1頭当たりデキサメタゾンとして、下記量を1日1回皮下又は静脈内に注射する ..


フィラリアは心臓に寄生する寄生虫によっておこる犬の病気で、蚊によって伝染します。これからの季節、蚊が多くなりフィラリア症(犬糸状虫症)に対する対策が必要です。現在優れたフィラリア予防薬が開発されており、月1度の投与で確実に予防できるようになりました。


イヌ(品種、性別及び匹数不明)にデキサメタゾンリン酸エステルを 1 か月間静脈内

ミクロフィラリアを殺す薬
● ジチアザニン
シアニン色素で、青紫色の粉末です。1週間程度経口投与します。この薬を投与している間は便が青く染まります。予防薬であるレバミゾール、イベルメクチン、ミルベマイシンオキシム(後述)も高用量でこの目的使用されます。

フィラリアの予防薬
フィラリアに感染しないためにはその中間宿主である蚊との接触をさけることが理想的ですが、これは室内犬といえども不可能なことです。そこで開発されたのが、イヌ糸状虫の感染期間、すなわち蚊に刺される可能性がある期間を通じて連続投与し、犬に感染した直後の幼虫の段階で駆除する「感染予防薬」です。

● イベルメクチン
● ミルベマイシンオキシム
● モキシデクチン
これらの薬はいずれも土壌中の放線菌が作る生理活性物質で、フィラリア以外の多くの寄生虫(イヌ回虫、こう虫、鞭虫などの線虫)、さらに毛包虫などの昆虫に対しても効果を示します。フィラリアに対しては幼虫とミクロフィラリアに効果を示し、通常の用量では成虫には効きません。

⑴下垂体性
可能であれば、治療を始める前に下垂体の腫大があるかないかをMRI、CT検査で確認しておくべきです。
下垂体の腫大があるならば、放射線治療か下垂体の摘出が勧められます。
腫大がある状態で内科治療を始めると、コルチゾール低下によるネガティブフィードバックにより、ますます下垂体が大きくなる可能性があり、昏迷や行動異常などの神経症状が出てくることがあります。
腫大が無ければ、内科療法を行います。

低用量デキサメタゾン抑制試験デキサメタゾンはステロイドの一つです ..

●ピペラジン
回虫とこう虫に効果があります。古くから使用されている薬で薬局でも売られています。安全性と有効性に問題があり、最近では使用頻度は減っています。

「心不全に使われる薬」のシリーズのなかで、強心薬と血管拡張薬を取り上げてきましたが、心不全を治療するもう1つの薬として「利尿薬」があります。利尿薬はその名のとおり尿の量を増やす作用を持ち、これによって全身を循環する血液の量を減らし、心臓にかかる負担を減らして弱った心臓を保護し、また同時に心不全に伴う浮腫(むくみ)を取ります。心不全の他にも様々な病気に用いられる薬です。


心不全が起こっているとレニン-アンギオテンシン系が亢進しているので、腎臓からのナトリウムの排泄が少なくなり血液中のナトリウム濃度が高くなります)。そうすると血液中のナトリウムの濃度を下げるために水分の排泄を抑え、循環血液量が増えることになります。この様な状態では心臓は必要以上に多くの血液を処理しなければならず負担(負荷)がかかります。心不全の初期には、この負荷を小さくする目的で尿の量を多くする利尿薬が投与されます。利尿薬は血管拡張薬や強心薬を使う前の第一選択薬(はじめに使う薬)として現在でも広く用いられている薬です。

デキサメタゾンのラット、イヌ、牛及びヒトの血漿中タンパク質との結合が ..

薬には、その効果と引き換えに、副作用がかならずついてきます。
購入するとき、投薬するときは、そのような薬に関する情報をきちんと得ておくことをお勧めいたします。

●マクロライド類
イベルメクチン
ミルベマイシンD
ミルベマイシンオキシム
モキシデクチン など
回虫をはじめとするほとんど全ての線虫に有効です。犬糸状虫の予防剤として広く用いられている薬で、犬糸状虫の予防をしていれば自然と回虫、こう虫の駆除もしていることになります。フィラリア予防剤が普及してきたおかげでこれらの感染も減少してきています。

デキサメタゾン、プレドニゾロン、ヒドロコルチゾンなどがあり、作用の強さや ..

