また、筋弛緩作用も強いので、肩こりなどにも使われます。 中間型の比較 ..


うつ状態では注意が散漫になったり我慢する力が弱まったりします。そのためにADHD(注意欠陥/多動性障害)と誤って診断される場合があります。特に悲しみなどの抑うつ気分や興味の喪失が目立たず焦燥感が強い場合にはADHD(注意欠陥/多動性障害)を疑う必要があります。もちろん、ADHDなどの発達障害の方が、学校や会社などの社会生活で失敗体験を繰り返すと二次的にうつ病を発症する場合もあり、その時は両方の診断がつくことになります。そうしたケースではうつ病の治療を行うだけでは不十分であり、発達障害の評価と十分な理解が必要です。


自分の気持ちに気づきにくい人(児童思春期や老年期に多い)は、むしろ「頭痛」「関節痛」「腰痛」「胃部不快感」「肩こり ..

①SDA(リスペリドン(リスパダール)、ペロスピロン(ルーラン)、ブロナンセリン(ロナセン)、パリペリドン(リスペリドンの代謝物)(インヴェガ)、ルラシドン(ラツーダ)):
ブチロフェノン系に似ています。中脳皮質系や線条体ではドーパミン神経終末上のセロトニン2A受容体遮断によりドーパミン放出が促進され、それぞれ陰性症状、錐体外路系副作用(EPS)を軽減、改善します。
ペロスピロンは抗不安薬タンドスピロンの誘導体で、セロトニン1A受容体を介する作用により、統合失調症の強迫症状に有効との報告があります。
ブロナンセリンはD2受容体への結合親和性が最も高く、鎮静作用が殆どなく、また血液脳関門を通過して脳内へ移行し易い為、脳下垂体への影響が少なく高プロラクチン血症を起こしにくい。
ルラシドンはヒスタミンH1、ムスカリンM1受容体に対しては結合親和性を殆ど示さない為、体重増加や過鎮静、口渇、便秘などの副作用は非常に少ない。空腹時に服用すると吸収が低下し血中濃度が十分上昇しない為、1日1回食後投与します。

うつ病の治療に最も重要なことは、ご本人と周囲の人が病気を理解し、十分な休養をとることです。それは簡単なことのようですが、実際には病前性格が責任感の強い性格であったりすると周囲がいくら休めといっても本人が休むことを拒否する場合があります。また経済的な理由や、介護など家族関係の理由から本人が実際に休息をとることが難しい場合もあります。当院では、まず病気についての説明を患者さんとご家族に行い、ご本人が休息をとるためにどのような環境づくりをしていくかを共に考え、アドバイスいたします。症状の重篤さに応じ、医師が診断書を記載して休職(休学)をしていただく場合もあります。治療期間は非常に治療が上手くいった場合でも最低6〜8週間は必要です。(患者さんが復帰を急がれる場合は、患者さんの意向を尊重して対応をしていきますが、病状を鑑みてあまりにも無謀であればお止めする場合があります。)職場(学校)復帰に際しては、ご本人の同意が得られれば職場の健康管理医や人事担当者(子どもの場合は学校教員)と相談して、可能な限り馴らしのステップを踏めるように調整します。経済的な問題や、家族関係の問題を抱えていらっしゃる場合には、本人のみならず家族に対し、医師、精神保健福祉士より様々な医療・福祉サービスの活用を提案いたします。

(レクサプロ)、2位:セルトラリン(ジェイゾロフト)、3位:ミルタザピン(リ ..

セロトニンのみに作用し、抗うつ作用はやや弱く、本格的なうつには効果不十分ですが、うつ病以外の適応症(強迫性障害、パニック障害、社会不安障害)があります。適応外ですが、摂食障害、PTSDなど(アメリカでは適応)にも使用されます。
三環系抗うつ薬のような抗コリン性の副作用や、心毒性、鎮静作用が少ない。
嘔気、悪心などの消化器症状(服用中に消失することが多い)、眠気、めまい、ふらつき、性機能障害。
急に止めると「フワフワ」「ビリビリ」といった退薬症状が見られます(特にパロキセチン(パキシル))。
血中濃度半減期は、エスシタロプラム>>セルトラリン>パロキセチン>フルボキサミンの順に長く、最高血中濃度到達時間はいずれも5時間以上→夕食後投与で翌朝に眠気等の持ち越しがある場合は、服用時刻を夕から昼にずらす事により、日中の副作用を回避できます。
セロトニン症候群(SS)に注意!

SSRIは選択的セロトニン再取り込み阻害薬のことで、脳内の細胞外セロトニン濃度を上昇させることで、抗うつ作用を示すとされています。SSRIの開発は、その副作用の少なさから、うつ病の薬物療法に多大な影響を与えました。SSRIは抗うつ作用のみならず、抗不安作用も有していることから、強迫性障害、全般性不安障害、社会不安障害などにも使用されるようになりました。わが国で全般性不安障害に適応はありませんが、よく使用されているSSRIを紹介します。

レクサプロ、(エスシタロプラム)は現在最もよく使用されている抗うつ剤です ..

