イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。
しかし、アメリカでは重度のニキビ治療に承認されており、治療ガイドライン上で標準の治療で改善がみられない場合にイソトレチノインの服用を推奨しています。
ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。
イソトレチノインは、難治性のニキビに使用される飲み薬です。
日本ではニキビの治療薬として承認されていません。
イソトレチノインは、一般的に「ニキビ治療の切り札」と呼ばれている飲み薬です。ニキビに関する肌悩みの他にも酒さや毛穴、皮脂などの悩みがある方に向いています。
おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。
今回はイソトレチノインで期待できる効果や治療前に知っておきたい「飲み方」や「副作用」「効果はいつから出るのか」、「やめた後はどうなるのか」など治療についての疑問・質問なども解説します。
過去にイソトレチノイン製剤でアレルギーを起こしたことのある方、パラベン・大豆・ピーナッツアレルギーのある方は服用できません。
イソトレチノインの効果は高いので、ニキビでお悩みの人にはぜひおすすめです。
また、イソトレチノインは皮脂の分泌を抑える作用もあるため、毛穴のつまりも解消できると言われています。
ニキビができる原因は、肌のターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れ、ストレスなどさまざまな理由がありますが、難治性ニキビの直接の原因は、皮脂腺の肥大化にあります。
イソトレチノイン治療を始めるには、まずクリニックを探し、予約を取りましょう。
記事を読めば、イソトレチノイン治療の流れや注意点がわかり、ニキビ治療の第一歩を踏み出せます。
ニキビ・ニキビ跡治療、酒さ治療、毛穴や皮脂の治療について興味のある方や、どうすればいいのか困っている方はぜひ参考にしてください。
イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。
イソトレチノインには、ニキビの原因である皮脂の過剰分泌や角化の異常を抑えて既存のニキビを減らすなどの作用があります。薬剤には、以下のような種類があり、全て薬の作用は同じです。
イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。
皮脂腺は、皮脂を分泌する器官で、毛穴に複数存在しています。ストレスやホルモンなどの影響で皮脂腺が活性化すると、皮脂の過剰分泌が起こります。過剰な皮脂は毛穴を詰まらせ、出口を塞がれた毛穴の中では皮脂が溜まっていき、また皮脂を養分とするアクネ菌も増殖していきます。アクネ菌が増殖することで毛穴の中では炎症が起こり、化膿が生じます。これが、ニキビです。
上記で解説したように、イソトレチノインは妊娠中の人は服用できません。
また、飲み始めてから1ヶ月後には血液検査を行います。
これは副作用が出ていないかどうかを調べるためです。
血液検査の結果次第でイソトレチノインの影響があると判断された場合は、医師の判断で治療が中止となる可能性があります。
イソトレチノインの効果を高めるため、保湿ケアを徹底しましょう。
A.イソトレチノインを服用後、一時期ニキビが増える・肌が赤くなる場合があり好転反応と呼ばれています。この症状は、薬の作用によって皮膚のターンオーバーが促進されて角栓や皮脂などが表面に出てくることが要因です。一般的に悪化する状態は肌がターンオーバーの促進に慣れてくる数週間~1カ月です。ひどくなって気になる場合は一度受診をおすすめしています。様々なお薬による対処が可能です。
・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。
おおしま皮膚科では、イソトレチノインを辞めるべきかどうかを、血液検査の結果を確認しながら慎重に判断しています。
下記のような対策により、イソトレチノインの効果を最大限に高めましょう。
服用後にニキビが再発する可能性はあります。そのため、再発リスクが少なくなる量をしっかり服用することが重要です。イソトレチノインの最大の特徴は、飲んで数ヶ月してニキビがよくなった場合、 飲むのをやめてもニキビができにくい状態が続く場合が多いことです。 肌質そのものを改善させる効果が期待できます。
イソトレチノインの副作用として、胎児に対する重篤な影響があります。
この点の判断が難しいため、イソトレチノインの個人輸入は推奨しておりません。
リスクについて詳しく知りたい方は「 」をお読みください。
ニキビ治療・ニキビ跡治療(自費)イソトレチノイン(イソトロイン、20mg/日)
イソトレチノインは日本では未承認医薬品となるため自由診療になります。
ここでは、イソトレチノイン服用にあたっての注意点を解説します。
不安な気持ちを抱えたままでいないで、一歩を踏み出してみてください。
イソトレチノインは、重症の尋常性ざ瘡(ニキビ)に非常に効果的な内服薬です。皮脂腺の活動を抑えることで、長年悩んできたニキビの改善が期待できます。その結果、以前は脂性肌で化粧崩れに悩んでいた方が、化粧崩れしにくくなったり、毛穴が整い「イチゴ鼻」が改善するなど、前向きな変化を感じる方も少なくありません。
【ニキビ/毛穴】第1回イソトレチノイン服用の疑問にお答えします
イソトレチノインはビタミンAの一種で、皮脂の過剰分泌を抑えるとともに、抗炎症作用もあるとても優れた成分です。
イソトレチノインは皮脂分泌を抑える作用があることから、治療中は皮膚が乾燥しやすくなるので、しっかりと保湿ケアをするようにしてください。
副作用の中でも口唇炎や唇の乾燥は起きやすく、イソトレチノインの服用量が多くなるほど起こりやすいとも言われています。
ただし服用中は、皮膚や粘膜が乾燥しやすくなるため、保湿剤や保湿作用のある目薬などをご使用ください。
イソトレチノインの効果を実感するタイミングは人それぞれで異なります。
早い人だと1か月、遅い人でも4か月ほど服用を継続すると、効果を実感しやすくなります。
ただし治療を終了するタイミングには個人差があります。
Q: イソトレチノイン治療中に使用できる他のスキンケア製品はありますか? ..
また、イソトレチノインの服用中は、鼻の乾燥や日光過敏症もよくみられます。
日頃から保湿剤を塗ったり日焼け止めや日傘を使用したりし、なるべく副作用症状を防ぎましょう。
イソトレチノインを飲み始めたけど、辞めたらまたニキビができやすくなる? ..
治療後に再度ニキビが現れた場合も、受診いただきその他の治療を行うか、再度イソトレチノイン治療を行うか診察・相談の上決定しています。気になる症状が出た場合は気軽にご相談ください。
イソトレチノインはビタミンA( レチノール)の活性型(レチノイン酸)のイソ体(光学異性体の1つ)を抽出したものです。 ..
おおしま皮膚科では、イソトレチノインを服用するときは必ず血液検査を実施し、副作用の早期発見ができるようにしています。
ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin
A.イソトレチノインは皮脂の分泌を強力に抑える効果があるため、肌が乾燥する場合があります。その際は、保湿効果のあるワセリンなどで頻繁に保湿を行うことをおすすめしています。
「保湿」「血行促進」「抗炎症作用」の3つの働きがあり、乾燥肌に優れた ..
また、飲むタイミングも重要です。
イソトレチノインは食事と一緒に飲む方が吸収が良いとされています。