国連加盟国の中で最も遅かった。 一方で、男性のための勃起不全治療薬​バイアグラは、申請から半年でスピード承認された。


ちなみに、勃起不全治療薬がバイアグラ以外他にないというが、この時点で、日本には女性が自分で使えるホルモン避妊薬も存在していない。また、バイアグラが本当に「治療薬」と認識されていれば保険適用になるはずだが、承認が決まった直後、厚労省は保険適用しないことを発表している。


バイアグラは半年で承認。ピルは44年。緊急避妊薬の承認は話が来てから11年を要した。 ..

一方、承認が進まず、沈黙状態が続いている低用量ピルは、「健康人が服用する薬で、副作用の懸念は勿論、低用量ピルが避妊薬として使われることでエイズなど性感染症が蔓延する恐れもある」と説明をしている。

海外のピル事情ですが、マイルバガナム恵美さんの「日本とカナダの薬局見聞録」2017/09/22によると、モーニングアフターピル、つまり緊急避妊ピルはなんとアメリカのある大学では、コンドームと同様に大学の自動販売機で購入できるのです。若者の中絶率を低下させるため、アクセス性向上を重視した結果で、オバマ政権はこの販売に「問題なし」との結論を出し、米国食品医薬品局(FDA)も販売継続を許可しました。また英国ではクリスマスにコンドームと緊急避妊薬が無料で配られるなど、日本では考えられないほど、欧米では緊急避妊薬をより簡単に入手できるようになってきています。もちろん海外では低用量ピルも薬局で購入できるケースが多いのです。病院に通うことなく安価なため普及率の高さにつながっているのかもしれません。日本でもその様な動きがありますが、まだまだ時間がかかりそうです。

◉月経って必要ですか?

国内で、承認されているED治療薬は「バイアグラ(シルデナフィル)」「レビトラ ..

低用量の経口避妊薬、いわゆる「ピル」は、日本では20年にもわたる働きかけの末、1999年にようやく承認されました。国連加盟国の中で最も遅かったのです。一方で、男性のための勃起不全治療薬 バイアグラは、申請から半年でスピード承認されました。元参議院議員の円より子氏は、ピル承認までの取り組みについて、「歴史の目撃者」に話を聞くBBC番組「Witness History」で、国会における性差別や男性優位性が認可に時間がかかった原因だと話しています。

◉海外では

そもそも、ピルとは何なのでしょうか。もともとピルとは丸薬、つまり丸い薬という意味なんです。そしてピルの中には①卵胞ホルモン/エストロゲンと②黄体ホルモン/プロゲステロンの2つの卵巣ホルモンが含まれています。

◉日本はピルの認可が遅かった

2014年4月、バイアグラの特許期限が切れた時期に、各製薬会社がジェネリック医 薬品の承認・販売を申請。 ..

日本のこのハイスピードなバイアグラ承認に対して、国内外で『自分で避妊をできない女性に、男性はバイアグラを使えるのか』という批判が上がりました。そして、SRHR(性と生殖に関する健康と権利)という人権や公衆衛生に対する概念を定めた1995年の北京会議から、5周年で大きな国連の会議が控えている時期でもあったのです。当然、低用量ピルが認可されない現実やバイアグラが短期間で認可された事実について注目が集まることは予想できます。このままでは、国際社会の批判は免れない……そういった背景から1999年、低用量ピルは突如承認されたといういきさつがあるのです」(福田さん)

「バイアグラは1998年3月、アメリカで発売が開始されました。アメリカ国内の人気は凄まじく、発売直後は、大学病院に1日300人以上の男性たちが行列したというニュース報道もありました。しかし発売から4ヵ月後、アメリカで実際処方された260万人のうち、123人もの死亡例が報告されたのです。どんな薬にも死亡事例は起こる可能性はありますが、たった4ヵ月の間でこの数は異例の多さであるという指摘が当時の報道を見るとされています。

未承認医薬品等, バイアグラは、勃起不全症(ED)治療薬として ..

