バイアグラの併用禁忌薬(一緒に飲んではいけない薬)は、次の通りです(※1)。
交感神経受容体の内α₁受容体を選択的に遮断し、血管平滑筋が弛緩され、血管拡張作用が働き、血圧低下をもたらします。
α遮断剤には、「飲み薬タイプ」「点眼薬タイプ」などがありますが、いずれもバイアグラと併用を注意すべき薬剤です。
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)を服用する際、特に注意すべき点としては、
降圧剤とバイアグラを併用する際は、慎重に投与する必要があるため、バイアグラの処方前に医師に相談しましょう。
そのため、バイアグラの添付文書には降圧剤(アムロジピンなど)が併用注意薬として指定されています。
急性心不全治療剤・・・併用により降圧作用が増強するおそれがある
降圧剤やバイアグラは、どちらも血管拡張作用によって、血圧低下を招く働きを持っています。
降圧剤とバイアグラを併用すると、過度の血圧低下を招き、「めまい」「失神」などの副作用を引き起こす可能性があります。
上記の降圧剤は、主に経口服用の「飲み薬」タイプで、バイアグラと併用を注意すべき薬剤です。
急性心不全治療剤・・・併用により降圧作用が増強するおそれがある
チトクロームP450 3A4誘導剤とバイアグラを併用する際は、慎重に投与する必要があるため、バイアグラの処方前に医師に相談しましょう。
そのため、バイアグラの添付文書にはチトクロームP450 3A4誘導剤(ボセンタン、リファンピシンなど)が併用注意薬として指定されています。
急性心不全治療剤・・・併用により降圧作用が増強するおそれがある
チトクロームP450 3A4誘導剤とバイアグラを併用すると、肝臓の代謝能力が向上し、有効成分シルデナフィルの血中濃度が低下して効き目が弱くなったり、効果が得られなくなる可能性があります。
チトクロームP450 3A4誘導剤とは、CYP3A4の働きを誘導する薬剤の総称です。
チトクロームP450 3A4誘導剤には、「エンドセリン受容体拮抗薬」「結核・ハンセン病治療薬」「ヒダントイン系抗てんかん薬」「バルビツール酸系抗てんかん薬」などの薬剤に含まれる成分が該当し、バイアグラと併用を注意すべきです。
そのため、このような方はバイアグラを服用できない禁忌に指定されています。
チトクロームP450 3A4阻害剤とバイアグラを併用すると、肝臓の代謝能力が低下し、有効成分シルデナフィルの血中濃度が上昇して効き目が強く出たり、半減期が延長され副作用が強く出る可能性があります。
併用禁忌とは、飲み合わせの悪い薬剤と併用してはいけないことです。
チトクロームP450 3A4阻害剤とは、そのCYP3A4の働きを阻害する薬剤の総称です。
チトクロームP450 3A4阻害剤には、「抗HIV薬(プロテアーゼ阻害薬)」「マクロライド系抗菌薬」「トリアゾール系抗真菌薬」「H2受容体拮抗薬(H₂ブロッカー)」などの薬剤に含まれる成分が該当し、バイアグラと併用を注意すべきです。
バイアグラの併用禁忌薬 | ED治療外来 | 新橋駅前クリニック公式サイト
肝臓には、チトクロームP450と呼ばれる酵素があり、中でもチトクロームP450 3A4(CYP3A4)は最も重要な代謝酵素で、バイアグラの有効成分シルデナフィルは、その酵素によって分解・代謝されます。
レビトラ、シアリスの併用禁忌薬について. バイアグラの併用禁忌薬以外にもレビトラとシアリスにも併用禁忌のお薬がございます。
硝酸剤(一酸化窒素供与剤)を含む点眼薬とバイアグラを併用する際は、慎重に投与する必要があるため、バイアグラの処方前に医師に相談しましょう。