アルファ獣医科病院の森内先生は、できるだけ犬猫たちに負担をかけないように治療を考えるやさしい獣医師です。

●ベンズイミダゾール類
フルペンタゾール
パーペンタゾール
フェバンテル など
回虫、こう虫、鞭虫、さらに吸虫や条虫にも効果がある薬物群で、作用スペクトルの広さと安全性に優れ最も多く用いられている薬です。フェバンテルは体の中に入るとベンズイミダゾールカルバマートに変換しフェンペンタゾールとして駆虫効果を示します。


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心臓への負荷を小さくするにはいろいろな方法があります。第1の方法は、動脈の血管を拡張して径を大きくしてやることです。これによって後負荷が改善されます。第2の方法は、静脈の血管を拡張して戻ってきた血液が蓄えられるスペースを作ってやる方法です。これによって前負荷が軽減します。第3の方法は循環血液量を少なくしてやる方法です。この様に、心臓の機能に直接影響を与えずに血圧を下げ、心臓にかかる負荷を取り除いて働きすぎの心臓を休ませると、全身の血液循環は改善され心不全も改善されます。

犬の医原性および自然発生クッシング症候群 における臨床徴候の比較

外耳炎
外耳道が炎症をおこした状態で、耳垢がたまり、痒みや痛みがあります。痒みのために頭をふったり、耳をこすったり、ひっかいたりします。痛みがひどいと頭部を飼い主にさわられるのを嫌うようになり、また精神的にも落ち着かなくなります。犬の耳の病気の中で最も多くみられる病気です。

中耳炎
外耳炎の炎症と細菌感染が中耳にまで広がって起こります。中耳に膿がたまりひどい場合は鼓膜を破って外に出てきます。そのような場合には難聴となります。

験(LDD-ST)により視床下部 - 下垂体 - 副腎軸の抑制

老齢の犬、特に小型犬に「僧帽弁閉鎖不全症」が多発しています。血液の流れをスムースにする心臓の弁がうまく働かなくなるために心不全を起こす病気です。この病気に、アンギオテンシン変換酵素阻害剤という「血管拡張薬」が投与され、非常に良い結果がえられています。

(1)品目名:デキサメタゾン[ Dexamethasone ]

心不全は表立った症状の出ないレベルで発見されることが望ましく、早ければ早いほど治療の効果は高まります。 心不全の治療には、以下の3つの種類の薬が用いられます。

牛にデキサメタゾンリン酸エステルナトリウム水溶液にデキサメタゾンフェニルプロピオン酸エ.

耳疥癬
0.5mm位のミミヒゼンダニが外耳道に寄生して起こるもので、犬の外耳炎の原因として最も多いものです。はじめは無症状ですがしだいに激しい痒みと炎症を起こすようになります。たいていコーヒー豆を挽いたもののような耳垢がみられます。耳垢を採取して顕微鏡で見るとすぐに診断がつきます。ミミヒゼンダニは犬の皮膚からリンパ液や血液を吸います。この時虫の抗原に暴露されアレルギー反応を起こし、症状を悪化させます。

また、ACTH刺激試験にて診断が困難な場合はCRH負荷試験や低用量デキサメタゾン ..

心不全は様々な原因で起こります。以前は、犬のフィラリア症が心不全の大きな原因でしたが、最近増えているのが、心臓の弁がうまく機能しなくなる弁膜症です。特に老齢の小型犬にみられる「僧帽弁閉鎖不全」といわれる病気が非常に増えています。僧帽弁閉鎖不全を起こすと、左心房に血液が逆流し、左心房、肺、右心室、右心房に血液がたまりがちになります。その他、幾つかの先天性の犬の心臓病が知られています。

コロナ治療薬「デキサメタゾン」とは? | ぽちたま薬局スタッフブログ

犬の食道の大部分は自分の意志で動かすことの出来る骨格筋で出来ており、人とは違っていったん胃に取り込まれ食べ物を自分の意志で吐くことも出来ます。食べ過ぎた場合、あるいは食後にすぐ散歩をした場合など、特に病気というわけではなく嘔吐をすることがよくあります。 嘔吐は延髄(脳の下の部分)にある嘔吐中枢が興奮することによって起こります。嘔吐中枢は、感情、恐怖、異常な興奮などの小脳からの刺激、消化器に起こった炎症などの刺激、薬物や中毒物質の刺激などによって興奮し、横隔膜などの筋肉を急激に収縮させて嘔吐を起こします。