そして、約40年も否定され続けた低用量ピルが、1999年突如承認された背景に、勃起不全(ED)治療薬「バイアグラ」の日本での承認がある、と福田さんは話す。

また、厚労省は低用量ピルの副作用に関しても言及していたが、当時、自分で避妊を試みる日本女性は、低用量ピルが入手できないために、『中高用量ピル』を服用するしかなかった。この『中高用量ピル』は、副作用が重いため日常的に使う経口避妊薬としては世界では既に使われなくなっていた過去の薬だ。様々な研究班も日本における調査でその安全性を証明していたことも鑑みれば、「副作用が心配だから低用量ピルを認可しない」というのは辻褄が合わない。


バイアグラを承認する際の国内の臨床試験では、157例中65例(41.40%)で頭痛や ..


北村:緊急避妊薬や低用量ピルなど、多くは病院ではなく診療所が中心になって処方しているわけですし、収入減は深刻だと思います。

SUNCRAFT製のピルカッターでバイアグラを割る時のコツなどを解説しています。割った後はなるべくお早目にご使用下さい。

「私はバイアグラの認可に反対している者ではない。その薬剤を必要としている人がいて、その疾患の改善に役立ち、安全性と有効性が十分に認められているならば、大いに結構なことである。」の書き出しで厚生省(当時)医薬安全局審査管理課宛てに送られたファックスがある。「私」とは言うまでもなく筆者である。1998年12月25日のことだ。
次のように続く。「しかし、『性』の現場で使用される二つの薬剤、バイアグラと低用量ピルの審議の異常なほどの違いに戸惑いを覚えている。医薬品特別部会、常任部会という中央薬事審議会における二つの部会は、両者の薬剤を審議している。私の調査したところ、両部会とも女性委員は一割程度に過ぎない。主として男性が服用するバイアグラと、女性のみが使用する低用量ピル。審議される委員の姿勢が、こんなところに現れているとはいえないだろうか。長年、低用量ピルの早期認可を訴えてきたものの一人として、まだまだ男性優位社会である現代日本を象徴するかのようなバイアグラのスピード承認と、遅々として進まない低用量ピルの審議を重ね合わせて私見をまとめてみた」
5つの疑問とはこうだ。
1.バイアグラのスピード承認と低用量ピル
2.バイアグラの個人輸入によって引き起こされる副作用や、密売を始めとした社会的困難の収拾を図るのが狙い?
3.エイズ拡大への懸念が低用量ピルの認可先延ばしの主要因だとしたら…。
4.低用量ピルには副作用がある。それならばバイアグラには?
5.少子化を加速させる低用量ピル? 多産化を加速させるバイアグラ?
私の主張の詳細は、次回以降に書かせていただくが、このファックスに対して、厚生省の技官からは「指摘はごもっとも。是非朝日新聞の『論壇』にご投稿を!」との返事が届いた。別の厚生省の役人からも同様の疑問が寄せられたようで、「バイアグラのスピード承認が、被害者(死者)が出たことが大きいとしたら、ピルが認可されずに人工妊娠中絶を余儀なくされる女性は被害者ではないのですか、と突っ込まれたら、厚生省は困るでしょうねえ」との指摘があったそうだ。怒り心頭で知り合いの記者に連絡をとったところ「週刊誌の場合は、『論より証拠』というか、『バイアグラが承認されたのは、現厚生大臣が性的不能に悩んでいるから? 生理が遅れる恐怖は分からないけど、立たない恐怖は分かるから』ほどに明快なものがないと記事にはしづらい。『男性優位社会』とか、『性的自己決定権』みたいな観念的な言葉だと、デスクからもさーっと引かれてしまうので」と返されてしまった。

国内で承認・販売されているED治療薬は、バイアグラ・レビトラ・シアリスの3 ..

避妊用ピルの認可には30年かかったのに、男性の勃起不全の治療薬バイアグラはわずか半年で認可されたと、日本の活動家たちは冗談めかして言う。両方とも1999年に発売となったが、バイアグラが先だった。

国内承認薬のバイアグラのみを取り扱っているので、知名度の高い ..

