レクサプロ (エスシタロプラムシュウ酸塩) 持田 [処方薬]の解説、注意
双極性障害のうつ状態に抗うつ薬を使うべきかは、長年研究されてきました。うつ状態に対する治療選択肢としては、抗うつ薬を肯定する専門家も多かったのです。うつ病ほどの抗うつ薬の効果はないけれども、多少の効果はあるという認識されていました。
9.1.6 衝動性が高い併存障害を有する患者に本剤を投与する場合には、精神 ..
抗うつ薬では、特に若い方に使うと、賦活症候群が引き起こされることがあります。賦活症候群とは、抗うつ薬の使い初めに認められる症状で、不安や焦燥感が、易刺激性や敵意が強くなり、衝動性が高まります。このため自傷や自殺につながることもあるのです。
痙攣・セロトニン症候群※1・抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)※2・QT延長・心室頻拍(torsades depointes含む)・倦怠感・異常感・発疹・湿疹・悪寒・頭痛・傾眠・浮動性めまい・あくび・睡眠障害(不眠)・異常夢(悪夢含む)・アカシジア・悪心・口渇(口の渇き)・味覚障害・腹部不快感・下痢・動悸・精神運動不穏・RBC・Ht・Hb減少・肝障害(肝機能異常)※3・排尿困難(尿が出にくい)・頻尿・耳鳴り・多汗症・回転性めまい・血小板増加、血小板減少など
同一成分薬: レクサプロ錠 10mg、レクサプロ錠 20mg(持田製薬株式会社)
レクサプロ錠(製剤名:エスシタロプラムシュウ酸塩・フィルムコーティング錠)エスタロプラムとして1錠(10mg)を1日1回夕食後に経口投与します。
なお、レクサプロが初めての場合や年齢・症状により適宜増減しますが、用法の半錠5mgから始めていくこともあり、効果が不十分な場合は5mg~10mgずつ増量します。増量は1週間以上の間隔をあけて行い、1日最大は20mgを超えないこととします。
しかしながら、2007年に行われた双極性障害の大規模試験(STEP-BD)では、パキシルやブプロピオン(日本未発売)を気分安定薬に併用しても、有効性は認められないという結果になりました。双極性障害のうつ状態には、抗うつ薬の効果は乏しいということになります。
若年者に抗うつ薬、特にSSRIを処方すると希死念慮や衝動性・攻撃性が増すと言われ ..
・うつ状態
・うつ病
・大うつ病性障害
・社交不安障害(SAD)
・パニック障害
・強迫性障害
・全般性不安障害
・月経前気分不快症
*イライラ・不安感・焦燥・パニック発作・攻撃性・衝動性・不眠・躁状態などが出てきて最悪の場合、自殺を遂行してしまうこと
うつ気分はイライラ感や衝動的な行為、他人に対する批判的、攻撃的な言動 ..
抗精神病薬はそれ以外にも、うつ病の増強療法で使われることも多く、エビリファイがその代表です。気分安定作用があるといわれています。このため、双極性障害のように気分の波がある病気に使われることも多いです。気分安定薬に比べると効果が早いですが、鎮静作用によって眠気が生じたり、体重増加の副作用が多いです。エビリファイの他には、セロクエル、ジプレキサ、リスパダールなどが使われます。
それ以外にも、イライラや興奮を落ちつけて衝動性を抑える、食欲を増加させる、睡眠を深くする、抗うつ剤の効果を増強する、といった目的で使われます。
その他、抗うつ薬の投与早期や増量時には不安・焦燥や衝動性の高まりが見られることもあります。
副作用が実際にどのような症状としてどの程度、どのくらいの期間に、現われるのかは種々の要因が関与します。具体的には治療薬の種類、投与量、年齢、性別、薬物の代謝機能、そして身体疾患の有無などが複雑に関与し合うことで副作用の個人差を大きくしています。
衝動的になったらどうしよう、、などと悩んでおります。 担当医からSSRI ..
1999年10月の発売以来、日本における唯一の認知症治療薬として使われてきました。アルツハイマー病やレビー小体型認知症になると、記憶や思考に関わるアセチルコリンという神経伝達物質が不足します。アリセプトは、このアセチルコリンの分解を抑え、神経活動を高める働きをします。
また、認知症治療薬の中で唯一、軽度から高度まですべてのステージのアルツハイマー型認知症の人に使用することが可能です。認知症予備軍と言われるMCI(軽度認知障害)の人に対しても、進行を遅らせて発病を予防するのに有効です。
その他、抗うつ薬の投与早期や増量時には、不安・焦燥や、衝動性が高まることが見られることもあります。 ..
服用しはじめると、1週間以内にその効果が現れます。。服用すると薬効が12時間続き、不注意、多動性、衝動性を改善します。
コンサータは1日1回朝に服用します。服用時間が遅くなると夜眠れなくなってしまうことがあるため、午後には服用しないように気をつけましょう。
焦燥感が強く、死にたい気持ちが強い方は、衝動的にそのような行動に移したく ..