犬のクッシング症候群 症状と原因、治療方法について解説します。

抗アレルギー薬はアレルギーを起こす体質(アトピー性素因)を変えるものではありません。従って原因を放置したまま薬の投与をやめれば、再発する可能性が大きいといえるでしょう。 副腎皮質ステロイドの作用は極めて強力で、使えば症状はほとんど完全に消えてしまいます。いわば魔法のような薬です。しかし副腎皮質ステロイドの使用には大きな落とし穴があります。それは、「耐性」と「リバウンド(跳ね返り)」という現象です。

Veterinary immunology and immunopathology; 2024Feb01; Vol

病的な嘔吐の場合、その状態を詳しく観察することにより、消化器のどの部分の障害が原因なのかを判断することが可能です。食べると直ぐに吐いてしまう場合は食道疾患、胃炎、胃内異物などが疑われます。食餌と関係なく嘔吐がみられる場合は、消化管の閉塞、全身性の疾患、癌などが疑われます。食欲があって嘔吐をしているのか、無くて嘔吐をしているのかも重要な情報となります。 嘔吐は消化器の異常が原因であることが多いものの、それ以外の臓器に原因があることもあるので注意が必要です。また、嘔吐を繰り返すと体の中の電解質が失われ、極めて危険な状態となるため注意が必要です。

デキサメタゾン; ベタメタゾン; フルドロコルチゾン; デオキシコルチコステロン

抗炎症作用だけを強めた多くの合成ステロイド剤が開発されています。デキサメタゾン、プレドニゾロン、ヒドロコルチゾンなどがあり、作用の強さや作用する時間が異なり、症状によって使い分けされます。その作用は非常に強力で、ほとんど全ての炎症を完全に押さえてしまいます。

犬猫へのデキダメタゾンの使用方法、免疫抑制や免疫機能コントールに使用.

胃炎・胃潰瘍: 腐敗した食べ物や異物、有害な化学物質を摂取して胃粘膜を傷害したことが原因となり、急性あるいは慢性に経過します。細菌やウイルス感染が原因で起こることもあります。症状が進むと胃粘膜に傷が出来、潰瘍となります。胃炎や胃潰瘍になると食欲が減退し、虚弱やうつ状態となります。嘔吐を頻繁にするようになるのも特徴です。胃粘膜の炎症が潰瘍へと進むと嘔吐物のなかに血が混じるので分かります。ひどい場合は便に血液が混じりいわゆるタール様便を見ることもあります。人と同様に、犬でも精神的なストレスによっても胃炎や潰瘍が起こります。

小腸炎: 食べ物を原因とする消化性下痢が最も多くみられます。まれに食餌性アレルギーによる下痢もみられます。その他、ウイルス性、細菌性、寄生虫性の腸炎があります。恐ろしいのはパルボウイルスによる胃腸炎で放置すると急速に悪化して死亡します。パルボウイルスはワクチン接種で予防することが出来ます。感染性腸炎の場合、便に悪臭のあるのが特徴です。

大腸(結腸)炎: 大腸は水分や電解質を吸収するのでここに炎症が起こると下痢を起こします。大腸炎の場合粘液が混じり、潰瘍があると血液が混ざります。大腸の下部で出血があると赤い新鮮血が混じるので分かります。精神的なストレスが原因でおこる下痢もあります。

プレドニン錠5mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

最近、アトピー性皮膚炎や喘息などアレルギー病に苦しむ人が増え社会問題ともなっていますが、犬の世界でもアレルギー疾患が増えています。特に、室内犬ではハウスダストが原因と思われる皮膚炎が年々増加傾向にあります。アレルギーを完治させることはむずかしく、気長な治療が必要です。

・新型コロナウイルス感染症ではデキサメタゾンが推奨されているが ..

動物用の殺虫剤の安全性は高いといわれているものの、何かの事故で多量に犬が摂取する場合も考えられます。また、まれに感受性が高い犬がいて、通常の使い方でも軽い中毒症状を示すこともあります。その場合には、元気がなくなり涎を流す、嘔吐するなどの症状が出ます。さらに症状が重いと、震えや運動障害を起こし、身悶えや痙攣などの神経症状が出ます。この様な場合、安静を保って直ぐに獣医師の手当てを受けることが必要です。