ユナシンS、スルペラゾン、麻杏甘石湯、五虎湯、フスコデ、メジコンなど ..


また、重症例に処方される麻黄湯+越婢加朮湯(大青竜湯類似方)(7名)は有効率72%でした。麻黄と石膏の消炎作用の増強目的に小青竜湯と五虎湯を併用した症例(16名)では有効率87%とさらに良好な結果でした。これらの患者さんのうち、経口ステロイド薬の使用を余儀なくされた患者さんはおられなかったとのことです。副作用は胃もたれを訴えた患者さんが1名おられただけでした。


防風通聖散、麻杏薏甘湯、神秘湯、五虎湯、麻黄附子細辛湯、 葛根加朮附 ..

漢方薬と西洋薬との併用については、上に述べた虎竜湯を開発された今中先生が、峯先生、山崎先生らと行った研究があります10)

体質改善に使う処方としては,そのほかに柴胡桂枝湯や荊芥連翹湯があります。荊芥連翹湯を使用するときは蓄膿症があるとか扁桃炎を伴うというような熱症状がヒントになります。花粉症が1月頃から始まるという人には、当帰四逆加呉茱萸生姜湯をその前から服用させるようにすると、出現せずに終わるケースもあるようです。

五虎湯メジコンのお悩みも医師にすぐ聞ける ; 10歳の子供、激しい咳

小青竜湯などの麻黄剤を用いても、よく効くという人たちは約45%までで、それ以上はあまり効きません。特に、全く効果がないという人たちが30%程度いるという事実は、別の病態を想定しなければならないということなのです。

*注:ほとんどの抗アレルギー薬の中にエフェドリンは入っていませんが、近年、フェキソフェナジン塩酸塩(商品名:アレグラ)にエフェドリンを加えた製品が登場しました(商品名:ディレグラ)。この製品と漢方薬を併用する場合には、エフェドリンの濃度に注意しながら服用する必要があります。

先ほど、小青竜湯とアレグラ®などの抗ヒスタミン薬を併用するケースが ..

小青竜湯にも、葛根湯加川芎辛夷にも、越婢加朮湯にも、五虎湯にも、麻黄細辛附子湯にも、麻黄という生薬が配合されています。麻黄の主成分はエフェドリンで、実はこの成分が麻黄の中に入っているのを発見したのは、日本人の長井長義でした。

実際の用い方として、今中先生は、2月の頃の花粉症には小青竜湯を出し,3月になって内熱が出現してきたら五虎湯を足していくという形を取ることが多いと述べています。逆に、風寒型なのに小青竜湯では不十分という方には、麻黄附子細辛湯をプラスします。

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患者さんは58歳男性。25年来の春の花粉症で、鼻水、鼻閉、目のかゆみなど諸症状は著しい上に、職業がゴルフのコーチであるため、野外に出ることが多く、眠気の少ないアレグラの内服や抗ヒスタミン薬の点眼、ステロイド点鼻などでどうにかこうにかやり過ごしてはいるものの、2月から5月初めまで毎年往生しているとのことでした。2009年は大量飛散年でしたが、3月11日から開始した小青竜湯と五虎湯の併用で、アレグラも不要となり快適に過ごすことが出来ました5)

今中先生は、病情が風寒型であるにもかかわらず,鼻の粘膜が赤く腫脹したり,眼の粘膜が赤くなる患者さんを経験しました。先生は、この患者さんは内熱があるのに外から風寒の邪が入ってきて、寒熱挟雑の状態になっていると考えたのです。そこで小青竜湯に五虎湯を加えてみたところ、劇的な効果をおさめました。それで、その処方に五虎湯の「虎」と小青竜湯の「竜」をとって虎竜湯と命名しました。