バイアグラとは世界で初めて製品化されたED治療薬のことです。1998年にアメリカのファイザー株式会社により開発され、日本では1999年1月にED治療薬として承認されました。現在では国内外含め、広く普及しているED治療薬として認知されています

発現率が1%以上の主な副作用は以下の通りです。 【バイアグラ国内承認時の副作用発現率:のべ例数】 ..

A:バイアグラは男性の勃起不全治療剤として、98年にアメリカで発売され、それと同時に世界中で話題になりました。
日本でも個人輸入で売買され、安易な使用で副作用による死亡者が相次ぎました。事態を重くみた厚生省は、申請から6カ月という異例のスピードで、今年1月に医薬品としての発売を承認しています。
バイアグラは陰茎への血液を増加させ、勃起をおこしますが、勃起不全を根本から治療するものではありません。厚生省は「生活改善薬」とし、医療保険を適用 させませんでした。したがって、まったくの自己負担で医師の診察を受けて処方箋をもらい、薬局で買うことになります。
バイアグラは性交の1時間前に1錠飲みます(1日1錠まで)。服用の間隔は24時間以上です。 バイアグラはもともと、心臓の血管を広げる薬として開発されていました。したがって、心臓が悪く血管拡張剤(ニトログリセリンやニトロール、フランドル など亜硝酸剤)を飲んでいる方は、相互作用で急激な血圧降下をおこすため使用できません。
そのほか、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞をおこして6カ月以内の方や重度の肝機能障害、低血圧の方も使用できません。また、胃薬や抗生物質、血圧降下剤と併用 して飲んだ場合も血圧の急激な低下がおこることが報告されています。
バイアグラの発売後1年間で、副作用による死亡者が世界で130人(服用者5万人に1人の割合)に達しています。新薬ですので、予期せぬ副作用が現れる可 能性があります。興味半分に他人からもらったり、あげたりすることは絶対やめましょう。

本来、日本で海外製の薬が承認されるまでには10年ほどかかりますが、バイアグラはアメリカで販売開始された翌年に承認されています。 ..

ちなみに、僕のクリニックでは、緊急避妊薬「レボノルゲストレル錠1.5mg「F」(ジェネリック薬)」に希望する人には低用量ピルを1シートつけて7500円+消費税と決めています。再び緊急避妊薬を必要としなくて済むようなこだわりが僕にはあるからです。

上記は国が認めた治療薬であり、日本ではバイアグラ25mg~50mgが承認されています。

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[PDF] バイアグラ・シアリス 月経移動 アフターピル 低用量ピル

続けて小宮山議員が女性の経口避妊薬、低容量ピルについて、「申請されて9年たっても認可されない。一方、バイアグラは6カ月でスピード認可された。日本政府はダブルスタンダードではないか」と追及した。

宮下厚相は「医療行為か否かの違いがあり同列に比べられない。ピルについては中央薬事審議会で議論が続いているが、副作用やHIV感染拡大の心配など、問題点が残されている」と釈明。

小渕首相は「日本の婦人だけが特殊な状況ではない」と述べ、審議会で早く結論を出すべきだとの考えを示した。

低用量の経口避妊薬、いわゆる「ピル」は、日本では何十年にもわたる働きかけの末、1999年にようやく承認された。 2021年7月7日

遠見:ピルの承認も海外から相当遅れているうえに、日本では避妊の主流は男性用コンドーム。

コンドームより避妊効果が高く、女性が主体的に避妊できる方法は経口避妊薬かくらいしかありません。

ピル(医療と性と政治)(19) 「性の乱れ」を防ぐことに ..

海外で多くの女性が避妊のために使用しているミニピル、インプラント、パッチ、注射は日本では認可されていません。

[PDF] ピルをめぐる日本社会の変遷 ~ピルとともに生きる時代になって~

北村:ぜひ知っておいて欲しいのは、新薬については「申請なきところ承認なし」ということです。医師主導の方法や公知申請といって、既に承認されている薬の適応追加などが行われることがありますが、一般的には製薬企業が開発の意義を感じるかどうかです。バイアグラの場合には、申請から承認まで半年でした。陰では、政治的な判断が働いたといいます。