Q.24ニキビの治療に使われる抗生物質の種類を教えてください。


「ニキビは潰せば治りやすい」といった説があります。実際に面皰圧出という治療法があるため、一概に誤りとは言えませんが、これは消毒した適切な器具で適切な方法で処置する場合を指します。ニキビを見つけたからと言って自分で潰そうとすると、かえって手指や爪、身近にあるピンセットなどの器具から雑菌が患部に付着し、潰した跡から雑菌が増殖しニキビが悪化することもあります。
また、ニキビが気になるあまり過渡に患部に触れてしまったり、髪の毛やマスクがこすれるといった外部からの刺激によって、ニキビが固くなったり化膿することもありますので、衛生面やケアの際には注意しましょう。


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副作用の出にくい薬剤ですが、稀に以下の症状が出現する場合があります。

今回は、ニキビ治療で使われる抗生物質についてお話ししました。
抗生剤については、ニキビ菌をやっつけてニキビを治すメリットだけではなく、耐性菌や下痢などもデメリットの部分はありますが、どのような治療でもマイナスが全くない治療はありません。
ニキビ治療については、抗生物質だけでなく、その都度、皮膚科の先生と相談して治療を決定していくことが大切です。

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ダラシンTゲルの副作用として、稀にかゆみや発赤、刺激感、ヒリヒリ感が出る場合があります。
症状が出た場合は使用を中止し、医師へご相談ください。

自宅でできるセルフケアの一つに洗顔がありますが、肌を清潔に保とうとするあまり一日に何回も洗顔してしまうのは逆効果です。肌に必要な油分を必要以上に流してしまうほか、洗顔時にニキビに触れてしまうことで傷がついてしまったり、刺激によって角質が硬くなるため、ニキビが悪化したり化膿する場合があります。
また、洗顔後の肌は乾燥しやすくなっているため、洗顔後のケアとして保湿を欠かさないように気をつけましょう。

クラリスロマイシン ニキビについて | 医師に聞けるQ&Aサイト

同じ成分の薬です。どちらも先発品です。製造会社が異なりますがどちらもクラリスロマイシンであることには変わりありません。薬価には多少の違いがありますが、先発品とジェネリック薬ほどの大きな差はありません。

ペピオは過酸化ベンゾイル(BPO)という薬剤を2.5%含むゲルです。過酸化ベンゾイルは海外では以前から、ニキビ治療薬とし広い地域で使われてきましたが、日本では2015年にようやく保険適応となった薬です。ベピオはニキビの原因となるニキビ菌やブドウ球菌を殺菌する効果と、古い角質をはがれやすくするピーリング作用のある薬剤です。

塩化ベンゾイル(BPO)は分解されるとフリーラジカルという酸化物質が作られます。フリーラジカルがニキビ菌やブドウ球菌を攻撃します。塩化ベンゾイル(BPO)はその他の抗菌薬(アクアチムやダラシン、ゼビアックスローション)といった薬剤と異なり、耐性菌を生じにくい(ほぼ生じない)という特性があるため、長期で使用するであろうニキビの治療には最適な薬剤です。

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抗生物質は、やっつけたい菌だけでなく、体についている、もしくは腸内にいる菌にも影響を与えます。
理想としては、やっつけたい菌のみを退治できる抗生物質があれば完璧ですが、実際としてニキビ菌に対して推奨されている抗生物質は、比較的広域といってニキビ菌以外の菌にも影響を与えます。
軽度なものでは下痢などの症状がでたり、時にはクロスロイジウム・デフィシルという腸内細菌が増えてしまってひどい腸炎を起こしたりするリスクはあります。もしくは耐性菌を生むリスクもありえます。
ですが、抗生物質を使ってニキビをしっかり治すメリットと、上記の抗生物質によるデメリットを天秤にかけて、皮膚科の先生と話し合って、ここは抗生物質を使用することが望ましい場合に抗生物質を使用することとなります。

ニキビは皮脂が毛穴に詰まることが原因で起きる肌トラブルです。
肌の乾燥やターンオーバーの乱れなどが原因で皮脂が毛穴に詰まり、毛穴の中でアクネ菌が繁殖することによってニキビができてしまいます。