抗てんかん薬として広く使われており、その中で気分安定化薬としての効果がわかってきました。片頭痛の予防薬としても使われています。
デパケンの特徴としては、気分安定薬の中では比較的安全性が高い点です。眠気の副作用が比較的多く、高アンモニア血症や肝機能障害には気をつける必要があります。また、妊娠への影響にも注意が必要です。
衝動性(暴力性・病的賭博・自傷行為・買い物依存・不幸な異性との性的関係の ..
また、気分を落ちつける効果が期待できるため、イライラしやすかったり、衝動性が高まっている方に対して使われることがあります。また、脳の神経細胞の活動を安定させることから、片頭痛をはじめとした頭痛の予防効果も期待できます。
エスシタロプラム(レクサプロ®), おだやかな抗うつ効果。抗不安作用も高い ..
気分安定薬は、主に双極性障害(躁うつ病)の治療薬として使われることが多いです。双極性障害は躁症状とうつ症状を繰り返し、気分の波に振り回されてしまう病気です。
気分安定薬には、気分を落ちつける抗躁効果、気分を持ち上げる抗うつ効果、気分の波を小さくする再発予防効果が認められます。その結果として、気分の波の振れ幅を小さくする(うつ症状と躁症状を小さくする)、気分の波を少なくする(再発を減らす)という効果を期待します。
躁うつ病、脳の器質的障害または統合失調症の素因のある患者、衝動性が高い併存障害を有する患者に対 ..
ミルナシプラン塩酸塩とデュロキセチン塩酸塩(サインバルタ錠)は、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することにより濃度を高め、効果を発現するSNRIに分類される抗うつ薬です。副作用としては、口渇、悪心・嘔吐、便秘、眠気、排尿障害(尿閉、排尿困難)、ふらつき・めまい、不眠、性機能障害、体重増加などがあります。
うつ病だと言われていたのに、いらいらがひどかったり、買い物衝動や上司との口論 ..
ミルタザピンは、ノルアドレナリン神経活性化を介して、セロトニン遊離促進を図る薬剤であり、SSRI、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬:Serotonin & Norepinephrine Reuptake Inhibitors)とは異なる作用機序を持っています。薬物構造は、四環系のミアンセリン(テトラミド錠)に類似しています。効果発現の早さが期待された薬剤で、特に睡眠障害はプラセボ対照試験において1~2週目で有意な効果を現しています(うつ病中核症状は5~6週目に有意な効果がみられました)。単回投与時の半減期は32時間であり、特に初回服用翌日の眠気、ふらつきに注意が必要です。
強迫観念とは、何度も繰り返して生じる思考や衝動やイメージで、自分にとって望ましくないものとして体験されます。 ..
2011年3月に日本国内において2番目に発売されたアルツハイマー型認知症薬です。
レミニールは、アセチルコリンの情報を受けとる受容体と呼ばれる部分にも結合し、アセチルコリンやその他の神経の情報を伝える物質のはたらきを活性化します。その結果、認知症による言語障害が改善しやすいという特徴があります。
また、レミニールで分泌促進されるドーパミンにより、快・喜びの感情や運動機能を活発になり、手のふるえが改善したり、歩きやすくなったりと、パーキンソン症状を改善することがあります。
衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病等があらわれることが報告されて ..
それでも効果が不十分な時は依存性に気を付けながら抗不安薬を使っていきます。非定型抗精神病薬を不安障害の治療として使っていくこともあります。
レクサプロ 秋晴れのような穏やかで晴れやかな心地/脱力・傾眠傾向もある ..
これらは抗不安薬の主作用である、不安を軽減させ、緊張をほぐしてリラックスをうながすという効果の現れということも言えます。
また、高齢者の場合は、薬の副作用によるふらつきが原因で転倒して骨折するといったこともあり得るため、十分な注意が必要です。
ADHDとは多動性と衝動性と不注意を特徴とする発達障害の一つとされています ..
レクサプロの服用と副作用・感想など
副作用は評判どおりの吐き気と眠気
調症の素因のある患者、衝動性が高い併存障害を有する患者においては、慎重に ..
ツイッターやブログではレクサプロを服用されている方が多くつぶやいています。効果があった方もない方もつぶやいていますので、やはり効果には個人差があるようです。
理屈の上では、セロトニンは不安、緊張や衝動性と、ノルアドレナリンは ..
さらに双極性障害では、不安障害の合併が非常に多いです。不安障害の治療としては、一般的にはSSRIをはじめとした抗うつ薬が有効です。しかしながら、双極性障害では抗うつ薬にはリスクがあります。しかしながら不安障害による生活への支障が大きい場合、抗うつ薬が使われることもあります。
衝動性を改善するとされています(図1)。 図1 前頭前野でのアトモキセチンの薬理作用
レクサプロの効き方としては、1日に1回の服用を継続することで、少しずつ効果が期待できる薬です。
1日1回の服用はいつでも良いのですが、基本的には夕食後に服薬します。寝る前に服薬する変更もあります。10mgから開始することが多く、効果判定は服薬から2週間程度です。効果が不十分な場合は、10mgずつ増量していきます。