この製剤の外観はデュタステリドの先発品ザガーロにそっくりということが分かります。


ザガーロと同じ有効成分デュタステリドを含む医薬品として「アボルブ」が存在します。ザガーロよりも早く承認されており、日本でも既に10年以上使われています。 ザガーロもアボルブも同じ製薬メーカーが製造・販売していますが、アボルブはザガーロのジェネリック医薬品(後発医薬品)ではありません。では、2つの医薬品は何が違うのでしょうか。


株式会社ビオメディクスが製造しているデュタステリドカプセル製剤です。

同じ5αリダクターゼ阻害作用があるため、デュタステリドとフィナステリドは併用できません。

デュタステリドとフィナステリドは、阻害する5αリダクターゼの種類が異なります。AGAの原因である5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型が存在します。するのに対し、フィナステリドはⅡ型のみを阻害するAGA治療薬です。

デュタステリドを服用する際には、次のようなことに注意しましょう。

デュタステリドを有効成分とするアボルブは、前立腺肥大症による残尿感や頻尿の症状を改善する薬です。2009年にグラクソ・スミスクライン社より発売されました。淡黄色不透明の長楕円形の軟カプセル剤で、0.5mgの規格が流通しています。

ザガーロカプセル(以下、ザガーロ)は、薄毛、AGA治療に用いられる内服薬で、有効成分はデュタステリドという物質です。AGAは男性ホルモンであるテストステロンが体内にある酵素の5αリダクターゼと結びつくことによって生成されるDHT(ジヒドロテストステロン)によって引き起こされることがわかっています。DHTが毛根にあるホルモン受容体に感知されることによって、髪の成長記が阻害され、ヘアサイクルが乱されてしまうのです。)
デュタステリドは5αリダクターゼの働きを阻害することによって、AGAの原因物質となるDHTの生成を抑制する効果が認められています。AGAは進行性の脱毛症ですので、治療を行わずに放置すると、どんどん進行していきます。そこで、ザガーロを用いて治療を行い、進行を食い止めることができます。(※3,4)

このデュタステリドカプセルがジェネリックのスタンダードと考えて良いのかもしれません。

AGA治療は長期に渡るため、患者様の費用負担の問題も重要です。
池袋スカイクリニックでは、初診料ならびに再診料、処方箋料、調剤料などは頂いておりません。 お薬代のみのご負担で、処方させていただいております。
診察の中心は、問診、視診となります。頭髪を引き抜くなど、侵襲的な検査は必要としません。
予想される改善、副作用、注意事項を説明した後、院内にて処方させていただきます。 院内処方のため、診察後、その場で薬剤をお渡しすることが可能です。
自由診療となりますので、保険証を持参しなくとも診察および処方を受ける事は可能です。
池袋スカイクリニックでは、患者様のプライバシーの確保のため、担当するスタッフは、 医師、事務員含め全て男性です。 院内処方は、プライバシー確保のためにも一役買っています。 他にも、様々な工夫を凝らし、患者様の負担低減を図っております。
池袋へお越しの際は、是非、池袋スカイクリニックにも、お立ち寄りください。

結論からいいますと、アボルブはAGA治療にはお使いいただけません。自己判断で個人輸入をするのは危険なので、薄毛改善のためにアボルブを服用することはおやめください。

アボルブとザガーロのジェネリック医薬品は、それぞれデュタステリドAVとデュタステリドZAです。

作用機序は、AGAやBPHの原因であるDHT(ジヒドロテステステロン)の生成に不可欠な5α還元酵素をデュタステリドが阻害することでDHTの生成を抑制し、毛周期(ヘアサイクル)の正常化及び前立腺細胞の増殖抑制により肥大した前立腺の縮小に繋がりAGA及びBPHを改善させる効果があります。

この特許が切れた後に販売される安価な製品をジェネリック医薬品もしくは後発薬と呼びます。


ザガーロジェネリック(デュタステリド錠)は、2020年に国内で製造開始されました。

内服は1日1回1錠です。
内服する時間帯や、食事との関連については、臨床効果に対して影響を及ぼすことはないとされているので、毎日決まった時間帯に内服するのがよいでしょう。
薬効としては、副作用発生との関連にもつながることですが、1型および2型5α還元酵素の両方を抑制することがプロペシア錠との違いといえます。(【可能性のある副作用】の項目もご参照下さい)

(デュタステリドカプセルAVとデュタステリドカプセルZAについて)

ザガーロはAGA(エージーエー/男性型脱毛症)に対して認可された2番目の薬剤となります。 成分はデュタステリドです。(因みにプロペシアの成分は、フィナステリドです。)
プロペシア同様に5α-還元酵素を阻害し、テストステロンからDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑制します。
違いは、テストステロンからDHT(ジヒドロテストステロン)を産生する経路*を複数阻害する事により、 より強力な抗AGA作用を発揮する事です。

AGA治療薬「デュタステリドZA(0.5㎎)」の取り扱いを始めました

現在、きちんと研究され推奨度の高いAGAの治療法とされていて、かつ厚生労働省の認可を受けているものとしては、フィナステリド(例:プロペシア錠®)デュタステリド(例:ザガーロカプセル®)の内服ミノキシジル(リアップ®)の外用があります。
としてはもあり、一部の医療機関では取り扱っているところもあるようです。
推奨度としては低くなりますが、医薬品として市販されている育毛剤としては、t-フラバノンやアデノシン、サイトプリン・ペンタデカンなどがあり、洗髪後の使用が効果的であるとされています。また、医療用医薬品としては5%塩化カルプロニウム(保険診療)があり、1日2~3回頭部にふりかけ軽くマッサージをする必要があります。
下の表には、治療を選択する上で医師も参考にしている医学的に評価した推奨度を示しています。どの治療が適切で効果的であるかは、個人によっても異なると考えられますので、詳細については担当医師とご相談ください。

