[PDF] 副腎皮質ホルモン点眼剤 デキサメタゾンメタスルホ安息香酸 ..
守らなければならないこと
(一般的注意)
・本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。
・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。
・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。
・本剤の使用に当たっては,適応症の治療上必要な最小限の期間の投与に止めることとし,週余にわたる連続投与は行わないこと。
・本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。
(取扱い及び廃棄のための注意)
・本剤の外観又は内容物に異常が認められた場合は使用しないこと。
・変色が認められた場合には使用しないこと。
・本剤は他の薬剤と混合して使用しないこと。
・本剤を分割投与する場合は,速やかに使用すること。
・本剤は有効期間を設定してある動物用医薬品なので使用期限を過ぎた製品は使用しないこと。
・注射器具は滅菌されたものを使用すること。
・注射針は必ず1頭ごとに取り替えること。
・小児の手の届かないところに保管すること。
・本剤の保管は直射日光及び高温を避けること。
・開封後の容器は化粧箱に入れ暗所に保管すること。
・使用済みの容器は,地方公共団体条例等に従い処分すること。
・本剤を廃棄する際は,環境や水系を汚染しないように注意し,地方公共団体条例等に従い処分すること。
・使用済みの注射針は,針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は,産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。
2.
熱性スイギュウ子牛におけるデキサメタゾンと同時投与したエンロフロキサシンの投与レジメンに対する意味【JST・京大機械翻訳】 ; 最適化
牛卵巣内には多くの発育途上卵母細胞が存在するが、ほとんどは卵巣内で死滅する。培養技術を使ってそれらを卵子にすることができれば優良家畜の増産等に利用できる。最近、牛卵母細胞を発育させる開放型培養システムが開発されたが、胚発生率はまだ低く、その向上が課題である。そのためには長期培養後の卵母細胞の生存率を高め、生体内と同等まで発育させることが必要である。そこで、糖質コルチコイド製剤であるデキサメタゾンを培養液中に添加して、卵母細胞を効率的に発育させる培養系を開発することを目的とする。
直径約90~100 μmの牛卵母細胞を19日間培養して発育させる際、培養液に0.05 μMのデキサメタゾンを添加することで卵母細胞の生存率が上がり、発育が促進され、成熟能力も向上する。
[PDF] 副腎皮質ホルモン剤 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液
「じゃあ、非ステロイド使えば良いじゃん!」となりますが、非ステロイド系抗炎症薬にも妊娠牛特有の注意点があるのです・・・・。
今週の動画
獣医師にはどうやってなるの?
そこで今回おすすめするのは、ドラッグストアで売っている漢方薬の「治打撲一方」というものです。これは、名前の通り打撲の傷を内部から修復してくれます。内出血などにも大変効果を感じていますし、流産の心配もなく生薬ですから出荷規制もありません。値段も安く、ヒトで1回20円以下。牛さんなら体重100キロあたり一袋を1日2回与えればよいです。
症例報告 牛の起立障害症例におけるブトルファノールとデキサメサゾンの硬膜外腔投与の効果 ..
使用に際して気を付けること
(使用者に対する注意)
・誤って注射された者は,直ちに医師の診察を受けること。
・本剤が誤って眼,鼻,口等に入ったときは,直ちに水で洗浄やうがい等を行い医師の診察を受けること。
・本剤が皮膚に付着したときは,石けん等でよく洗うこと。
(牛及び馬に関する注意)
・注射部位は,70%アルコールで消毒し,皮下注射時には注射針が血管内に入っていないことを確認して投与すること。
・副作用が認められた場合には,速やかに獣医師の診察を受けること。
【専門的事項】
① 対象動物の使用制限等
・本剤に対して過敏症の既往歴のある患畜には使用しないこと。
・本剤は妊娠動物に投与すると,流死産,後産停滞を起こすことがあるので,妊娠 動物に対しては,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にだけ投与すること。
② 重要な基本的注意
・本剤は副腎皮質ホルモン系薬剤であるので,患畜の症状及びその程度を十分に考慮して,慎重に使用すること。
・本剤は牛及び馬の筋肉内注射は行わないこと。
③ 副作用
・本剤は泌乳量を減少させることがあるので,このような症状があらわれた場合には投与を中止する等して観察を十分に行い,その後の投与の可否について検討すること。
・本剤は感染症を悪化させたり,ときに誘発感染症を起こすことがあるので,観察を十分に行い,この様な症状があらわれた場合には適切な処置を取ること。
④ その他の注意
・本剤は実験動物において催奇形性,培養細胞において変異原性を示したとの報告がある。
・本剤は長期投与すると,一過性の精巣機能低下を起こすという報告がある。
しかし、乳牛や繁殖母牛では、デキサメタゾンは流産や出荷規制の問題で使えません。大抵は塗り薬でしのいでいますが、大した効果はありません。もちろん血腫がひどい場合は、輸血とかも必要になってきますが、そこまでやる必要がない場合、動物用の薬では、本当に選択肢が少ないのが実情です。
【薬剤師向け】「デキサメタゾン」とは?効果や副作用、薬価などを解説
ところで今回は、またまた別の漢方薬のお話です。
牛さんが、他の牛に角で突かれたり、牛房内の突起にぶつけたり擦りつけたりして、血腫や水腫などの、いわゆる「アタリ」ができることがありますよね。日に日に膨れてくるようなら内出血からの血腫を疑って、ビタミンAや輸血などで内部の出血を止めますが、膨れるのは止まっている、あるいは少しずつ膨れた部分が下に下がって来るようなタイプの場合が問題です。特に肥育牛では、内部の損傷を早く治癒させないと枝肉にした際にアタリとかカツジョ扱いになります。出荷まで一月もあるようなら出荷規制の短い抗生物質とデキサメタゾンで損傷の治癒を図り、膨れた腫瘤自体はさほど気にせず出荷すれば、枝肉に問題なく、腫瘤は皮の方にくっついて剥がれてくれます。
デキサメタゾンなどのステロイド系抗炎症薬は、強力な抗炎症作用を有します。しかし妊娠牛に使用すると胎盤等に作用し、エストロジェンやプロスタグランジンF2α合成促進により流産や早産を起こすことがあります。つまり、妊娠牛への使用は基本的にNGです。