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翌年の1月22日になると、ふたたび花粉症が出現し、同じように小青竜湯を服用していただき、この年は2ヶ月服薬して終了となりました。この方は、その後も、毎年春先になると花粉症が発症するので、そのたびに来院し、小青竜湯を服用しておられます。症状がひどいときにアレロック(オロパタジン塩酸塩)を頓服的に使用することもありましたが、本年に至るまで、小青竜湯の短期服用で、不快な症状に悩まされることも無く、快適に毎日を過ごしておられます。
このように、小青竜湯の有効な患者さんは、決して少なくは無いのですが、その後の研究の結果、一口にアレルギー性鼻炎といっても、その病態は、漢方的にも千差万別であることがわかってきました。

【薬剤師が解説】花粉症の咳におすすめの市販薬はどれ?9選を紹介

今回は激しい咳、なかなかおさまらない咳に効果のある漢方薬「五虎湯」についてと、咳症状を緩和してくれるトローチ、のど飴をご紹介させていただきました。
このブログを読んで気になられた方やご購入を検討されている方は、お問い合わせ・ご来店いただければご対応させていただきます。お気軽にお問合せ下さいませ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

アレルギー性鼻炎治療の第一選択薬は抗ヒスタミン薬(ザイザル、アレグラ ..

回答5:虎龍湯は強力な麻黄剤であり、残念ながらお勧めすることはできません。麻黄剤は胃腸の弱い方や狭心症などの心疾患を有する方と尿閉が起こりやすい方には不向きなのです。胃もたれタイプの方でしたら、六君子湯合麻黄附子細辛湯や苓甘姜味辛夏仁湯がお勧めです。これに眠気の心配の少ないタリオンやアレグラといった第2世代の抗ヒスタミン薬を支障(口渇など)のない限り併用して頂いています。よく口内炎ができるタイプの方は清熱作用のある黄芩・黄連が配合され鼻閉にも効果のある半夏瀉心湯がお勧めです。

服用するタイプで花粉症に使われるものはアレロック、ザイザル、タリオン、ディレグラ、アレグラ ..

回答4:小青竜湯はもともと「うすい鼻水が出るタイプの感冒(かぜ)」に有用で、ダニやハウスダストに対する通年性アレルギー性鼻炎の臨床治験においても優れた成績を示したお薬です。しかし、私が2007年にスギ花粉症に対する小青竜湯の治療成績を検討したところ、その有効率は45%でした。これは花粉症が風邪(ふうじゃ)と熱邪の両面の性質を持つからです。炎症を生じて、発赤した鼻粘膜や眼球結膜を清熱する方剤が必要となります。麻黄と石膏が配合された五虎湯を併用することで治療成績は有効率87%と飛躍的に向上しました。
五虎湯と小青竜湯の同時併用、これが私の命名した「虎龍湯」の正体です。錠剤での服用も可能です。咳が出るような激しい花粉症状にも対応出来ます。他には越婢加朮湯、五虎湯合川芎茶調散など清熱に配慮した方剤を勧めています。
一方、元来冷え症で、麻黄附子細辛湯など体を温める性質のお薬がよく効く方もいらっしゃいます。

アレグラなど)」、のどの痛みに効果が期待できる「ロキソプロフェン ..

人体が寒冷にさらされたときの反応をイメージしてください。例えば冷水を浴びれば、「顔は青ざめ」、「透明な鼻水」が出て、ガタガタ(「寒気」)震えますね?同様に「冬の寒い時期(1月~2月初旬)」の花粉症は「透明な鼻水」「青白い顔」「寒気」(寒証という)を来たしやすく、温める漢方薬(温薬:小青竜湯、麻黄附子細辛湯等)が良く効きます。一方気温の上昇と共に悪化する初春(3月~4月)の花粉症は鼻や目、喉がかゆくなり、鼻や目が赤く、鼻水も粘調(ねんちょう)で鼻閉も来たしやすく(熱証という)、冷やす漢方薬(桔梗石膏、五虎湯、越婢加朮湯、清上防風湯等)が効きます。両者の性質を持つ場合、つまり「寒熱が混在」、これを「寒熱錯雑(かんねつさつざつ)」といいます。その際には温める漢方薬と共に冷ます薬(小青竜湯+五虎湯、麻黄湯+越婢加朮湯等)を併用します。

