[PDF] アモキシシリン水和物 小児感染症に対する最大投与量の変更
7) 社会保険診療報酬支払基金 審査情報提供事例(薬剤)319:歯科薬物療法 →
アモキシシリン水和物として、通常1回250mg(力価)を1日3〜4回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 小児
「アモキシシリン」と「クラブラン酸」の配合剤である『オーグメンチン』や『クラバモックス』は、歯科領域でも使うことができるようになりました7)。
口腔カンジダ症はカンジダが白いコケ状に付着し疼痛、違和感などが認められる真菌感染症です。症状が軽度の際は口腔清掃、含嗽などで軽快します。特に義歯を使用している方は義歯を清掃してください。軽度では重曹によるうがいも効果的です(ぬるま湯100ml程度に重曹茶さじ1杯程度)。
ラットにアモキシシリン水和物(2,000mg/kg/日)、ランソ
『オーグメンチン』と同じ「アモキシシリン」と「クラブラン酸」の配合薬には、があります。この『クラバモックス』は、『オーグメンチン』と異なり14:1の配合比率になっています5)。
1. 「アモキシシリン」を高用量で使うため、『オーグメンチン』と『サワシリン』を併用することがある
2. 単純に『オーグメンチン』を増やすと、「クラブラン酸」が過量になる
3. 「肺炎球菌」や「インフルエンザ菌」を退治する場合、「クラブラン酸」の配合比率が低くても問題ない
体重 40kg 以下の小児(概ね 12 歳以下)には、体重 1kg 当たり AMPC 1 日 50mg
アモキシシリンが歯科でよく処方される例としては
サワシリン錠250mg 1回1錠 1日3回毎食後 3日分(または5日分)
などです。
ガイドラインp55では、
「」
と記載があります。
なお高リスク心疾患患者は
1)人工弁術後
2)IE の既往
3)姑息的吻合術や人工血管使用例を含む未修復チアノーゼ型先天性心疾患
4)手術,カテーテルを問わず人工材料を用いて修復した先天性心疾患で修復後6ヵ月以内
5)パッチ,人工材料を用いて修復したが,修復部分に遺残病変を伴う場合
6)大動脈縮窄
を含みます。
(1 日用量 2000mg を上限とする)を 2 回に分けて(12 時間おきに投与)7 日間
今回は、歯科でアモキシシリン(先:サワシリン)が大量で処方された例についてです。
口腔用ステロイド製剤(商品名:アフタッチ、アフターシール他)が処方されます。
口腔粘膜に貼り付ける錠剤やシールを歯科用貼付剤と呼びます。口内炎などによる潰瘍面を保護します。歯科用貼付剤を貼り付ける粘膜部位はしっかりと清掃してから貼付することが大切です。
歯科領域だけでなく多くの感染症治療に用いられており、経口吸収率も 80%以上と高い
ペニシリン、セフェムなど他の抗菌剤が土中から発見されたのに対して、キノロンは人工的に合成した抗菌剤です。1980年代から、各種の製剤が開発されています。歯科では、レボフロキサシン(商品名:クラビット他)、トスフロキサシン酸塩水和物(商品名:オゼックス)、ロメフロキサシン塩酸塩(商品名:ロメバクト他)、シタフロキサシン(商品名:グレースビット)が処方されることが多いです。
ペニシリンは安全域が広いので倍量(1500mg~2000mg)投与はとくにめずらしいことではありません。 ..
フィリピンの土壌から1952年に発見され、ペニシリン、セフェム系とは異なった化学構造で、抗炎症作用、免疫調節作用など抗菌力以外の作用もあるため、慢性閉塞性肺疾患などにも使用されています。歯科ではクラリスロマイシン(商品名:クラリス他)アジスロマイシン(商品名:ジスロマック他)が処方されることが多いです。マクロライド系は、安全性は高いですが、クラリスロマイシンは肝臓のチトクロームで代謝されるため、同じ部位で代謝される薬剤は併用注意となるために、併用注意薬があります。薬局などでご確認ください。重篤なものは併用禁忌となっています。
軽度~中等度の歯性感染症は、起炎菌をレンサ球菌と想定してアモキシシリンが第一選択。 4
<海外のガイドライン>
アメリカ心臓協会(AHA:American Heart Association)[文献 2]、欧州心臓病学会(ECS:European Society of Cardiology)[文献3]のガイドラインでは、歯科処置時の抗菌薬予防投与の対象症例を人工弁置換術後、感染性心内膜炎の既往例、先天性心疾患(未修復のチアノーゼ性先天性心疾患、術後 6 カ月以内)などに限定している。
13.サワシリン(アモキシシリン) AHAによる予防対象の変更 ..
