 | 熊本 美容 皮膚科 ワイズスキンケアクリニック
昨今の医療技術の進歩により、薄毛は医療の力で完全克服可能になってきています。
駅前AGAクリニックは、「薄毛、抜け毛に悩む患者様が、根拠のない間違った治療でなく、医師の指導の下医学的に正しい治療で薄毛を克服していただきたい」という想いの元開院いたしました。
当院では、皮膚科、形成外科、美容外科の専門医の中でも薄毛治療スペシャリストの医師団による、内服薬のオーダーメイド調製、外用薬の濃度の調整、患者様一人一人の状態に合わせたオーダーメイドのメソセラピーを行い。AGA、FAGA(女性の薄毛)の患者様だけでなく、大学病院も治療できかった重症の円形脱毛症の患者様まで、ほぼすべての患者様に薄毛を克服いただいております。
立地に関しても、全国14院ネットワークで東京新宿院、東京北千住院、横浜院、千葉津田沼院、新潟院、金沢院、三重四日市院、京都烏丸院、大阪梅田院、神戸三宮、姫路院、岡山院、広島院、鹿児島院ともに駅前に位置し、患者様に少しでも通いやすい、そしてアットホームな心の通った医療サービスを行うように徹底しております。
皆様のご来院お待ちいたしております。
[PDF] (12) 特許協力条約に基づいて公開された国際出願
ミノキシジル+Dミノキブースター使用群では、Dミノキブースターを使用しない群と比較して、硫酸転移酵素の発現量が5.7倍に増加するという結果が得られました。
A1(sulfotransferase family, cytosolic, 1A, phenol-preferring, member
ミノキシジルは唯一の発毛薬として、広く認知されていますが、発毛効果は人によって大きな差があることもわかってきています。
Dクリニックの医師は研究を通して、発毛効果と頭皮内の硫酸転移酵素の関係に着目しました。国内有数の治療経験をもとに、発毛効果が出やすい人とそうでない人の差が頭皮内の硫酸転移酵素の量の違い、活性の違いにあることをつきとめ、長期にわたる研究のすえ、ミノキシジルの発毛効果を引き上げる成分を発見しました。
これらの研究は2018年のイタリア ボローニャで開催された「European Hair Research Society 2018」において発表しました。
Sult1a1(ミノキシジルスルホトランスフェラーゼ)酵素ブースターは
多くのデータが示されており解釈が難しいところもありますが、駅前AGAクリニックでも採用しているミノキシジル内服薬の有効性が、後を追う形で立証されたことになります。
AGA治療について気になる質問に、専 ドクターがすべて回答!
※ミノキシジルと併用するため、ミノキシジル特有の副作用も含めて記載しております。
ミノキシジルの活性を5.7倍UP✨ 発毛効果を高める!D ..
細胞は優れた化学者である。細胞はあらゆる手段の化学反応を使って必要な分子の構築や調整を行っている。多くの細胞が用いている化学的方策の一つは、分子にスルフリル基(sulfuryl group)を付加するというものである。スルフリル基は通常の細胞条件下では負電荷を帯びていて、他の分子からの水素結合(hydrogen bond)を受け入れる酸素原子を豊富に持っている。これによりスルフリル化した分子は更に水に溶けやすくなって認識されやすくなる。スルフリル基を持つ分子を作るために、細胞は多様な種類の硫酸基転移酵素(sulfotransferase)を使う。この酵素は、便利な輸送分子PAPS(3'-ホスホアデノシン-5'-ホスホ硫酸、3'-phosphoadenosine-5'-phosphosulfate)からスルフリル基を取り出し、対象分子へと移す。
【発毛メソッド公開】薄毛を攻略せよ! ミノキシジルのある1日を追う
ということですね。当院での臨床での結論とほぼ同じ印象ですね。(ただし当院ではミノキシジル内服薬を、外用薬の代用としてだけではなく、むしろ積極的に用いています。)
83701-22-8・硫酸ミノキシジル・Minoxidil Sulfate【詳細情報】|試薬
