デキサメタゾン口腔用軟膏0.1%「NK」 | 今日の臨床サポート


(アフタゾロン口腔用軟膏の医薬品インタビューフォーム,2016年1月改訂,第9版,p.5より)


デキサメタゾンは合成副腎皮質ホルモンで、天然の糖質コルチコイドと同

口腔内用軟膏の服薬指導後に、使用法などを患者が正しく理解できているか確認する必要がある。

(アフタゾロン口腔用軟膏の医療用添付文書,2016年1月改訂,第6版より)

じ機序により抗炎症作用を発現するが、天然のものに比べて鉱質コルチコ

薬剤師による服薬指導の際に、軟膏が流れる可能性をあまりにも強調しすぎたため、患者は嚥下してはいけないと誤解してしまった。また、塗布した後は口を閉じても良いことや、飲み込んでも問題ないことをきちんと伝えていなかった。

『』と言って来院される患者さんがしばしばいらっしゃいます。そんなとき、口の中の炎症を抑える目的でステロイドの含まれた軟膏を処方する事があります。ので、炎症を抑える効果のあるステロイドの入った軟膏を使って痛みを和らげることができるかもしれません。ただし、この口内炎の原因次第では、ステロイドの含まれた軟膏は使用出来ません。では、どのような時に使ってよくて、どのような時に使ってはいけないのか?使ってはいけない時にはどうすればよいのか?そもそもステロイドってどういったものなのかについて少しお話ししたいと思います。

【原則禁忌(次の患者には投与しないことを原則とするが,特に必要とする場合

患者は、舌の先に口内炎ができたためクリニックを受診し、アフタゾロン口腔用軟膏<デキサメタドン>が処方された。

そんな副作用のあるステロイド軟膏を口の中に使用するわけですから、大半は流れて胃の中へ飲み込んでしまうことや、皮膚よりも口の中の粘膜の方が薬の吸収率はよいと言う理由から、これまで、ひどい口内炎を除いて、。

以上、口腔用剤について簡単にまとめてみました。 何気なく使用しているお薬だと思いますが、使い方を時々見直してみるといいかもしれませんね。

患者から、「軟膏を口腔内(舌の先の口内炎)に塗ったら、唾液がでて困った」と言われた。その原因は、自己判断で20~30分間口を閉じない、飲み込まないでいたことによると思われた。