ニキビは白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビに分類されます。
白ニキビは角質が毛穴をふさいで中に皮脂が詰まっている状態で、黒ニキビは皮脂が酸化したり、開いた毛穴がメラニン色素の影響で黒く見えたりする状態です。どちらも初期のニキビで、まだ炎症は起きていませんが、毛穴の奥ではアクネ菌が繁殖し始めています。
赤ニキビはアクネ菌が繁殖することで、小さくできていた白ニキビが炎症を起こし、周辺が赤く見える状態です。触ると痛みを感じることもあります。
黄ニキビは炎症が悪化して膿が溜まった状態です。破れやすく、触れると潰れることもある状態で、毛穴の内側も毛包が破れ周囲に炎症が広がることがあります。

炎症が起きているニキビに対して正しいケアや治療を行わず悪化させてしまうと、赤みや色素沈着、凸凹のクレーターといったニキビ跡が残ってしまいます。ニキビができたときは早期に治療し、ニキビ跡の発生を防ぎましょう。


リンコサミド系のクリンダマイシン外用薬はニキビの治療に効果的です。 ..

炎症が見られる赤ニキビは、炎症反応の原因となるアクネ桿菌を除去する治療が一般的です。おおまかな方法として、細菌そのものに対する抗菌作用、炎症に対する抗炎症作用が用いられます。
炎症が目立つ場合は抗炎症成分のあるミノサイクリン、ドキシサイクリン、ロキシスロマイシン、クラリスロマイシンなど、患部を広げないための抗菌作用を持つクリンダマイシンやナジフロキサシンといった一般的な抗生物質を用います。
また、面皰の治療に使用する過酸化ベンゾイルも抗菌作用をもち合わせているため効果的です。外用抗生物質は長期間使用することで耐性菌が出現するリスクを伴いますが、抗生物質ではない過酸化ベンゾイルでは耐性菌の出現がないという利点があります。

ニキビ跡 | 立川皮膚科クリニック|ニキビ、シミ、赤ら顔の治療

ファロムは、ペネム系の抗生物質です。ミノサイクリン・ドキシサイクリン・ロキシスロマイシンと比較して研究でも治療効果は差が無かったとの報告があり、ニキビ治療に有効とされています。ロキシスロマイシンのように、ドキシサイクリン・ミノサイクリンの次に治療として推奨されています。

マクロライド系の抗生物質(ルリッド・クラリスなど)も、ニキビ菌を殺して炎症を抑える効果があります。

シナールとピドキサールは治療と予防両方に効果を発揮しますが、クラリスロマイシンとダラシンTゲルはもうできてしまったニキビの治療に効果を発揮します。
ドクターが診察し、患者様に合った内服セットを処方いたします。

ニキビの大きな原因のひとつがアクネ菌(Cutibacterium acnes)の毛包内増殖です。ニキビ ..

外出前や大事なイベントが控えている場面では長時間メイクすることがありますが、化粧品を使用する場合には、薄化粧を心掛け、油分の多いファンデーションは選ばないようにしましょう。
必要以上に肌が油分を含んでしまうほか、化粧後の洗顔が適切でないと油分が落ちきらずにニキビの元となる場合があります。化粧後はしっかりスキンケアを行い、肌の保湿、清潔を保ちましょう。

クラリスロマイシン/レボフロキサシン/トスフロキサシン /シプロフロキ ..

ロキシスロマイシンは、マクロライド系の抗生物質です。ドキシサイクリン・ミノサイクリンの次に、ニキビ治療で使われる飲み薬の抗生物質として推奨されています。
ドキシサイクリンやミノサイクリンが使用できない、もしくは内服を続けることができない時に、使用されます。

ルリッドとは. 赤くなったニキビや化膿しているニキビに有効な抗菌薬です。 ルリッドの適応.