[PDF] 症状:①くしゃみ ②鼻水 ③鼻づまり ④目のかゆみ

回答3:徐放型ステロイド製剤(ケナコルトなど)を筋肉に注射する方法ですね。安易に使用することは大変危険です。自身の副腎機能低下は避けられず、感染症に罹りやすくなったり、骨の生成障害が懸念されます。既存の胃潰瘍や糖尿病が悪化することは言うまでもありません。全身的副作用に注意し、投与前後に副腎皮質ホルモンの検査を怠るべきではありません。『鼻アレルギー治療ガイドライン』には「満月様顔貌、皮膚障害、月経異常などが時に起こるため、望ましくない治療法である」と糾弾されています。

改善なければ、クラリチン、アレグラなど最小限で内服します。 妊娠 ..

抗ヒスタミン薬は、くしゃみ、鼻水を止める作用があります。一方、抗ロイコトリエン薬は鼻づまり症状を解消することが得意な薬剤です。

カロナールとアレグラ、クラビットをよく飲みます。鼻水と熱が ..

小青竜湯(基本的漢方薬)、竜虎湯(小青竜湯と五虎湯を合わせます)、竜附湯(冷え症が強い人)大青竜湯(麻黄湯と越婢加朮湯を合わせ、花粉症には最も強力な漢方薬です。)、苓甘姜味辛夏仁湯(薬に敏感で副反応が出やすい人)。花粉症に治療にはその他多くの漢方薬をその体質・病状に合わせて使用します。

・抗ヒスタミン薬(アレグラR、ザイザルR、アレジオンR、クラリチンRなど) ..

また、五虎湯以外にも咳症状を緩和してくれるトローチやのど飴などもございますのでそちらも併せてご紹介させていただきます。

その作用から、ひどい咳や気管支喘息に適応します。比較的体力のある人に向く処方です。 ..

五虎湯を服用する際には、併用する薬との飲み合わせに注意する必要があります。
併用してはいけない薬には、エフェドリン含有製剤、甲状腺ホルモン剤などが挙げられます。
飲み合わせが悪いと不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮といった症状があらわれる可能性があります。
ですので他にも薬を併用されている方は、医師または薬剤師に相談するようにしましょう。
上記注意点を気をつけ、五虎湯で激しい咳症状、なかなか治まらない咳を早く直していきましょう!

「ディレグラ」(後発品名:プソフェキ)は、第2世代抗ヒスタミン剤の「アレグラ ..

今や、国民の5人に1人と言われるスギ・ヒノキ花粉症。大気汚染の影響もあって、毎年重症化する方も少なくありません。当院では、比較的眠気の少ない第2世代の抗ヒスタミン薬(アレグラやタリオンなど)やステロイド点鼻薬や点眼薬を処方しないわけではないのですが、案外知られていない『一切、眠くならない』『体に優しい』『飲むとすぐに効く』という『漢方薬による花粉症治療』を提案しております。
花粉症には5月~初夏のイネ科(カモガヤなど)や秋のキク科(ブタクサなど)によるものもありますが、やはり春にお困りの方が多いようです。そこで今回は春の花粉症に焦点を置いて質疑応答形式でお伝えしたいと思います。

私がよく処方している抗ヒスタミン剤は、アレグラ、デザレックス、タリオン、そして、アレロックです。 ..

アレルギー性鼻炎治療の(ザイザル、アレグラ、クラリチン、ビラノア、ルパフィン等)で、改善乏しいときには(オノン、キプレス等)(アラミスト点鼻、ナゾネックス点鼻)等が使用されます。しかし中には無効例もあり、その際漢方的なアプローチが奏功することは少なくありません。