ミノサイクリンやクラリスロマイシンによる適切な初期治療が重症化予防に重要です。 ..


タミフル(抗ウイルス剤)バニラアイス、リンゴジュース、では逆に苦みが増します。混ぜるとすればチョコアイスクリームのみ苦みが増しません。 4.カロナール細粒(解熱鎮痛剤)ヨーグルト、スポーツ飲料、果汁ジュースなどで苦みが増します。 5.その他フロモックス、ホスミシンは何も混ぜない方が飲みやすい。セフゾン、ケフレックスは味が良い。 赤ちゃんにハチミツを与えると、乳児ボツリヌス症という病気にかかることがあるので注意してください。 乳児ボツリヌス症とは?1歳未満の赤ちゃんがハチミツなどの食品に混入したボツリヌス菌の「芽胞(がほう)」と呼ばれる、菌の種のようなものを口にしたことで発症する感染症です。神経系や筋肉に麻痺を起こす病気です。 抗生物質以外にも、病院で処方される薬は必ず正しく飲みましょう。薬の飲み方について、ご不明な点や不安に思うことがあれば三国の内科、小児科のファミリークリニックあいにご相談ください。 06-6150-2051


ヘルパンギーナ · 水疱瘡 · 麻疹・風疹 · おたふくかぜ · 蕁 ..

【治療】
ウイルスそのものに対する特効薬はありません。
咳や鼻水の症状を軽減する薬を服用します。喘鳴がひどい場合は、吸入器を借りて自宅でも、気管支の炎症を抑えたり、気管支を広げる作用の薬を吸入すると、夜間の咳が軽くなって眠れるようになります。
高熱で眠れない位にきつがる時は、解熱剤を使ってもいいでしょう。ただし、解熱剤は病気を治す薬ではなく、使い過ぎるとかえって治りにくくなることもあるので、使い過ぎないように注意しましょう。
飲食ができなかったり、脱水がある場合は、点滴を行います。このような治療により、重症化して入院が必要となることはほとんどありませんが、生後6ヶ月未満の乳児や、喘鳴が強かったり肺炎で呼吸状態が悪い例は入院が必要なこともあります。
本疾患はウイルス感染症ですので、熱があっても基本的に抗生物質は不必要です。熱が高い場合は、漢方薬を服用すると早く解熱します。ただし、経過中に細菌が感染する(二次感染)可能性も考えて、熱が続く場合は血液検査をしたうえで、必要に応じて抗生物質を併用します。

潜伏期は通常2~3週間で、初発症状は発熱、全身倦怠、頭痛などである。咳は初発症状出現後3~5日から始まることが多く、当初は乾性の咳であるが、経過に従い咳は徐々に強くなり、解熱後も長く続く(3~4週間)。特に年長児や青年では、後期には湿性の咳となることが多い。鼻炎症状は本疾患では典型的ではないが、幼児ではより頻繁に見られる。嗄声、耳痛、咽頭痛、消化器症状、そして胸痛は約25%で見られ、また、皮疹は報告により差があるが6~17%である。喘息様気管支炎を呈することは比較的多く、急性期には40%で喘鳴が認められ、また、3年後に肺機能を評価したところ、対照に比して有意に低下していたという報告もある。昔から「異型肺炎」として、肺炎にしては元気で一般状態も悪くないことが特徴であるとされてきたが、重症肺炎となることもあり、胸水貯留は珍しいものではない。
他に合併症としては、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、膵炎、溶血性貧血、心筋炎、関節炎、ギラン・バレー症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群など多彩なものが含まれる。
理学的所見では聴診上乾性ラ音が多い。まれに、胸部レ線上異常陰影があっても聴診上異常を認めない症例があり、胸部レ線検査が欠かせない。胸部レ線所見ではびまん性のスリガラス様間質性陰影が特徴とされてきたが、実際には多いものではなく、むしろウイルス性、真菌性、クラミジア性のものに多いと報告されている。マイコプラズマ肺炎確定例では、大葉性肺炎像、肺胞性陰影、間質性陰影、これらの混在など、多様なパターンをとることが知られている。血液検査所見では白血球数は正常もしくは増加し、赤沈は亢進、CRP は中等度以上の陽性を示し、AST 、ALT の上昇を一過性にみとめることも多い。寒冷凝集反応は本疾患のほとんどで陽性に出るが、特異的なものではない。しかしながら、これが高ければマイコプラズマによる可能性が高いとされる。

ですので、症状や経過からウイルス性感染症が疑われるような時には、原則抗生剤を処方していません。 ・治ったら飲まなくても良い?