ニコチン酸は、コレステロール値を下げるための薬です。ED治療薬と併用すると、脱力感や低血圧を起こす可能性があります。 抗凝固薬剤
実際、ニプラジールを含む飲み薬タイプの薬剤、には、バイアグラなどのED治療薬(PDE5阻害薬)が併用禁忌として記載されています。
しかし、点眼薬側の添付文書には、PDE5阻害薬は併用禁忌として記載されていません。
併用禁忌に記載されていない理由は、点眼薬の1日のニプラジロール最大摂取量がハイパジールコーワ錠と比べて、ごく少量であるためと考えられます。
バイアグラの禁忌・併用禁忌薬 | 新橋ファーストクリニック【公式】
バイアグラの添付文書には、併用禁忌として指定されていませんが、バイアグラと併用に注意すべき薬剤があります。
それは、ニプラジロール点眼液や二プラノール点眼液、ハイパジールコーワ点眼液などの「点眼薬」です。
併用禁忌薬 | ED治療外来 | 新橋駅前クリニック公式サイト
過剰なPDE5阻害薬やED治療薬の摂取は、血管拡張作用が強く働き、低血圧などの副作用のリスクが高まるので危険です。
医師の指導なく、勝手に独断でPDE5阻害薬、または他のED治療薬とバイアグラを併用して服用しないようにしましょう。
[PDF] ED治療薬 併用禁忌・注意薬剤リスト 【2016年6月改訂】
バイアグラとレビトラやシアリスなどのED治療薬を併用し、服用しても勃起に対する相乗効果は期待できず、効果の持続時間も変わりません。
バイアグラ(シルデナフィル)、レビトラ、シアリス共通の併用禁忌薬
バイアグラ以外のPDE5阻害薬、または他のED治療薬との併用使用に関する安全性は確立されていないため、バイアグラとの併用には注意しなければなりません。
[PDF] ED 治療薬 併用禁忌・注意薬剤リスト【2024 年 6 月改訂】
また、該当する薬剤を投与中の方は、バイアグラの処方前に医師に報告してください。
バイアグラ(シルデナフィル)と硝酸イソソルビドなどの硝酸薬を併用することは避けるべきです。重大な健康リスクを伴うためです。
以下に該当する薬剤は、バイアグラと併用する際に注意してください。
場合によっては、思わぬ副作用を引き起こす可能性があります。
以下の薬は、シルデナフィルの併用禁忌薬です。 硝酸剤; 一酸化窒素供与剤:ニトロ ..
併用禁忌に指定されている薬剤とバイアグラを併用してはいけませんが、他にも、バイアグラと併用を注意すべき薬剤があります。
[PDF] ED治療薬 併用禁忌・注意薬剤リスト(2015年9月改訂)
商品名ごとにバイアグラの併用禁忌の薬剤を一覧化していますので、参考にしてください。
併用禁忌(併用禁忌薬剤)とは複数の薬を併用することで効果の増減副作用の増強、重大な健康被害の可能性がある医薬品です。 ..
そのため、バイアグラの添付文書にはチトクロームP450 3A4阻害剤(リトナビル、ダルナビル、エリスロマイシン、シメチジン、ケトコナゾール、イトラコナゾールなど)が併用注意薬として指定されています。
バイアグラを含むED治療薬は基本的に安全に使用できる薬剤ですが、薬剤を使用できない方がいます。 ..
CCDSとは、当該医薬品の製造・承認を世界で初めて取得した企業によって作成される、各国の添付文書を作成する際の基準となる文書のことです。
今回の場合は、安全性情報に加えて、効果、または効能、用法・用量、薬理学・製品に関するその他の情報が含まれているアメリカのファイザー株式会社が作成した文書です。
【バイアグラと抗生物質は一緒に飲んでも大丈夫なの?】 | 松戸市五香
また、CCDS(Company Core Data Sheet:企業中核シート)との整合性に基づき、バイアグラの添付文書にも、sGC刺激剤が併用禁忌薬に指定され、注意喚起することとなっています。