COBRA OVER THE RAINBOW #02 / 寺沢武一
この新エピソード「COBRA OVER THE RAINBOW」はニコニコ静画で見られますね。続きを待っていたのですが、残念です。
HITMANmorita 寺沢先生のご冥福をお祈りいたします。 「COBRA OVER THE RAINBOW」は未完のままとなりました.
寺沢は1955年3月30日生まれ、北海道旭川出身。浪人時代に投稿したマンガが入賞したことをきっかけにマンガ界入りし、1976年に上京してからは、手塚治虫に師事した。手塚プロダクションの“漫画部スタッフ”として所属中に「大地よ、蒼くなれ」で手塚賞佳作入選。1978年に週刊少年ジャンプ(集英社)でデビュー作となる「COBRA」を発表し、同年11月に連載がスタートした。また80年代初頭からパソコンでの創作に着目。1985年、8色のカラーマンガを「BAT」の巻頭で公開。パソコンの進化に合わせ、1992年「タケル」で世界初のフルCGマンガを発表。美麗なCGで世界各国から注目を集めた。近年では、2019年からKADOKAWAのWebマンガ誌・COMIC Hu(コミックヒュー)にて、完全新作エピソード「COBRA OVER THE RAINBOW」を発表していた。
未完のまま終わらないコブラ、というのもロマンを感じて、寺沢武一先生っぽいようにも思える。私たちが読めないだけで、コブラはいつまでも宇宙のどこかで人を食ったことを言いながら暴れてる。
COBRA OVER THE RAINBOW #05 / 寺沢武一
本作の主人公は、作品名と同名のコブラ。フルネームは不明で、本名なのか偽名なのかも分かりません。左腕に銃(サイコガン)を仕込み、見事なプロポーションを持つ相棒「アーマロイド・レディ」と共に、宇宙船「タートル号」を駆り様々なお宝を華麗に奪います。
バトル漫画の多くは、正義や倫理を重んじて、悪側の敵と戦う作品がほとんど。そんな時代の中、漫画「コブラ」は宇宙海賊を主人公に据え、法律を歯牙にもかけないアウトローを描くSFアドベンチャーとして発進しました。
COBRA OVER THE RAINBOW #04 / 寺沢武一
これは本日9月11日に、株式会社寺沢プロダクションの古瀬学代表の署名で、X(旧Twitter)のブイチギルド 【寺沢武一作品公式】のアカウントで発表されたもの。古瀬は「3度の脳腫瘍の手術を経ても、コブラその人のような生命力で生き抜いてきた寺沢武一でしたが、今回は本人も不意打ちを食らってしまったのでしょう。心筋梗塞でした。ここに生前のご厚誼に深く感謝し、謹んでお知らせいたします」とファンに伝えた。なお葬儀は家族のみで執り行われる。
こうした性格の主人公は、特に当時の少年漫画ではかなり珍しい部類でした。しかもコブラの場合、容姿との兼ね合いもまた特徴的です。こうしたキャラクターの場合、二枚目やイケメンでもおかしくありませんが、コブラの見た目だけを語るならばずばり「三枚目」。たれ目で団子鼻という見た目は愛嬌こそ感じますが、ハンサムとは言い難い容姿です。
Over the rainbowとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書
漫画「コブラ」の連載は、1978年に「週刊少年ジャンプ」で始まりました。当時の週刊少年ジャンプは、「キン肉マン」や「ドーベルマン刑事」などの人気漫画が活躍。また後続で「Dr.スランプ」「キャプテン翼」「キャッツ・アイ」なども登場し、大きな盛り上がりを見せます。
どれだけ嘆いても、時は戻りません。そして、作者が去った後でも、作品は残り続けます。個人として失ったものの大きさを痛感していますが、ひとりのライターとしてすべきことは、寺沢氏の名作とその足跡をこれからも伝えること。その想いから、寺沢氏の代表作である「コブラ」の魅力や特徴などを、今回改めて紹介します。
さようならコブラ、 どこまでも粋なヤツ! #寺沢武一先生追悼#コブラ〜COBRA OVER THE RAINBOW(未完)より.
筆者もいちファンとして、各作品……特に「コブラ」を愛読し、のめり込んできた読者のひとりです。脳腫瘍といった大病で筆を置く時期もありましたが、そのたびに寺沢氏は必ず舞い戻り、素晴らしい作品を提供し続けてくれました。
COBRA OVER THE RAINBOW #03 / 寺沢武一
また、「BLACK KNIGHT バット」、「鴉天狗カブト」、「ゴクウ」、「武 TAKERU」、「GUNDRAGON」など様々な作品を生み出しながら、代表作とも言える「コブラ」の執筆も定期的に続け、2019年には「COBRA OVER THE RAINBOW」の連載を開始。長き生涯にわたり、熱意と意欲を持って漫画執筆を続けた作家でした。
続きはこちらから! COBRA OVER THE RAINBOW #01
寺沢武一先生…… 最新シリーズでもキレッキレのコブラ節聞かせてくれて、長らく次の更新を待ち続けて居ましたが、とうとうこのエピソードの結末を知る術が無くなってしまった……
[資訊] コブラ待望の新作『COBRA OVER THE RAINBOW』連載開始!!
寺沢氏の漫画家歴は長く、1978年には「コブラ」で初連載を獲得。「週刊少年ジャンプ」でも掲載が1984年まで続き、以降も「スーパージャンプ」など複数の媒体で「コブラ」を描き続けました。
จงอางสายฟ้าแห่งห้วงอวกาศกลับมาอีกครั้งกับ Cobra: Over The Rainbow
名作「コブラ」を通して、寺沢武一氏の素晴らしい手腕を振り返ります。
連載開始40周年を迎えた漫画「コブラ」。記念すべきメモリアルイヤーに寺沢武一先生監修のもと、本格的な浮世絵木版画を制作します。
いわゆる「正義の人」からはほど遠く、強いて言えば劇画系漫画に近い主人公像と言えるでしょう。そんなコブラを、敢えて少年漫画の主人公に据えた寺沢氏の先見の明は、コミックの発行部数5,000万部超え(全世界累計)という大成功をもって正しく証明されました。