この薬も薬物相互作用が少ないとされており、用法も1日1回であることからよく用いられています。日本ではうつ病、うつ状態の他、パニック障害、外傷後ストレス障害(PTSD)に適応があり、海外では強迫性障害、月経前気分障害、全般性不安障害の治療薬としても使用されています。主な副作用は、吐き気、眠気、口の乾き、頭痛、下痢、めまいがあります。効果は比較的マイルドですが、副作用で離脱(薬が続けられなくなること)が少ないため、全般性不安障害に対して最も推奨されるSSRIの一つです。

(2)非定型抗精神病薬(第二世代)
第一世代に比べて錐体外路症状が少なく、陰性症状にも有効と言われます。第一世代と同様にD2受容体を遮断しますが、(2)中脳皮質系や(3)線条体ではドーパミン神経終末上のセロトニン2A受容体遮断によりドーパミン放出が促進され、それぞれ(2)陰性症状、(3)錐体外路系副作用を軽減、改善すると考えられています。オランザピン、アリピプラゾールには神経保護作用があり、非可逆的である陰性症状の進行を防止するとの報告があります。D2受容体に対する結合親和性は、ブロナンセリン>プレクスピプラゾール≧アリピプラゾール≧アセナピン>>他剤。

また、気分落ち込みはそれほど目立たないものの、倦怠感、頭痛、肩こりなど、身体 ..

②パロキセチン(パキシル):
高用量ではノルアドレナリンにも作用。抗コリン作用あり。
自身を代謝する酵素を阻害する為、投与量を増減すると血中濃度が急速に上下(血中濃度の非線形性)→退薬症状が出やすい、高齢者では血中濃度が高くなる為、推奨される投与量は10~20mg。
日本ではうつ病以外に全般性不安障害を除く全ての不安障害(パニック障害、強迫性障害、社交不安障害)の適応となっています。

日本で初めて上市されたSSRIであり、うつ病、強迫性障害や社会不安障害の治療によく用いられます。SSRIとしては用量調節の幅が広く、マイルドに効く印象で単剤では副作用が少ないです。一方、多剤の併用時には薬物相互作用には一定の注意が必要であり、当院で使用する場合は、当院と連携の薬局で、ダブルチェックを行っております。


そのほか、緊張、いらいら、怒りっぽさなどの精神症状、肩こりや頭痛などの身体 ..

④エスシタロプラム(レクサプロ):
セロトニンに対する選択性が高い。
脳内移行が強い→末梢性の副作用が少ない。
「アロステリック作用」により、作用部位であるセロトニン・トランスポーターに長時間結合(結合半減期130時間)→効果が強く持続し、離脱症状が出にくい。
初回投与量のまま増量不要。
女性に対する有効率がセルトラリンに次いで高いとのデータがあります。
ヨーロッパではうつ病以外に全ての不安障害の適応(スウェーデンでは月経前不快気分障害(PMDD)にも適応)となっています。

肩こりの症状緩和、今までより1時間程長く眠れるようになる。食欲不振が良くなり ..

(1)定型抗精神病薬(第一世代)
錐体外路症状、高プロラクチン血症、遅発性ジスキネジアを起こしやすい。

①ブチロフェノン系(ハロペリドール(セレネース)など):抗幻覚妄想作用が強い。

②フェノチアジン系(クロルプロマジン(コントミン)、レボメプロマジン(ヒルナミン、レボトミン)など):鎮静作用が強い。
フェノチアジン系は顆粒球減少症(フェノチアジン系によるアレルギー反応で、投与量とは無関係。服薬3~8週に発症のピーク、死亡率20~50%。発熱、咽頭痛があり、白血球3500以下、好中球30%以下の場合は直ちに投薬を中止し、十分な抗生物質、ステロイド剤などを用いる。)、皮膚色素沈着、角膜・水晶体の混濁を起こします。

レクサプロを1錠の半分をずっと一年間くらい飲んでいて、夏休みに入ったので、母が夏休み中はやめたら? ..

新規抗うつ薬の中では副作用も比較的強いですが、最強のSSRIとして知られ効果がもっとも強い部類の薬です。うつ病、うつ状態の他、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷後ストレス障害などに広く用いられます。副作用は、吐き気、眠気、口の乾き、めまい、便秘などがあります。(他の SSRIでも起こりうることですが)、急に中断するとめまい、知覚障害、睡眠障害、不安、焦燥感、震え、発汗、頭痛、下痢などの離脱症状が出現することがあり、減薬は段階的にゆっくりと行います。

[PDF] レクサプロ錠 10mg レクサプロ錠 20mg

ですがレクサプロには、眠気やふらつきなどの副作用が生じる可能性はあります。ですからレクサプロでは、

レクサプロ 肩こりのお悩みも医師にすぐ聞ける

(4)SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)(ミルナシプラン(トレドミン)、デュロキセチン(サインバルタ))、イフェクサーSR(ベンラファキシン) 三環系抗うつ薬と同等な抗うつ作用を持つ。
SSRIに比べると、効果発現が少し速く、1週間以内に効果がみられ、2週間後は効果が少しずつ高まってくると言われます。
三環系抗うつ薬のような抗コリン性の副作用や、心毒性、鎮静作用が少ない。
ノルアドレナリン特有の副作用→排尿障害、頻脈、血圧上昇

