デュタステリド服用時の注意点として、主に次の4つが挙げられます。
デュタステリドとミノキシジルは作用機序が異なるため、併用することで単剤での治療に比べて高い発毛効果が期待できます。
デュタステリドを服用する際は、いくつかの注意点を把握しておきましょう。
ザガーロカプセル(以下、ザガーロ)は、薄毛、AGA治療に用いられる内服薬で、有効成分はデュタステリドという物質です。AGAは男性ホルモンであるテストステロンが体内にある酵素の5αリダクターゼと結びつくことによって生成されるDHT(ジヒドロテストステロン)によって引き起こされることがわかっています。DHTが毛根にあるホルモン受容体に感知されることによって、髪の成長記が阻害され、ヘアサイクルが乱されてしまうのです。)
デュタステリドは5αリダクターゼの働きを阻害することによって、AGAの原因物質となるDHTの生成を抑制する効果が認められています。AGAは進行性の脱毛症ですので、治療を行わずに放置すると、どんどん進行していきます。そこで、ザガーロを用いて治療を行い、進行を食い止めることができます。(※3,4)
アボルブもザガーロと同様に、デュタステリドを有効成分とする医薬品です。
しかし、適応症が前立腺肥大症として承認されたものです。ただ、ザガーロと有効成分が同じであることから、AGAに対する効果も期待でき、また価格も安価なことからジェネリック医薬品と混同されてしまいがちです。基本的にはAGA治療に使用されることはありませんが、一部のAGA専門クリニックでは処方してもらえるケースもあります。ただし、適応外の処方となることから、信頼できる専門医師の判断のもとで使用する必要があります。
続いては、AGA治療薬デュタステリドについて、よくある疑問にお答えしていきます。
重度の肝機能障害を持っている方はデュタステリドを代謝できず、副作用が強く生じる可能性があります。
デュタステリド(ザガーロ)の方が料金が高いものの、その分期待できる効果も高いため、十分に比較することが大切です。
デュタステリドの重大な副作用には、以下のような症状が見られます。
2018年10月の段階では、日本国内で認められているザガーロのジェネリック医薬品は存在しません。
そもそも、ザガーロは2015年に承認され、2016年に発売されたばかりの新薬ですので、当面の間は日本国内でザガーロのジェネリック医薬品の製造・販売をすることはできません。海外では安価なザガーロのジェネリック医薬品が製造・販売されており、日本国内でも海外ネット通販・個人輸入などを通じて入手することは可能です。しかし、海外ではAGA治療薬の偽物も多く流通していますし、本物であっても品質に保証はありません。そのため、期待する効果を得ることができなかったり、重篤な副作用・健康被害などのリスクもありますので推奨されません。安全に使用するために、専門クリニックや一般病院での処方を受け、正規のザガーロを購入するようにしましょう。
デュタステリド(ザガーロ)は、5α還元酵素Ⅰ・Ⅱ型を阻害します。そのため、フィナステリド(プロペシア)と併用できず、どちらか一方のAGA治療薬で治療を進めることになります。
作用機序が同系統なので、デュタステリドとフィナステリドの併用はできません。
勃起不全など主に性機能に関する副作用が出現することがあります。状況に応じて休薬する場合があります。体調に変化を感じた場合には処方を受けた病院に相談することをおすすめします。
これは「初期脱毛」と呼ばれるもので、AGAにより生じた細く柔らかい毛髪が抜け落ちる現象です。デュタステリドの作用によってヘアサイクルが正常化している証拠であり、しばらくすると太く強い毛が生えてきます。
デュタステリドを服用する際には、次のようなことに注意しましょう。
専門クリニックで処方されるより、個人で輸入する方が治療薬が安価に手に入ることから個人輸入する方も見受けられます。しかし個人輸入の場合、安全性や品質の保証はあくまで個人で判断するしかありません。また国内と海外では医薬品に対する安全性の基準が異なるケースもあるため、専門知識のない一般の方が個人輸入するのはリスクが非常に高いといえます。個人輸入で入手できる治療薬は偽造品である可能性もあり、服用しても効果が得られない、また効果がないばかりか粗悪品のために重篤な副作用を生じる症例も多々報告されています。
デュタステリドの服用を開始すると、一時的に抜け毛が増えることがあります。
過去にデュタステリド(ザガーロ)やステロイドを服用して副作用が生じた方は、デュタステリド(ザガーロ)を服用できません。
ザガーロカプセル(デュタステリド)とは? ~効果や副作用について
また、小児に対する安全性が確立されておらず、男性ホルモンへ作用することから、成長途中の未成年が服用することも禁止されています。
AGA治療薬「ザガーロ(デュタステリド)」男性型脱毛症 飲み薬
ミノキシジルは、AGA治療に使用される内服薬・外用薬です。一般的には、プロペシア・フィナステリド・ザガーロなどの内服薬と、ミノキシジルを併用して治療を行います。ミノキシジルには血管を広げる作用があるため、血流を良くします。この働きによって、髪の毛に栄養を届けることができるのです。
なお、ミノキシジルの内服薬と外用薬は、同じ効果がありますが、体内から働きかけるため、内服薬のほうがより効果的だと考えられています。その分副作用のリスクもあるため、ミノキシジルの内服薬は、慎重に投与する必要がある薬です。
デュタステリド(AGA治療薬) | 名駅さくら医院・歯科・皮膚科
それどころかむしろ、妊娠中(またはその可能性がある)女性がデュタステリド(ザガーロ)を服用してしまうと、胎児の性機能に悪影響を与えるリスクがあります。
デュタステリド1錠税込130円~,1か月分 税込3900円~ 料金一覧表には初再診料を含めた料金を表示しています。
ザガーロ(デュタステリド)とアボルブは、適応となる疾患が違うだけで、成分は全く同じです。なぜ、名称を分けているのでしょうか。
「デュタステリド」は男性型脱毛症(AGA)治療薬として、近年注目を集めている薬の一つです。しかし、効果が高い一.