ザガーロカプセル(デュタステリド)とは? ~効果や副作用について

デュタステリドは5α-還元酵素阻害薬で、テストステロンからジヒドロテストステロン(DHT)に変換されるのを抑制する働きがあります。として含有されています。これら製品の一般名はいずれもデュタステリドです。製造販売元は、グラクソ・スミスクライン株式会社で、アボルブは2009年9月に発売開始、ザガーロは、2016年6月に販売開始されています。シルデナフィルやタダラフィルと同じように特殊な成分です。

デュタステリド錠0.5mgAV「DSEP」の基本情報 ; 添付文書

AGAの治療はほとんどの場合が自由診療となるため、病院での治療は個人輸入で薬を購入するより高価になりますが、医師の管理の元で治療を行うことには多くのメリットがあります。

フィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)の比較

成分名であるデュタステリドを製品名にしてその後ろに会社名が入ります。

医療用医薬品 : デュタステリド (デュタステリド錠0.5mgAV「NS」)

ザガーロは、デュタステリドを有効成分とするカプセル型のAGA治療薬です。
「ザガーロカプセル0.5mg」は「フィナステリド(プロペシア)1mg」に比べて発毛効果が約1.6倍あるとのことから非常に注目されております。
ザガーロはプロペシアに次ぐ新たなAGA治療薬として、2015年9月28日に新たに承認されました。

[PDF] 5α還元酵素1型/2型阻害薬 男性型脱毛症治療薬 デュタステリド錠

例えば、沢井製薬がジェネリックのデュタステリドを製造販売する場合はデュタステリドカプセル0.5mgZA「サワイ」のようになります。

デュタステリドAVとZAの違いは?AGAに効果抜群なのはどっち

これまでに副作用としては、ときに勃起力の低下、性欲減退やなどの性機能に関する症状や、胃部不快感、肝機能障害などが報告されています。
服用後に何か気になる症状や気がかりなことがありましたら、担当医師または薬剤師にお申し出ください。
なお、この薬を服用中の患者様では、前立腺がん検査で測定されるPSAという検査の値が低下することが知られていますので、この薬を服用中に前立腺がんの検査を受診される場合には、検査を実施する医療機関の医師にこの薬を内服していることを必ず伝えるようにして下さい。

デュタステリドカプセル0.5mgZA「ANG」又はザガーロカプセル

AGA治療専門クリニックでは、数多くのAGA治療薬の中から患者様の状態にあった薬を選んで処方します。
その多くは通販サイトなどで手に入れることもできますが、なかには不確かな製品も混じっており、悪質な薬を服用することによる健康被害も報告されています。

デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」を2月5日に発売 | プレスリリース

画像は左側から順に先発品ザガーロ、日新製薬の、東和薬品の、沢井製薬のです。4剤とも厚労省から製造販売承認を取得している国内正規品であり
画像の通りカプセル製剤に比べてになっています。それぞれの違いについてはをご参照下さい。

本製品は薬価基準未収載医薬品のため、健康保険等の公的医療保険の給付対象外となります。

このアボルブは、ザガーロと全く同じ薬剤です。
しかしこちらは、前立腺肥大症治療薬として、厚生労働省から認可されておりますが、残念ながら、男性型脱毛症AGA治療薬としては、認可されておりません。仮に、アボルブを男性型脱毛症AGA治療に用いる場合は、”適応外使用”になります。ですので、効果や副作用に対する患者様のご理解とご了承があって初めて処方が可能となります。また、”適応外使用”の場合、使用した薬により薬害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度が受けられない場合もございます。

アボルブ (グラクソ・スミスクライン), アボルブカプセル0.5mg (先発品), 73.1円/カプセル

①献血については、血中から薬剤が消失する期間が参考にされます。
フィナステリド(プロペシア錠®)の場合は1ヶ月、デュタステリド(ザガーロカプセル®)の場合は6ヶ月、献血をすることができません。

同一成分:アボルブカプセル 0.5mg、ザガーロカプセル 0.1mg、ザガーロカプセル 0.5mg

プロペシア(フィナステリド)が、もともと前立腺肥大症の薬剤だったことは、別項でお知らせしておりますが、 ザガーロ(デュタステリド)も同様です(アボルブ®)。
フィナステリドとデュタステリドと成分名が似ていることからも判断できるように、 同系統の薬剤になります。
デュタステリドは、グラクソ・ウェルカム社(現グラクソ・スミスクライン(GSK)社)が開発した薬剤で、 米国では2001年、本邦では2009年に、前立腺肥大症治療薬として承認(アボルブ®)*されております。 男性型脱毛症治療薬としては、2009年に韓国で承認されており、2015年9月、本邦でも承認される事となりました。
アボルブ®(デュタステリド)を服用していた患者様に、発毛が認められていたことは、 臨床医には広く知られておりました。
男性型脱毛症の適応が正式に認められたことにより、より身近に処方が可能となったと言えます。