百日咳は世界的に見られる疾患で、いずれの年齢でもかかるが、小児が中心となる。また、重症化しやすく、死亡者の大半を占めるのは1 歳未満の乳児、特に生後6カ月未満の乳児である。WHOの発表によれば、世界の百日咳患者数は年間約1,600万人で、その約95%は発展途上国の小児であり、小児の死亡数は19.5万人にのぼるとされている。
わが国における百日咳患者の届け出数(伝染病予防法では届出伝染病として全例報告されることになっていた)は、ワクチン開始前には10万例以上あり、その約10%が死亡していた。百日せき(P)ワクチンは1950年から予防接種法によるワクチンに定められ、単味ワクチンによって接種が開始された。1958年の法改正からはジフテリア(D)と混合のDP二種混合ワクチンが使われ、さらに1968(昭和43)年からは、破傷風(T)を含めたDPT 三種混合ワクチンが定期接種として広く使われるようになった。これらのワクチンの普及とともに患者の報告数は減少し、1971年には206例、1972年には269例と、この時期に、日本は世界で最も百日咳罹患率の低い国のひとつとなった。しかし、1970年代から、DPTワクチン、特に百日せきワクチン(全菌体ワクチン)によるとされる脳症などの重篤な副反応発生が問題となり、1975年2月に百日せきワクチンを含む予防接種は一時中止となった。同年4月に、接種開始年齢を引き上げるなどして再開されたが、接種率の低下は著しく、あるいはDPTではなくDTの接種を行う地区も多く見られた。その結果、1979年には年間の届け出数が約13,000例、死亡者数は約20例に増加した。
その後、わが国において百日せきワクチンの改良研究が急いで進められ、それまでの全菌体ワクチン(whole cell vaccine)に代わり無細胞ワクチン(acellular vaccine)が開発された。1981年秋からこの無細胞(精製、とも表現する)百日せきワクチン(aP)を含むDPT三種混合ワクチンが導入され、その結果、再びDPTの接種率は向上した。また、1981年7月から「百日せき様疾患」として、定点医療機関(以下、定点)からの報告による感染症発生動向調査が開始され、伝染病予防法に基づく届出数の約20 倍の患者数が報告されるようになった。1982年には全定点からの報告数が23,675(定点当たり12.59)で、その後は約4年毎に増加するパターンを示しながら減少した。さらに1995年4月からはDPTワクチンの接種開始年齢がそれまでの2歳から3カ月に引き下げられた。

【治療】
マクロライド系抗生物質のクラリスロマイシンが第一選択です。通常のセフェム系抗生物質では効かないので、必要な検査をしたうえで、適切な治療をすることが大事です。8歳以上の児には、テトラサイクリン系のミノマイシンという錠剤も使えます。粉薬が飲めない児には、使いやすい薬です。有効な抗生物質を服用すると、2日以内に解熱し、咳も徐々に治まっていきます。

[PDF] 平成30年 第40週 平成30年10月1日(月)~平成30年10月7 ..


病原体は肺炎マイコプラズマ( )であるが、これは自己増殖可能な最小の微生物で、生物学的には細菌に分類される。他の細菌と異なり細胞壁を持たないので、多形態性を示し、ペニシリン、セフェムなどの細胞壁合成阻害の抗菌薬には感受性がない。専用のマイコプラズマ培地上にて増殖可能であるが、日数がかかり(2~4 週間)、操作もやや煩雑で、雑菌増殖による検査不能例も発生する。肺炎マイコプラズマは熱に弱く、界面活性剤によっても失活する。
感染様式は感染患者からの飛沫感染と接触感染によるが、濃厚接触が必要と考えられており、地域での感染拡大の速度は遅い。感染の拡大は通常閉鎖集団などではみられるが、学校などでの短時間での暴露による感染拡大の可能性は高くなく、友人間での濃厚接触によるものが重要とされている。病原体は侵入後、粘膜表面の細胞外で増殖を開始し、上気道、あるいは気管、気管支、細気管支、肺胞などの下気道の粘膜上皮を破壊する。特に気管支、細気管支の繊毛上皮の破壊が顕著で、粘膜の剥離、潰瘍を形成する。気道粘液への病原体の排出は初発症状発現前2~8日でみられるとされ、臨床症状発現時にピークとなり、高いレベルが約1 週間続いたあと、4~6週間以上排出が続く。
感染により特異抗体が産生されるが、生涯続くものではなく徐々に減衰していくが、その期間は様々であり、再感染もよく見られる。

生後6ヶ月以上にはエリスロマイシン、クラリスロマイシンなどのマクロライド系抗菌剤(特にカタル.