レクサプロの副作用 (エスシタロプラムシュウ酸塩•抗うつ薬)

SNRIは選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬のことで、脳内の細胞外セロトニン・ノルアドレナリンの濃度を上昇させることで、抗うつ作用を示すとされています。わが国では全般性不安障害に適応はありませんが、よく用いられているSNRIを紹介します。

特に飲みはじめや飲む量を変更した時に、不安感などの症状が悪化することがあります。 24歳以下の患者ではリスクが増加しやすいといわれているので注意が必要です。 急に使用を中止した場合にも、不安になる、イライラする、あせる、興奮しやすくなる、めまい、感覚の異常、頭痛、吐き気などの症状があらわれることがあります。

2020年の新型コロナウイルス(Covid-19)の流行により、私たちの生活は一変しました。とりあけ全般性不安障害(全般不安症)の人は、新型コロナウイルスによって、もっとも影響を受けたこころの病気であったといえそうです。なぜなら、この厄介なウイルスは目に見えないためどこに潜んでいるかもしれず、また無症状の人であっても感染している可能性があるので、全般性不安障害(全般不安症)の方は、外出して人とすれ違うだけで「感染してしまったらどうしよう」という強い不安を抱いて多くの方が家に閉じこもりがちとなりました。もちろん公衆衛生という観点では、外出を控えることは望ましい行動なのはいうまでもありませんが、全般性不安障害(全般不安症)の方が自宅で過ごす時間が長くなると、ワイドショーなどの新型コロナウイルスのニュースばかり見ることになり、「発熱したらどうしよう」「家族にうつしてしまったらどうしよう」「職場にウイルスを持ち込んだらどうしよう」などと考え、不安が高まりやすくなり、他の対象に対する不安も相乗的に高くなってしまい入院が必要なレベルまで重症化してしまう方がたくさんいらっしゃいました。そのような例があったことから(議論はあるかと思いますが)コロナの外出制限下であっても、全般性不安障害の方は、マスクなど感染予防を行った上で朝の屋外での散歩などは積極的にするべきであると指導させていただいております。当院が推奨する、コロナに負けない生活習慣については、のページをご参照ください。

その一方でレクサプロをはじめとした抗うつ剤は、片頭痛の予防効果もしられています。 セロトニンが安定することで脳血管の拡張を予防でき、さらにはセロトニンには痛みの抑制効果があること知られています。

うつ病、うつ状態に適応があり、糖尿病性神経障害に伴う疼痛や、線維筋痛症に伴う疼痛にも適応となっています。海外では、腹圧性尿失禁や、全般性不安障害に用いられる場合もあります。主な副作用は、吐き気、下痢、便秘、食欲不振などの消化器症状、眠気、口の乾き、頭痛、不眠、倦怠感、めまいなどがあります。

【精神科医が解説】エスシタロプラム(レクサプロ)とは?

デュロキセチン同様、うつ病、うつ状態に適応があり、うつ症状の改善に有効な薬です。また低容量では選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)のような特徴を持つことから、欧米では不安に対する効果が認められており、社会不安障害、全般性不安障害、パニック障害にも用いられています。主な副作用は吐き気、腹部不快感、眠気、めまい、口の乾き、頭痛です。デュロキセチンも同様ですが、肝機能障害のある患者では慎重に増量する必要があります。

抗不安薬(精神安定剤)の効果と作用時間の比較

③イフェクサーSR(ベンラファキシン):
デュロキセチンよりも更にセロトニン優位で、投与後まずセロトニンの効果が発現します。
アメリカではうつ病以外に強迫性障害を除く全ての不安障害(全般性不安障害、パニック障害、社交不安障害)の適応となっています。
脳内移行が強い→末梢性の副作用が少ない。
高度の肝障害・腎障害には禁!

心療内科・精神科

NaSSAはノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬のことで、α2受容体を遮断することでノルアドレナリン作動性神経系を増強し、α1受容体を介してセロトニン作動性神経系の発火を促し、脳内の細胞外セロトニン・ノルアドレナリンの濃度を上昇させることで、抗うつ作用を示すとされています。わが国では全般性不安障害に適応はありませんが、紹介をさせていただきます。

不安に使われる抗うつ剤

うつ病の第一選択薬の一つとしてうつ病、うつ状態に適応があり、うつ病における症状のうち、特に不眠、不安、イライラ感や食欲不振に対して有効です。投与して1〜2週間という短期間で抗うつ効果が発現すること、他の抗鬱薬で問題となりやすい投与初期の吐き気、食欲不振などの副作用が少なく安全性が高いことが知られています。主な副作用は眠気、口の乾き、便秘、肝機能障害がありますが、副作用のほとんどが投与初期に発現し、ほとんどが軽度であり、もっとも副作用の少ない薬の一つと評価されています。SNSなどでは、太るということで、よく話題になるミルタザピンですがべての人で体重増加がみられるわけではありません。