フォシーガ錠10mg(アストラゼネカ株式会社)の基本情報・副作用


糖尿病でフォシーガを飲み始めて3か月ほどたちました。
大した副作用もなく、A1cも徐々に落ちてきて喜んでいたのですが、ここ数日、排尿時にしみるような感じがありトイレも近く尿道炎かもしれません。
フォシーガでは尿路感染症になりやすいと聞いていました。
涼しくなって水分摂取量も減っていたので、できるだけ水分を取るようにしようと思います。
しかし、やはり、一旦お薬を止めた方がいいでしょうか?
止めると血糖値が上がるのは目に見えているので不安です。
お薬を飲まなくても血糖値200位になると尿に糖は出ていると思うのですが、その程度では尿路感染症にはならないのですか?
尿に糖を出さないためには、甘いものや糖質も控えた方が早く治るでしょうか?


(フォシーガ、ジャディアンスなど)、糖を尿に出す薬を使用中の方は注意が必.

主な副作用として、性器感染(腟カンジダ症など)、尿路感染(膀胱炎など)、体液量減少(脱水)、便秘、口渇、頻尿、尿量増加、陰部のかゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

性器感染(腟カンジダ症など)、尿路感染(膀胱炎など)に関する注意点はをご確認ください

性器感染や腟カンジダ症、尿路感染、膀胱炎などの副作用があります。 ..

一般的に糖尿病患者ではと言われています。このお薬と発癌との因果関係は確立されていませんが、膀脱癌の治療中または既往のある方、フォシーガ錠の服用中に血尿を認めた方は、診察時、医師に必ず報告してください。

まず、糖を含んだ尿が排泄されますので、糖を餌に雑菌がわくことがあり、陰部・性器に感染症を起こしうることが知られています。特に女性は尿道が短いためもともと膀胱炎を起こしやすい、という方がいらっしゃいますが、この薬を飲んでいるときには特に注意が必要です。排尿後や入浴時におしもの周りを清潔にするよう心がけましょう、と説明しています。

フォシーガの副作用は?初期症状やダイエットにおける注意点を解説

前々回のメトホルミンを扱ったブログで「歳以上のご高齢の患者さんはシックデイリスクが若い患者さんより高いため、メトホルミンは慎重投与、歳以上の方に新規で開始することは避けている」と記載しましたが、この阻害薬については、後述の通り心臓・腎臓といった高齢者で機能低下を起こしやすい内臓に非常に良い効果がもたらされることが実証されているため、ある程度お元気な高齢者では慎重に投与するケースもあります。

余談ですが、阻害薬は余分な糖の排泄、尿量増加によるダイエット効果が期待できるため、一部の自由診療クリニックなどで若年女性などをターゲットに、糖尿病ではないがダイエットをしたい、という方に向けて自費で処方されているようです。しかし、これまで述べてきたような注意点に留意し、処方に精通した医師が慎重に投与すべき薬と考えますので、私はあまり好ましくないことだと考えています。

フォシーガの副作用と初期症状 · 低血糖 · 性器・尿路の感染症 · 脱水 · ケトアシドーシス · その他注意したい副作用.