デュタステリド(ザガーロ)は男性のAGA治療薬として開発されたもので、女性の薄毛に対しては治療効果を期待できません。
AGA治療薬のメインはデュタステリドとフィナステリドという薬剤です。 AGAの ..
AGAヘアクリニックではフィナステリドやデュタステリドを処方する際に「ミノキシジル」の併用をお勧めすることもあります。これらの治療薬を含め患者様の治療方針は一人ひとりのお悩みや体調に応じて最良のものを提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
デュタステリドとフィナステリド、選ぶならどっち? 効果と副作用
以下にあてはまる方は、デュタステリド(ザガーロ)を服用できません。身体の機能に問題が生じたり、副作用が強く出たりするので注意しましょう。
ザガーロ(デュタステリド)とは?効果や副作用、正しい服用方法を解説
基本的には併用できないお薬はありません。しかし、デュタステリドは重度の肝機能障害者は利用できませんので、内服前に採血を確認することが重要です。また、前立腺に関する治療薬でもあるので、医師に相談するようにしてください。
治療薬比較表 ; 内服薬, 内服薬, 外用薬・内服薬 ; フィナステリド, デュタステリド, ミノキシジル.
AGAヘアクリニックがフィナステリドの代わりにデュタステリドをお勧めするのには2つの理由があります。ひとつはフィナステリドより効果が高いとされていること。もうひとつはフィナステリドが効かない患者様にも効果が期待できることです。患者様の中には、フィナステリドの効果が出にくい方もいらっしゃいます。フィナステリドの効果予測の指標として遺伝子検査がありますが、遺伝子検査において効果がでやすいという結果であったとしても実際には使用してみなければフィナステリドが効くかどうかはわかりません。そのため最初からデュタステリドを使用することで、フィナステリドの効果がないであろう患者様にも効果を実感していただける可能性が高まります。
その治療薬として知られているフィナステリドと作用機序が同じである前立腺肥大症治療薬のデュタステリド ..
一方で、アボルブは前立腺肥大症の薬として承認されています。実は男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)は前立腺を肥大させる作用もあり、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えるデュタステリドが肥大化を抑えます。
KSPクリニック 溝の口健康管理センターのお知らせ「AGA治療薬 デュタステリドカプセルの取扱いを始めました。」のページです。
プロペシアは、世界中で使用されている、もっとも一般的なAGA治療薬です。5αリダクターゼⅡ型に作用します。服用から3ヶ月〜半年程度で効果を実感しはじめるため、ザガーロと比べると、早めに効果を感じられる治療薬といえます。
AGA治療デュタステリド&女性用育毛外用剤 | 栃木県小山市 皮膚科
なお、デュタステリド(ザガーロ)を服用して性機能障害の副作用が生じた場合は、バイアグラなどのED治療薬で治療していくのが一般的です。AGA治療をしつつ性機能も同時にキープしたいときは、医師に相談すると良いでしょう。
【AGA治療/薄毛】デュタステリドの真実をお話しします | 美容コラム
デュタステリド(ザガーロ)の副作用は発生頻度が低いため過度な心配はいりませんが、万が一副作用が生じた場合は適切に対処が必要です。もしもデュタステリド(ザガーロ)を服用して副作用が出たら、一旦服用を中断して医師に相談しましょう。