また、フォシーガには、動脈硬化を改善する可能性があるともいわれています。


※これらの病気のある方へのSGLT-2阻害薬投与に関しては、現時点で十分なクリニカルエビデンスが存在しないため、投薬開始の適応について慎重に判断する必要があります。


フォシーガの心不全への効果について、ここまで解説したことをまとめました。

フォシーガ錠の利尿作用により多尿・頻尿がみられることがあり、また、体液量が減少することがありますが、特に体液量減少を起こしやすい患者として高齢者について注意喚起しています。
脱水や糖尿病ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意してください。

フォシーガ錠の利尿作用により脱水を起こすおそれがあり、脱水を起こしやすい患者として高齢者について注意喚起しています。

フォシーガは商品名で、一般名(成分名)はダパグリフロジンです。

NOBUヘルシーライフ内科クリニックでは腎臓病の診療を得意分野の一つとしてお
り、SGLT-2阻害薬『フォシーガ』の使用も積極的に行っております。腎臓病の方・腎
臓病ではないのかとご心配な方はいつでもご相談ください。

投与の必要性を慎重に判断してください。
本剤では腎機能低下に伴う血中濃度の上昇が報告されています。
また、eGFRが25mL/min/1.73m2未満あるいは末期腎不全(ESRD)の患者を対象とした臨床試験は実施していません。

フォシーガと心不全に関連してよくある質問にお答えしていきます。

フォシーガの副作用やリスク、使用する上での注意点について理解したうえで安全に使用し、治療に役立てましょう。

薬剤師インフルエンサー・ひゃくさんの新連載「3分でわかる!薬剤師ひゃくさんの『この薬、説明できる?』」がスタート!初回は、SGLT2阻害薬のフォシーガを取り上げます。慢性心不全の患者さんにからの質問「フォシーガって、低血糖にならないの?」に対する答えを3分でわかりやすく解説!

フォシーガ(一般名:ダパグリフロジン)の適応としては、以下が認められています。

フォシーガは錠剤で、1型糖尿病、2型糖尿病、慢性腎臓病、慢性心不全に使えるお薬です。

フォシーガ(一般名:ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物)は、ナトリウム・グルコース共輸送体(SGLT)2を選択的に阻害する薬剤です。
SGLT2とは、腎臓の近位尿細管におけるグルコース(糖)の再吸収で重要な役割を担う輸送体です。フォシーガは、SGLT2を競合的かつ可逆的に阻害してグルコースの再吸収を抑制し、尿中グルコース排泄を促すことにより、血糖コントロールを改善します。
また、体液量の補正や血圧低下、血行動態の改善などさまざまな作用により、慢性心不全や慢性腎臓病を改善する効果も期待できます。
なお、「フォシーガ(forxiga)」という名称は、患者さまのため・患者さまの家族のため・医師のためを表す「for」と、inhibit glucose absorption(糖の吸収を阻害する)の頭文字の「iga」を掛け合わせる(x)ことで、既存の血糖降下薬にはない新たな作用であることを表現しているそうです。


フォシーガ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

フォシーガは、SGLT2(エスジーエルティー・ツー)阻害薬として世界で初めて2型糖尿病の承認を取得し、110ヵ国以上で承認されています。

低血糖 、 低血糖症状 、 フルニエ壊疽 、 外陰部壊死性筋膜炎 ..

しかし、フォシーガの場合、体内に必要な糖は残し、不要な糖のみ排出する医薬品であるため低血糖は起こしにくいとされています。

婦人科で働く新人看護師です。病棟に心不全の患者さんがいるのですが、心不全に対してフォシーガを服用していました。

対象:食事や運動または使用している血糖降下薬で血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者249例
方法:フォシーガ錠5mgまたは10mg(増量時)を 1日1回52週間投与

フォシーガ錠10mg(小野薬品工業株式会社)の基本情報・副作用

フォシーガに限らずSGLT-2阻害薬服用に関する注意点は以下のものが挙げられます。

フォシーガ錠とは、糖尿病、心不全、腎不全に使用される薬で、尿といっしょに糖を出すことで血糖 ..

