腎臓病の治療薬として注目のフォシーガについて、腎臓に対する効果、飲み方、副作用などを医師が解説します。


フォシーガに限らずどのお薬もメリット・デメリットがあり、それらを天秤にかけて判断していく必要があります。


ここでは、ヒヤリ・ハット事例を共有し、疑義照会や服薬指導に役立て ..

・腎近位尿細管のSGLT2を選択的に阻害し、グルコースを尿中から排泄→血糖値を下げる
・1日1回でOK
・食事に関係なく服用可能
・脱水症状の予防のため、こまめに水分を摂取。
(夏場や高齢者は特に注意)
・尿路感染・性器感染(腟カンジダなど)の可能性あり。
・糖尿病薬と併用時に低血糖のリスク高くなる
(SU剤、速効型インスリン分泌促進剤、GLP-1受容体作動薬、インスリン製剤併用は特に注意)
・低血糖の症状の具体例を伝える。
(動悸・手足の震え・強い空腹感・冷や汗・脱力感など)
・低血糖時の対処方法を伝える。
(ブドウ糖5~15g摂取 or 砂糖10〜30g を摂取 αGI併用中はブドウ糖摂取)
・低血糖が起こりやすいケースを伝えておく。
(他の糖尿病薬と併用時、シックデイ、激しい運動後、過度な飲酒、食事を摂らない時)
・シックデイ(発熱・下痢・嘔吐・食事が摂れない場合)は休薬が推奨(主治医の指示を優先)

ただし、フォシーガの腎保護効果について明らかになっていることと、明らかになっていないことがあり、積極的に使用したい場合とそうではない場合を筆者の主観で以下のように分けてみました。

今回は、治療目的で投与量が異なるフォシーガ錠に関するヒヤリ・ハット事例です。

患者にフォシーガ錠5mg 1日1回1錠が新規で処方された。処方監査時に投与量から糖尿病の治療目的であると推測した。

フォシーガのインタビューフォームによると成人健康男性に空腹時単回投与した時のTmax、T1/2は下記の通りとなっています。

できる?』」の初回は、フォシーガを取り上げます。慢性心不全の患者さんに「フォシーガ ..

ヒヤリ・ハットは放置して積み重なると大きな事故につながりかねません。ここでは、ヒヤリ・ハット事例を共有し、疑義照会や服薬指導に役立てられるよう薬剤師さんの視点で丁寧に解説していきます。今回は、治療目的で投与量が異なるフォシーガ錠に関するヒヤリ・ハット事例です。

フォシーガにより腎臓病の治療は格段に進歩したと考えており、当院でも積極的に使用しております。

1日1回経口投与のSGLT2阻害薬「フォシーガ錠 5mg、10mg」発売

フォシーガは糖尿病の治療薬として使われていましたが、血糖値を下げるだけでなく腎機能を保護する効果も期待され、糖尿病の患者さんには積極的に使用されていました。

ダパグリフロジンプロピレングリコール(フォシーガ)はSGLT2を可逆的に阻害することで、グルコースが体内に再吸収されるのを抑え、グルコースを尿中に排泄し空腹時や食後の血糖値を下げる働きがあります。


患者さんへの服薬指導の際に、ピクトグラムをご活用されては ..

フォシーガ錠は5mgと10mgがあり、必要性や用途に応じて量を調整していきます。

承認番号:22600AMX00528(フォシーガ®錠5 mg)、22600AMX00529(フォシーガ®錠10 mg) ..

薬剤師インフルエンサー・ひゃくさんの新連載「3分でわかる!薬剤師ひゃくさんの『この薬、説明できる?』」がスタート!初回は、SGLT2阻害薬のフォシーガを取り上げます。慢性心不全の患者さんにからの質問「フォシーガって、低血糖にならないの?」に対する答えを3分でわかりやすく解説!

5月23日に発売された「ダパグリフロジン」(商品名:フォシーガ)は、承認 ..

ダパグリフロジンプロピレングリコールの作用機序、特徴、服薬指導の要点についてまとめてみました。

・ フォシーガR錠 5 mg 1 回 1 錠(1 日 1 錠)

2型糖尿病治療薬でSGLT2阻害薬として処方される薬剤がダパグリフロジンプロピレングリコール水和物(商品名:フォシーガ)です。

作用機序・副作用(低血糖・脱水・尿路感染症・皮膚乾燥)についてまとめています。服薬指導に使えるポイント、次回服薬指導 ..

○eGFR値の過度な低下がないか確認し、また不安から自己判断で服薬中止しないようフォローアップを。

12) 医薬品医療機器総合機構,“フォシーガ錠 5 mg,10 mg

*尚、フォシーガはSGLT2阻害薬と呼ばれるお薬の一つです。フォシーガが格段に有名なので薬剤名を挙げていますがこの記事の内容はSGLT2阻害薬全体を示しています。

効能・効果追加(カボメティクス、ビラフトビ、フォシーガ) | 「服薬指導のエッセンス」(じほうから新版が発売されました!).

患者さんから腎臓病の治療として注目を集めているフォシーガという薬についてご相談を頂くことが多くなってきたので触れたいと思います。

フォシーガ(ダパグリフロジン)の作用機序【糖尿病/心不全/CKD】

SGLT2阻害薬患者指導箋(JSNP版)は、「患者交付用」と「医療従事者用」の一対となった指導箋および「服薬指導に役立つBQ・CQ」で構成されています。

(6)(7)(8) インスリン指導の8分類に大別し、一回の服薬指導で

副作用はどの疾患の場合も起こり得ますが、疾患ごとの頻度や重要度から、初回に重点的に指導すること、テレフォンフォローアップでの確認事項、長期服用時の注意点など判断し、効果的に指導しましょう。
※日本腎臓病薬物療法学会「SGLT2阻害薬患者指導箋(JSNP版)」を活用しましょう。(以下一部要約)