細胞の細胞質(cytoplasm)には低分子に作用する様々な種類の硫酸転移酵素がある。これらの酵素は何種類かの重要な機能的役割を果たす。あるものは解毒作用において中心的役割を果たす。多くの毒性分子は分子量が小さくて水に溶けない。そのため、硫酸転移酵素はスルフリル基をこれらの分子に転移して、細胞から排出し最終的には身体から排出するのが容易になるようにしている。ある場合には、この機構が申し分なく働く。例えば、頭痛でアセトアミノフェン(acetaminophen)を飲んで数時間もすると薬効は薄れていく。なぜなら分子が細胞内で硫酸化され、急速に排出されるからである。ところが別の場合には、付加されたスルフリル基が比較的害のない分子を強力な発がん物質(carcinogen)へと変えることがある。またミノキシジル(minoxidil)の場合は、天然の分子を有効な薬へと変えることができる。硫酸転移酵素は体内にある不溶性分子の通常輸送においても役目を果たしている。例えば、上図左上に示した硫酸転移酵素(PDBエントリー )はスルフリル基をエストロゲン(estrogen)に付加して、血液を通して循環する可溶型を作り出す。この可溶型エストロゲンが対象細胞に到着すると、別の酵素によってスルフリル基が取り除かれ、活性型ホルモンが形成される。
具体的には、スルホトランスフェラーゼは、ミノキシジルをミノキシジル硫酸エステルに変換します。
ゴルジ体(Golgi apparatus)で見られる硫酸転移酵素の組み合わせは細胞質のものとは違い、細胞から排出されるタンパク質や炭水化物にスルフリル基を付加している。これら酵素は細胞質のものより対象が大きいため、より大きな活性部位を持っている。これらの酵素は非常に特異で、タンパク質や炭水化物の分子配列中に独特なスルフリル基のコードを作り出している。上図右上に示した酵素(PDBエントリー )は、細胞と細胞の間に見られる巨大な炭水化物ヘパリン(heparin)にスルフリル基を付加する。ヘパリンについたスルフリル基の配置を変えることによって、分子を溶けやすくするだけでなく、100種類以上のタンパク質との相互作用を制御している。
A|脱炭素酵素B|硫黄転移酵素C|転写酵素
結論:ミノキシジル内服薬は、ミノキシジル外用薬が困難な健康な患者にとって代用として用いるにあたり、効果的で副作用の軽度な治療法である。
A|安全性B|薬の効果がないC|副作用
■小山理事の学会報告
小山理事は、第26回日本形成外科学会基礎学術集会(10/19-20、大阪)、加齢画像研究会第6回学術集会(10/21、東京)、第10回世界毛髪研究会議(10th World Congress for Hair Research;WCHR、10/31-11/3、京都)において、防衛医科大学放射線科・曽我茂義先生と進めている、高分解能頭皮MRIを用いた頭皮の厚さの計測、さらに簡便な超音波測定器での厚さの計測に関する研究の進捗について発表しました。
また、第17回日本メンズヘルス医学会(10/6-7、東京)において、岩手医科大学・小澤正吾先先生と進めている研究の進捗について、「ヒト表皮細胞における硫酸転移酵素活性の発現を増強し、酵素活性を高める天然成分の探索 外用薬ミノキシジルの発毛効果の増強を目指して」と題して発表しました。4成分で硫酸転移酵素活性の発現を確認し、今後、ミノキシジルと併用して、発毛シグナルを増強するか検証する予定です。
脇坂理事は、加齢画像研究会第6回学術集会において、AGA患者における超高分解能頭皮MRIの解析・多血小板血漿療法が及ぼす影響について、多血小板血漿(Platelet rich plasma:PRP)が頭皮環境に及ぼす影響と毛髪量の変化について発表しました。
さらに、日本医科大学形成外科・小川令先生、高田弘弥先生と進めている研究について、高田先生が、第26回日本形成外科学会基礎学術集会、第10回世界毛髪研究会議(10th WCHR)において、毛乳頭細胞に対する周期的圧刺激およびミノキシジルの作用機序に関する検討の進捗を発表しました。
■特別セミナー
『周期的圧刺激によって制御される血管新生のシグナル伝達機構の解明 ~非接触超音波を用いた創傷治療法の開発を目指して~』 平成29年度 革新的先端研究開発支援事業 「メカノバイオロジー機構の解明による革新的医療機器及び医療技術の創出」AMED-CRESTに採択されたことを報告されました。