フォシーガは、2型糖尿病だけでなく1型糖尿病にも適応があり、慢性心不全や慢性腎臓病の治療にも使用される薬剤です。血糖降下作用がインスリンに依存しないため、単独で用いる場合は低血糖の発生リスクが低いとされています。糖尿病の有無に関係なく左室駆出率の低下した慢性心不全に適しており、標準的な治療に追加することで予後の改善が期待できます。また、食事の影響を受けないため、食前でも食後でも服用できるという利点もあります。

フォシーガ)の添付文書が改訂され、左室駆出率が40%を超える慢性心不全 ..

フォシーガは、2型糖尿病、1型糖尿病、慢性心不全(慢性心不全の標準的な治療を受けている場合に限る)、慢性腎臓病(末期腎不全または透析施行中の場合を除く)に適応があります。
効能効果ごとの用法用量は、以下のとおりです。

フォシーガとは?(SGLT-2阻害薬:腎臓病の新しい治療薬として)

ここでは、フォシーガの効果と副作用について、その作用の仕組みから詳しく説明します。

注意点 | フォシーガ錠 | 小野薬品の薬を使用されている方へ

2型糖尿病の方を対象とした臨床試験では、フォシーガの服用でHbA1cが平均で0.41~0.45低下したという結果が得られています。また、別の臨床試験では、長期間にわたって安定した血糖コントロールが得られたことが報告されています。
また、インスリンによる治療で血糖コントロールが十分にできていない1型糖尿病の方を対象とした試験では、インスリンとフォシーガの併用でHbA1cが平均で0.36~0.40低下したという結果が得られています。

フォシーガの副作用は?初期症状やダイエットにおける注意点を解説

ジャディアンスの心不全への効果については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

A.フォシーガの副作用として脱水症状や低血糖でだるさを感じる可能性があります。だるさを感じた場合は医師に相談しましょう。

標準的な治療を受けている慢性心不全の方を対象とした臨床試験では、フォシーガの服用で心不全関連イベント(心血管死、心不全圧下による入院など)が26%低下しました。
つまり、標準的な治療にフォシーガを追加することで、心不全悪化のリスクや死亡がおさえられ、生命予後が改善される可能性が示唆されたということになります。

[PDF] 慢性心不全治療薬としての SGLT-2 阻害薬について

標準的な治療を受けている慢性腎臓病の方を対象とした臨床試験では、標準的な治療にフォシーガを追加することで病状の悪化(腎機能の悪化、末期腎不全への進行、心血管死、腎不全による死亡)が相対的に39%低下することが示されました。この試験では、副作用についても大きな問題がないことが確認されています。

SGLT-2 阻害薬のフォシーガ錠が 2020 年に慢性心不全の効能が追加承認 ..

ちなみに、フォシーガと同じくSGLT2阻害薬に分類され、心不全への効果が認められている2型糖尿病治療薬にジャディアンスがあります。

SGLT2阻害薬 安全に使ってその有効性を最大限維持させましょう

糖尿病合併の有無を問わない慢性腎臓病患者さんを対象に、フォシーガ錠10mgを標準治療に追加したときの結果は次の表の通りです。
(投与期間:最長39.2ヵ月)

心不全ってどんな病気?症状の仕組みとは?」 「心不全の患者さんに糖尿病のお薬を使う理由とは?」 「フォシーガ ..

フォシーガは世界110ヵ国以上で承認されているお薬で、1型糖尿病、2型糖尿病、慢性腎臓病、慢性心不全に使用できます。

フォシーガ錠5mg|一般的な治療薬【臨床研究情報ポータルサイト】

慢性心不全患者さんを対象に、フォシーガ錠10mgを標準治療に追加したときの結果は次の表の通りです。
(投与期間:最長42ヵ月)

SGLT2阻害薬は心不全でも腎障害でも頼りになるマルチプレイヤー

心不全になると全身に血液などの体液を循環させるポンプ機能が低下します。
このポンプ機能の低下を補うために、脈拍が増えたり血圧が高くなったりといった様々な変化(代償機転)が起こります。

フォシーガ(SGLT2阻害薬)ってどんなお薬? 効果・効能、副作用

このようにフォシーガは、その効果の高さと安全性から、心不全治療において積極的に使用することを推奨されています。