炎症がひどく化膿してしまったニキビや、顔全体に炎症が広がるなどの症状が見られる場合、すみやかに炎症を鎮めなければ患部が膿んでしまうなど更に悪化する可能性があります。
また、患部に強いかゆみや痛み、市販薬を使用しても効果がない場合は速やかに医療機関へ相談しましょう。

抗菌薬「ビブラマイシン(ドキシサイクリン)」テトラサイクリン系

過酸化ベンゾイル(BPO)には殺菌効果だけでなく、角質を剥がれやすくする効果(ピーリング効果)があります。このいわゆる「ピーリング作用」によって、毛穴のつまりが解除され、ニキビの治療効果のみのならず、予防効果が発揮されます。そのためベピオはニキビの予防に使うことも可能です。また角質をはがれやすくすることで、ベピオやその他の薬剤の吸収をよくし、薬剤の効果を高める作用もあります。

一般人を対象とした,痤瘡とその対処方法に関する インターネット調査

ニキビを予防するために自宅でできる簡単なケアとして、適切な洗顔で肌を清潔に保ちつつ、化粧水や乳液で水分と油分をバランスよく補い、古い皮脂や角質が残留しないように清潔な肌を持続させることが重要です。おすすめの化粧水や乳液として、ニキビに有効な成分(グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン、ビタミンC誘導体、リチル酸)が配合されたものや、保湿効果のあるもの、無添加成分のものを選びましょう。
また、市販薬を使用する場合は、ニキビになりにくい製品かをチェックするテストを通過した商品を選びましょう。該当する商品には「ノンコメドジェニックテスト済み」と表記されていますので、目安にしましょう。

テトラサイクリン系の抗生物質(アクロマイシン・ミノマイシン・ビブラマイシン)は ..

ニキビの原因は、毛穴の詰まりによる皮脂の滞留と炎症です。つまり、ニキビを予防するには、毛穴の詰まりを解消する事と過剰な皮脂分泌を抑制する必要があります。
たとえ、白ニキビや黒ニキビになってもニキビ予防の基本さえ理解していれば短期間で治療できてしまいますので、基本は頭に擦り込みましょう。

ドルマイシン軟膏; テラマイシン軟膏; イソジン消毒液; 滅菌ガーゼ・テープ ..

ドキシサイクリンも、ミノサイクリンもテトラサイクリン系と呼ばれる抗生物質です。
ドキシサイクリンは、抗菌作用だけでなく抗炎症作用があります。ニキビ治療の対象治療薬としてあげられるほどニキビ治療に対して有効とされています。
主な副作用は、光線過敏症といって、日光にあたった皮膚に赤みや腫れがでることがありますが、中止することで消失します。海外のガイドラインでも推奨されています。
ミノサイクリンは、ドキシサイクリンと同等の効果とされていますが、ドキシサイクリンと比較してめまいや色素沈着などの副作用の頻度が高いため、副作用を考慮するとドキシサイクリンよりも有効性は劣ると言われています。

また、マイコプラズマや肺炎球菌にはクラリスロマイシンが少量でもよく効くとされています。

塗り薬です。洗顔・入浴後など清潔にした状態で化粧水や保湿ケアのあと少し時間を置いてから患部に塗布します。
ニキビ、毛嚢炎の原因となるアクネ菌やブドウ球菌に対して有効で、炎症や化膿を改善する抗生物質です。

ニキビ治療のお薬|大森・大木皮膚科【外用剤と内服を詳しく解説】

炎症の強い赤ニキビや膿を持った黄ニキビが多発している場合、抗生物質の飲み薬が処方される場合があります。
ニキビの治療に用いられる抗生物質は、「テトラサイクリン系(ミノマイシンなど)」や、「マクロライド系(クラリス・ルリッドなど)」、「セフェム系(セフゾン・オラセフなど)」、「ニューキノロン系(クラビットなど)」、「ペネム系(ファロムなど)」があります。
ただし、抗生物質が適応となるのは炎症の強いニキビのみです。抗生物質はニキビの炎症を早く鎮静化させる効果がありますが、ニキビを予防する効果はないため、炎症を起こしていない白ニキビや黒ニキビを治癒させる効果はありません。そのため、繰り返しできるニキビに対しては、抗生物質での治療ではなく、ニキビのはじまりとなる白ニキビをつくらない根本治療をはじめることが、よい結果を生み出します。

デュアックは、ダラシンTの主成分クリンダマイシン(抗菌剤)と ..

細菌による感染症に有効な薬で、ニキビの原因となる細菌への抗菌作用があります。
ニキビの炎症や化膿を改善してくれる抗生物質です。