表.歯科、口腔手技および処置に対する抗菌薬による予防法[文献1]
医薬品一般名:ロチゴチン経皮吸収型製剤
「アモキシシリン」は、市中肺炎や中耳炎・副鼻腔炎などに対して1日1,500~2,000mgの高用量で使うことがあります。
このとき、『オーグメンチン』の錠数を増やすと「クラブラン酸」の量まで増えてしまうため、抗生物質の「アモキシシリン」だけを増やすために、『オーグメンチン』に『サワシリン』を追加して使うことがあります。
特に、「肺炎球菌」が主な原因菌である中耳炎や副鼻腔炎の場合、「クラブラン酸」を増やさなくても効果は得られるため、単純に『オーグメンチン』を増やす方法は一般的ではありません。
アモキシシリン水和物として、通常1日20〜40mg(力価)/kgを3〜4回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量として最大90mg(力価)/kgを超えないこと。
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通常、成人にはアモキシシリン水和物として 1 回 750 mg(力価)、クラリスロマイシンとして 1 回 200 mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの 3 剤を同時に 1 日 2 回、7 日間経口投与する。 なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。
<感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン>[文献 1]
感染性心内膜炎は、的確な診断のもとで適切な治療が奏功しないと多くの合併症を引き起こし、死に至る重篤な疾患である。多くの場合、何らかの基礎心疾患を有する患者が何らかの原因により菌血症を起こした際に発症し、菌血症を来す原因の多くは歯科治療を含めた小手術である。
そのため、先天性疾患、弁膜疾患を含む感染性心内膜炎の発症が高いとされる患者には、抗菌薬の予防投与が推奨されている。ガイドラインでは、下表の抗菌薬を処置 1 時間前に内服することが推奨されている。
抗菌薬は、細菌の増殖を抑えたり死滅させたりする力があります。 歯科ではペニシリン系、セフェム系、マクロライド系、キノロン系、テトラサイクリン系などが処方されることが多いです。 1929年にフレミングが青カビから発見したペニシリンは1940年代にベンジルペニシリンとして患者さんに使われました。
【用法・用量】
〈ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症〉
成人:アモキシシリン水和物として、通常 1 回 250 mg(力価)を 1 日 3~4 回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
〈ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎〉
・アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用の場合
通常、成人にはアモキシシリン水和物として 1 回 750 mg(力価)、クラリスロマイシンとして 1 回 200 mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの 3 剤を同時に 1 日 2 回、7 日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1 回 400 mg(力価)1 日 2 回を上限とする。
・アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合
通常、成人にはアモキシシリン水和物として 1 回 750 mg(力価)、メトロニダゾールとして 1 回 250 mg 及びプロトンポンプインヒビターの 3 剤を同時に 1 日 2 回、7 日間経口投与する。
[PDF] 歯科領域の感染対策と抗菌薬について
2015 Mar 28;385(9974):1219-28.
術前のアモキシシリン大量投与は感染性心内膜炎予防は可能性の域は出ませんがある程度効果はあるのではないかと考えられます。
ただし、予防抗菌薬そのもののリスクも常に同時に考慮して適切に使用したいものです。
手術や検査にかかわる薬剤は、院外処方せんによる供給にはなじみません。
それは、医療機関の請求において、「投薬」ではなく「手術」や「検査」の項目に記載されるものであり、処方料も調剤料も算定することはできないとされているからです。
従って、手術前・検査前の薬のみが記載された院外処方せんを発行した場合、医療機関では処方せん料を算定することはできません。
また、これを受けた薬局は、調剤基本料や薬剤服用歴管理指導料等を算定することは出来ず、薬剤料のみ請求せざるを得ません。
[PDF] 「抜歯」時感染予防抗菌薬は歯科治療室で処方します
J Oral Maxillofac Surg 2011; 69: e5-14
また、日本化学療法学会ガイドラインでは、アモキシシリン大量投与による下痢の可能性、およびアンピシリン2g点滴静注とアモキシシリン500 mg経口投与で抜歯後の血液培養陽性率がともに約20%程度で大差なかった、という論文を踏まえて、リスクの少ない患者に対しては、アモキシシリン500mg経口投与を提唱しています。
ペニシリン(アモキシシリン、アンピシリン、ペニシリンなど)にアレルギーのある患者には別の経口抗菌薬を使用します。
クリンダマイシン
成人:600 mgを処置1時間前に経口投与
小児:20 mg/kgを処置1時間前に経口投与
セファレキシンあるいはセファドロキシル
成人:2.0 gを処置1時間前に経口投与
小児:50 mg/kgを処置1時間前に経口投与
アジスロマイシンあるいはクラリスロマイシン
成人:500 mgを処置1時間前に経口投与
小児:15 mg/kgを処置1時間前に経口投与
イギリスでは2008年のガイドラインで、感染性心内膜炎の予防抗菌薬を完全に中止する勧告を出したことがあります。
その結果イギリスでは、この勧告以降、予防抗菌薬の投与は減少しました。しかし、感染性心内膜炎の発生率は、有意に増加していたことが、後ろ向き研究の結果で示されました。
因果関係は明確ではありませんが、感染性心内膜炎の発生率は、ハイリスクの患者さんでもローリスクの患者さんでも、有意に増加していました。
歯科にてアモキシシリンが2g(2000mg)処方された例 · 1)人工弁術後 · 2)IE の既往 · 3)姑息的吻合術や人工血管使用例を含む未修復チアノーゼ型先天性心疾患
アモキシシリンの承認された用法・用量(ピロリ菌除菌を除く感染症:1 回 250 mg を 1 日 3~4 回、ピロリ菌除菌:1 回 750 mg を 1 日 2 回)よりも高用量(1 回 2,000 mg、1 日 1 回)で処方されている。歯科領域における適応外処方(感染性心内膜炎の予防)である可能性が考えられる。
歯科にてアモキシシリンが2g(2000mg)処方された例
1929年にフレミングが青カビから発見したペニシリンは1940年代にベンジルペニシリンとして患者さんに使われました。歯科ではアモキシシリン水和物(商品名:サワシリン錠 250mg他)バカンピシリン塩酸塩(商品名:ペングッド)などが処方されることが多いです。ペニシリンは禁忌及び薬剤の相互作用は少ない薬剤です。